2023年11月24日更新
国歌:何百もの花束, सयौं थुँगा फूलका
ネパールの概要
ネパールはインドとチベットの間に位置し、寺院の他、エベレストがあるヒマラヤ山脈で知られる国です。
首都カトマンズにある迷路のような旧市街には、ヒンドゥー教と仏教の寺院が数多くあります。
カトマンズの渓谷周辺には、サルが住む仏教寺院として知られるスワヤンブナート、巨大な仏塔のボダナート、パシュパティナートのヒンドゥー教寺院や火葬場、中世にさかのぼる街バクタプルなどがあります。
正式国名:ネパール
国花:シャクナゲ
面積:147,181km2
首都: カトマンズ
国番号:+977
人口: 2967万 (2021年)
政治体制:連邦民主共和制
通貨:ネパール・ルピー
公用語:ネパール語
民族構成:チェトリ 15.5%, 丘陵ブラーマン 12.5%, マガール族 7%, タルー族 6.6%, タマン族 5.5%,ネワール族 5.4%,イスラム教徒 4.2%,カミ 3.9%, ヤーダブ3.9%, その他 32.7%, 不明 2.8%(2001年国勢調査)
宗教:ヒンドゥー教徒 80.6%, 仏教徒 10.7%, イスラム教徒 4.2%, キラント教徒 3.6%, その他 0.9%(2001年国勢調査) ヒンドゥー教は長らく国教とされていたが、2006年以降国教扱いは廃止されている。
電話:電話のかけ方は下記の通り。
- 日本からネパールへ 001/0033など + 010(国際電話識別番号) + 977(ネパールの国番号) + 相手の電話番号
- ネパールから日本へ 00(国際電話識別番号) + 81(日本の国番号) + 相手の電話番号(市外局番や携帯番号の頭の0は取る)
- ネパール現地での電話のかけ方 市内へかける場合は市外局番は不要。市外へかける場合は市外局番からダイヤルする。
電圧とプラグ:電圧は220Vで周波数は50Hz。
プラグはBタイプとCタイプが一般的。
日本国内用の電化製品を使用する場合には変圧器とプラグアダプターが必要だが、デジタルカメラ、PC、携帯電話などはアダプターを付けるだけで使えることが多いので、説明書を確認しておこう。
トイレ:ネパール人は基本的にトイレットペーパーを使わない。
セルフウォシュレットです。
ヒンドゥー教では右手は清い手、左は不浄の手、とされている。
が、それは「宗教上の教え」にとどまらず、「文字通り」の意味でもある。
ネパール人は基本的に右手で食事をし、左手はセルフウォシュレット専用。
衛生的にも心情的にも流せるトイレを使いたい場合、おすすめのトイレが【大型商業施設】【高級ホテル】です。
郵便:郵便局Post Officeの営業時間は、一般的に10:00~17:00(10月半ば~2月半ば~16:00)、土曜と祝日は休み。
ネパールから日本への郵便料金は、はがきRs35、封書は20gまでRs50、50gまでRs90。
はがきや封書は1~2週間、EMSは5日程度で日本に到着する。
水:水道水は飲まないほうがよい。
ミネラルウォーターはスーパーや雑貨店で購入でき、1ℓ入りのペットボトルでRs20~50程度。
ローカルな食堂ではウマレコパニ(煮沸した水)を頼むとよい。
ホテルやゲストハウスによっては、水道水をフィルターで漉したカネパニ(飲料水)を用意しているところもある。
治安:
一般的に治安はよいが、近年では観光地を中心にスリや置き引きも増えている。
長距離バスで睡眠薬入りの食べ物や飲み物をすすめられ、昏睡している間に荷物を盗まれるなど、手口も悪質化している。
このほか女性旅行者が、性犯罪の被害にあったり、ネパール人男性からビザ目的で交際や結婚を求められる事例もある。
旅行中は慎重な行動を心がけたい。
出発前に外務省海外安全ホームページで安全情報を確認しよう。
360°写真(トリブバン国際空港)
ネパールの地図
ネパール旅行ガイド
ネパールの国内交通
バス
ネパールは国内に道路が張り巡らされていて、多くの地点にバスで行くことができる。
観光客が多く訪問するカトマンズ⇒ポカラなどのルートには、ローカルバスと比べて快適なツーリストバスがある。
また、近年ではマイクロバスといったトヨタのハイエースを用いたワゴンもある。
こちらは、他の大型バスより早いのが特徴です。
市内のローカルバスを利用すると、主な観光地へ行くことができる。
路線図は分かりにくいので、どのバスに乗ればいいのかは周りの人に聞けば、親切に教えてくれる。
タクシー
