2022年3月29更新

景福宮

景福宮

近世の朝鮮半島

李氏朝鮮

  • 1392年 李成桂(女真族ともいわれる)が高麗の恭譲王から王位を簒奪し、高麗王に即位。明より権知高麗国事として認められる。
  • 1393年 李成桂が権知朝鮮国事に冊され、国号が朝鮮となる。明の皇帝から、新たな国号を「朝鮮」と「和寧」の2案から選んでもらうという形式的手順を踏んだ。
  • 1398年 第一次王子の乱
  • 1400年 第二次王子の乱
  • 1404年 室町幕府と国交回復、日朝貿易盛んとなる。
  • 1418年 太宗が譲位して、世宗が即位(〜1450)。
  • 1419年 倭寇征伐を理由として対馬に遠征する(応永の外寇)。
  • 1420年 集賢殿設置。
  • 1432年 四郡六鎮設置。
  • 1443年 訓民正音の制定(1446年公布)。
  • 1453年 癸酉靖難。首陽大君(のちの第7代国王・世祖)による政権奪取。
  • 1456年 丙子冤獄(死六臣が処刑される)。
  • 1466年 職田法の制定。
  • 1467年 李施愛の乱
  • 1468年 世祖が崩御し睿宗即位(1469年に崩御)。南怡の謀叛事件が起こる。
  • 1474年 成宗の治世に『経国大典』頒布(1485年に施行)。
  • 1498年 士林派に対する弾圧が始まる(戊午士禍)。
  • 1504年 甲子士禍が起こる。
  • 1506年 燕山君がクーデターにより失脚し、中宗が即位(中宗反正)。
  • 1510年 在朝日本人の貿易活動等を統制したため、3港で日本人と援軍の宗軍による暴動が起こる(三浦の乱)。
  • 1519年 己卯士禍が起こる(趙光祖の改革政治が挫折)。
  • 1545年 仁宗崩御(在位1544年-1545年)。明宗即位。乙巳士禍が起こる。
  • 1555年 己卯倭変(全羅道)。謀備辺司設置。
  • 1559年-1562年 林巨正の乱。
  • 1565年 文定王后死去。尹元衡、鄭蘭貞が自決。
  • 1567年 宣祖即位。勲旧派の終焉。以後、士林派同士の対立が続く。
  • 1575年 東人・西人の党争の始まり(乙亥党論)。陶山書院建立。
  • 1589年 鄭汝立の乱。
  • 1592年-1598年 文禄・慶長の役。
  • 1593年-イエズス会宣教師来朝。
  • 1607年 朝鮮より回答兼刷還使が来日。
  • 1608年 京畿道で大同法を実施。以後、約100年をかけて全国に拡大。
  • 1609年 李氏朝鮮と対馬の宗氏との間で己酉約条(慶長条約)が結ばれ、貿易が再開される。
  • 1613年 七庶の獄。
  • 1619年 サルフの戦い。
  • 1623年 仁祖反正
  • 1624年 李适の乱。
  • 1627年 丁卯胡乱。オランダ水夫により紅夷砲製造伝わる。
  • 1636年 清のホンタイジが朝鮮に親征(丙子胡乱)。朝鮮国王仁祖、南漢山城に篭城。
  • 1637年 仁祖降伏(三田渡の降伏)。明に替わり、清の皇帝を認める(大清皇帝功徳碑)。
  • 1654年、1658年 羅禅征伐。
  • 1660年 己亥礼訟。
  • 1668年 ヘンドリック・ハメルの『朝鮮幽囚記』により西洋世界に存在が知られる。
  • 1674年 粛宗即位(在〜1720年)甲寅礼訟により、南人が政権を握る。
  • 1680年 庚申換局。
  • 1689年 己巳換局。
  • 1694年 粛宗の治世に甲戌換局起こる。
  • 1701年 辛巳獄事(張禧嬪が賜死)。
  • 1712年 白頭山に定界碑を建立。
  • 1716年 丙申処分。
  • 1721年-1722年 景宗の治世に、壬寅の獄起こる(辛壬士禍)。
  • 1724年 英祖即位(在〜1776)。
  • 1728年 李麟佐の乱。
  • 1750年 均役法を実施。
  • 1762年 英祖の治世に老論に対立していた荘献世子が政界の陰謀(デマ)により、王命により米櫃の中に閉じ込められ、餓死する。
  • 1776年 正祖即位(〜1800)。奎章閣設置。
  • 1784年 李承薫が天主教の書籍を持ち込む。
  • 1791年 辛亥邪獄。
  • 1796年 正祖による水原華城(世界遺産)建設。朝鮮後半の全盛期。
  • 1801年 辛酉邪獄(カトリック弾圧)。
  • 1804年 純祖の治世、安東金氏による権勢政治( – 1863年)。士林派の終焉。
  • 1811年 洪景来の乱(地方差別に反発した一揆)。
  • 1816年 イギリス軍艦が立ち寄り、翌年から乗務員のバジル・ホールらが朝鮮航海記を相次いで出版。
  • 1862年 壬戌民乱
  • 1863年 哲宗崩御。高宗即位。大院君政権の成立(-1873年)。
  • 1866年 1月にロシア船現れ通商求める。3月にフランス人司教などキリスト教徒大量虐殺(丙寅教獄)。8月にアメリカとの間にジェネラル・シャーマン号事件。10月にフランス軍により江華島の一部占拠(丙寅洋擾)。
  • 1868年 オッペルト事件(ドイツ商人による大院君恐喝未遂事件)。
  • 1871年 辛未洋擾。G.シャーマン号事件の賠償と門戸開放を求めて来朝した軍艦5隻のアメリカ大遠征軍と交戦し、江華島が占領される。
  • 1872年 朝鮮大飢饉
  • 1873年 高宗が成人し親政を宣言、大院君を退ける。
  • 1875年 江華島事件。日本の軍艦雲陽に向けて朝鮮が突然発砲して、応酬合戦となった事件。
  • 1876年 明治新政府と日朝修好条規を結ぶ。
  • 1882年 米朝修好通商条約。大院君扇動による壬午軍乱(壬午事変)が失敗し、清政府と中朝商民水陸貿易章程を締結。
  • 1883年 米朝の友好関係構築のためアメリカへ初の朝鮮政府訪問団を送り、朝鮮には初のアメリカ公使が駐在する。
  • 1884年 甲申政変(甲申事変)、開化派のクーデターは失敗に終わり、事大派の勝利となる。
  • 1885年 巨文島事件。露朝密約事件(第一次)。
  • 1886年 露朝密約事件(第二次)。
  • 1888年 露朝陸路通商条約。
  • 1894年 甲午農民戦争(東学党の乱)。大院君派と閔妃派の対立が深まる。日清戦争で陸上戦闘の主戦場となる。甲午改革(〜1896年)。
  • 1895年 下関条約成立。朝鮮が独立国であることを確認。朝鮮国から清国に対する貢・献上・典礼等は永遠に廃止される。親露反日政策をとった閔妃(明成皇后)が暗殺される(乙未事変)。
  • 1896年 露館播遷。高宗が自主的にロシア大使館に軟禁され施政を行う(〜1897年2月20日)。

「朝鮮時代前期の社会と政治

「東アジアの変動と韓国朝鮮

「朝鮮時代後期の社会と政治

「開化への道

【出典】

朝鮮の歴史「ウィキペディア(Wikipedia)」

韓国朝鮮の歴史「放送大学教材」