2024年6月28日掲載
1.古都ダマスカス مدينة دمشق القديمة
古代都市ダマスカス(こだいとしダマスカス)は、シリアの首都ダマスカスの旧市街に残る歴史的な構造物が登録されたユネスコの世界遺産(文化遺産)。
1979年に登録された。
2013年にシリア内戦による被害のため、シリア国内の他の5つの世界遺産とともに危機遺産に登録された。
エジプト、メソポタミア、地中海地域を結ぶ交通の要衝の地として、紀元前3000年ごろから形成された都市。
中東でも最古の都市の1つである。
バラダ川の南側にあるダマスカス旧市街(Old Damascus)は、城壁に囲まれた歴史のある地域である。
この城壁は、1世紀頃、ローマが最初に建設したと言われている。
2004年現在残っているものは、13世紀から14世紀にかけて、十字軍やモンゴル帝国の侵略を防ぐために、アラブ人が建築したものである。
城壁には、7つの門が残っている。
旧市街地は、狭い入り組んだ道になっているが、東西に走る真っ直ぐな道(Straight Street)は、新約聖書にも登場している。
世界最古のモスクといわれる、ウマイヤド・モスクも旧市街地にある。
住所:G862+JF6, Damascus, シリア [地図]
360°写真(Damascus Citadel)
登録年: 1979年
登録区分: 文化遺産
営業時間:08:00~00:00、24時間営業(金曜日)
電話番号:+963 930 517 426
行き方:日本からシリアまでの直行便は、2016年現在就航していません。
アジアや中東、ヨーロッパの主要都市を経由する必要があり、所要時間はおよそ16~18時間です。
外務省海外安全ホームページでは退避勧告地域です。(2024年5月現在)
現地に行く時は、最新情報を確認してください。
参考URL:悠久の時の中で歴史を紡ぎ続けるシリアの世界遺産、古都ダマスクス
古都ダマスカスまで行って下さい。 من فضلك اذهب إلى مدينة دمشق القديمة.
古都ダマスカスはどこですか? أين تقع العاصمة القديمة دمشق؟
出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2.パルミラの遺跡 أطلال تدمر
パルミラ(英語: Palmyra)は、シリア・アラブ共和国中部のホムス(ヒムス、ヒムシュ)県タドモルにある都市遺跡。
シルクロードの隊商都市として発展したシリアを代表する遺跡の1つである。
パルミラは、アレクサンドロス3世の東征の後に、ギリシア人がパルミュラと称したことによる。
1980年、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)の世界遺産(文化遺産)に登録され、21世紀初頭までローマ様式の建造物など多数が残っていたが、シリア内戦の治安の悪化により、2013年に危機遺産とされ、2015年から2017年にISIL (IS) による破壊を受けた。
パルミラは、古くからアラム語で現在のアラビア語名と同じ「タドモル」תדמר (Tadmor) と呼ばれていた。
ナツメヤシの産地として知られたオアシス都市であり、アラム語やヘブライ語など古代セム語(北西セム語)ではナツメヤシの実のことを「タマル(タムル)」 תמר (tamar) といい、都市名はナツメヤシと関係があるとされる。
ギリシア語でナツメヤシのことを「パルマ」ということから、ギリシア人やローマ人から「パルミラ」(「パーム〈ヤシの木〉の町」の意)と呼ばれた。
シリアの首都ダマスカスの北東約210キロメートル、シリア砂漠の中央にあって、ユーフラテス川の西方200キロメートル余りに位置し、地中海とユーフラテス川流域のほぼ中間部にあたる。
海抜約400メートルで、北・西方向には山脈があり、複数のワジ(ワディ、水無川)が形成した扇状地にあるオアシスに建設されていた。
住所:H72C+72P, Palmyra, シリア [地図]
360°写真(baths of Zanobia)
登録年: 1980年
登録区分: 文化遺産
行き方:パルミラの遺跡はシリアの二大都市、首都ダマスカスとアレッポの中間にあるホムス県タドモルにあります。
首都ダマスカスからバスで約3時間のアクセスで到着します。
パルミラの遺跡はタドモルの郊外にあるため、ホムス県の県都ホムスからもアクセスすることができます。
所要時間は約2時間です。
いずれも安全のため、正規のバスまたは旅行会社のツアーに参加して訪れることをおすすめします。
外務省海外安全ホームページでは退避勧告地域です。(2024年5月現在)
現地に行く時は、最新情報を確認してください。
参考URL:世界で最も美しい廃墟の世界遺産、バラの街パルミラの遺跡!
パルミラ遺跡まで行って下さい。 اذهب إلى آثار تدمر.
パルミラ遺跡はどこですか? أين تقع آثار تدمر؟
出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
3.
مدينة بصرى القديمةボスラ(アラビア語: بصرى Buṣrā)は、シリアの南部の町ボスラに残る歴史的構造物が登録されたユネスコの世界遺産(文化遺産)。
ボスラは、シリアの首都ダマスカスの南約150キロメートルのヨルダンの国境近くにあるダルアー県にある町。
ビザンティン様式の建物が数多く残る。
建造物は、玄武岩で作られている。
このため構造物が全体的に黒茶であることも印象的。
代表的な構造物は、城塞(シタデル)およびローマ劇場。
現在でも演奏会等で使われている。
音響的にも優れているとの評価を受けている。
ほかにはローマ浴場、ビザンティン建築の大聖堂跡など。
かつて8万人の住民がいた都市には、今日廃墟の中に移り住んだ村だけが残る。
おそらくトラヤヌスのもとで建設された2世紀のローマ劇場は、全体として保存されている屋根付きのポルチコ(柱廊玄関)型で、上部通路をもつこの様式において唯一の記念建造物である。
それは481年から1231年の間に要塞化された。
さらに、ナバテアやローマの記念建造物、キリスト教の教会、モスクおよびマドラサが、都市の半ば廃墟となった城塞内に残っている。
東にアプス(後陣)を備え、2つの聖具室により側面を固めたこの記念建造物の中心設計は、キリスト教建築の形態や、ある範囲においては、同様にイスラーム様式の発達に決定的な影響を及ぼした。
ボスラのアル=オマリ・モスク (Al-Omari Mosque) は、イスラームの歴史のなかで最も古いモスクの1つである。
すぐ近くには、Kharaba Bridge および Gemarrin Bridge という、ともにローマ時代となる橋がある。
住所:GF9M+J44, Busra, シリア [地図]
360°写真(Roman Ruins)
登録年: 1980年
登録区分: 文化遺産
営業時間:24時間営業
行き方:ボスラの観光拠点となる都市はダルアーです。
ダルアーからボスラへは、バスやタクシー、地元のツアーなどを利用します。
ダルアーへは、シリアの首都ダマスクスからバスで2時間ほどで行くことができます。
また、距離的にはヨルダンの首都アンマンの方が近いので、ここからバスか鉄道でアクセスする方法もあります。
ダマスカスもアンマンも、日本からの直行便はないので、イスタンブールやドバイ、アブダビなどを経由する必要があります。
アンマンへは、ほかにも香港やバンコク、クアラルンプールなどアジアの諸都市を経由するルートもあります。
外務省海外安全ホームページでは退避勧告地域です。(2024年5月現在)
現地に行く時は、最新情報を確認してください。
参考URL:全体が黒みを帯びたユニークなシリアの世界遺産!古代都市ボスラ
ボスラまで行って下さい。 من فضلك اذهب إلى بصرى.
ボスラはどこですか? أين تقع بصرى؟