ネパールのタクシーは白の車体に黄色い屋根が特徴的で、一目でタクシーとわかる。
タクシーにはメーターが付いているので、旅行ガイドや交通情報では「メーター制」と書かれている。
しかしメーターで目的地まで行ってくれるタクシーはほぼ無いに等しく、地元ネパール人でさえも価格交渉をして利用するのだとか。
メーターを使わない場合は車で15分くらいの距離であれば、300ルピー程度が相場ですが、外国人だとその言い値が500ルピーほどになる。
なので、タクシー利用の際は乗車前の価格交渉が必須となる。
国内線
ネパールの国内線は、カトマンズを中心にネットワークが張りめぐらされている。
バス移動に比べて値段は高いが、時間の短縮とともにルートによってはヒマラヤ山脈を機内から見ることができる。
カトマンズからポカラへ行く際は右側、ポカラからカトマンズへ行く際は左側の席になる。
昔は天候に影響されやすかったが、今では主要都市をつなぐフライトは一部夜間のフライトもある。
ただし、ルクラやジョムソンなどの山へ飛ぶフライトは、天候に左右される。
特に雨季には、十分な余裕を組んだスケジュールを立てておくことが必要です。
近年はカトマンズ空港の混雑から、ポカラ→バイラワ(ルンビニ)、ポカラ→バラトプル(チトワン)など、カトマンズを経由せずに直接都市間の移動ができるルートも増えてきている。
また、タライ平原の方面の一部の都市でナイトフライトも開始され、飛行機の移動が便利になってきた。
ネパールの配車サービス「Phatao」
旅行者に朗報なのが、ここ数年の間で利用者が急増している配車アプリ、Phataoです。
Phataoは日本でいうGrabのような配車アプリで、リキシャやタクシーを利用する際の面倒な価格交渉をカットしてくれるため、旅行時のストレスが大幅に軽減する。
カトマンズなど都心部のみのサービスになるが、価格交渉がないというだけでかなりありがたい。
リキシャ
リキシャは前が自転車で後ろが座席になっている人力車で、ネパールだけでなくインドでもポピュラーな乗り物です。
人力で動くので車に比べてスピードは劣るが、のんびりと市内の街並みを眺めながら風を浴びて移動することができる。
車では入れない奥まった路地の方なんかにも入ってくれて小回りが利くので、使い慣れると便利な乗り物。
テンプー
ネパールで路線バスと同じく市民の足として利用されているのが「テンプー」と呼ばれるオート三輪車です。
見た目はインドのオートリキシャやタイのトゥクトゥクのようなのですが、サイズが少し大きく、座席には10名前後が乗れるようになっている。
車体にはネパール語でルートが書かれていて、路線バスと同じように決まったルートを走るのですが、決まった停留所は無くどこでも乗り降り自由。
レンタサイクル
カトマンズ市内ではレンタサイクル屋がいくつかある。
タクシーを利用するまでもない距離や、リキシャ―との値段交渉に疲れてしまった場合は、レンタサイクルでマイペースに市内観光を楽しむのもおすすめです。
自転車での移動は、車とも徒歩とも違った視点で街を見ることができる。
店によって価格は異なるが、1日100ルピー程度で借りることができる。
ネパール公共交通機関徹底ガイド!バス・タクシー・リキシャ・テンプー乗りこなし術
現地旅行会社
ヒマラヤン・アクティビティーズ
カトマンズにある日本人経営旅行会社。
ネパール旅行・トレッキング・撮影取材手配をしている。
HIS
ネパールの観光ツアー、オプショナルツアーを格安で予約。
VELTRA
ベルトラは、旅行における現地ツアー、アクティビティ予約サービスを提供するウェブサイトおよびアプリ。
また、ベルトラ株式会社は、旅行業法に基づく旅行業者であり、同ウェブサイトほか旅行に関するサービスの運営を行い、本社は東京都中央区八重洲にある。
西遊ネパ-ル
西遊旅行のネパール現地法人。
JTB
現地オプショナルツアーやアクティビティ、チケット等の予約。
風の旅行社
日本の旅行会社ながら、ネパールが発祥の地という風の旅行社。
ヒマラヤンスマイル
ネパール現地旅行会社で、トレッキング・現地ツアーなどの旅行手配をする。
NCT自然と文化の旅
自然と文化の旅は、ネパールの旅行手配を得意とする旅行会社。
ネパールの気候
大きく分けると、6月~9月前半が雨期、9月後半~5月が乾期となる。
乾気はヒマラヤの見える確率が高く、なかでも3・4月と10・11月はトレッキングに最適のシーズン。
なお、雨季でも毎日雨が降り続くわけではなく、緑豊かなネパールもまた美しい。