2024年3月23日掲載

キーウ

キーウ

1.キーウの聖ソフィア大聖堂と関連する修道院群及びキーウ・ペチェールシク大修道院  Софійський собор і прилеглі до нього монастирі в Києві та Києво-Печерська Лавра

キエフの聖ソフィア大聖堂と関連する修道院群及びキエフ・ペチェールシク大修道院(キエフのせいソフィアだいせいどうとかんれんするしゅうどういんぐんおよびキエフ・ペチェールシクだいしゅうどういん)は、かつてロシアへのキリスト教普及に多大な貢献をなしたとともに、キエフ・ルーシの繁栄を今に伝える聖ソフィア大聖堂、キエフ・ペチェールシク大修道院などを対象とするUNESCOの世界遺産リスト登録物件である。

ウクライナの首都キーウに残るこの世界遺産は、1990年にウクライナの世界遺産としては最初に登録された

この世界遺産は以下の3件で構成される

構成資産の後の英語綴り、および世界遺産登録IDは世界遺産センターが公表しているものである。

聖ソフィア大聖堂

聖ソフィア大聖堂 (Saint-Sophia Cathedral, ID527bis-001) はキーウ中心部にある市内では現存最古の聖堂であり、世界遺産登録面積は5.02ha、緩衝地域は111.81haである[2]

キエフ・ペチェールシク大修道院

キエフ・ペチェールシク大修道院 (Kyiv-Pechersk Lavra, ID527bis-002) は11世紀半ばに創建された修道院であり、世界遺産登録面積は 22.9ha、緩衝地域は108.34haである

ベレストヴォの救世主聖堂

ベレストヴォの救世主聖堂 (Church of the Saviour at Berestovo, ID527-003) は、キーウのペチェールシク地区にある聖堂で、世界遺産登録面積は0.6haである

2000年にはこの聖堂の保全に関して、世界遺産基金から19,970USDが拠出された

住所:Volodymyrska St, 24, Kyiv, ウクライナ 01001 [地図]



登録年: 1990年

登録区分: 文化遺産
電話番号:+380 44 278 2620
ウェブサイト

行き方:ペチェールシク大修道院は、世界で一番深い地下鉄として知られるキーウ地下鉄「アルセナリナ駅(Arsenalna)」から徒歩およそ15分。

森の中にあり、とても広い敷地なので観光には余裕を持っておでかけください。

外務省海外安全ホームページでは退避してください、渡航は止めてください地域です。(2024年2月現在)

現地に行く時は、最新情報を確認してください。

参考URL:ウクライナのロシア正教の総本山、世界遺産キーウ・ペチェールシク大修道院

ペチェールシク大修道院に行って下さい。 Ідіть до Печерської Лаври.

ペチェールシク大修道院はどこですか? Де Печерська Лавра?

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2.リヴィウの歴史地区群  Історичні центри Львова

リヴィウ(ウクライナ語: Львів)は、ウクライナ西部の都市である。

リヴィウ州の州庁所在地。

リヴィウは、ハルィチナー地方(ポーランド語: Galicja – ガリツィア)の中心都市である。

人口は約83万人。

ポーランド、ハンガリー、オーストリアなどの領土になっていた時代が長いため、ウクライナの中では最もヨーロッパ的な都市である

歴史地区はユネスコの世界遺産に登録されている。

住所:リヴィウ リヴィウ州 ウクライナ 79000 [地図]



登録年: 1998年

登録区分: 文化遺産

行き方:リヴィウはウクライナの西部、首都キーウから西へ約500km、ポーランドとの国境から70kmのところに位置しています。

首都キーウからは電車で5時40分ほど。

寝台列車も利用できるようです。

またポーランドからバスなどで訪ねることができます。

外務省海外安全ホームページでは退避してください、渡航は止めてください地域です。(2024年2月現在)

現地に行く時は、最新情報を確認してください。

参考URL:見どころ満載ウクライナの世界遺産リヴィウ歴史地区群をご紹介!

リヴィウの歴史地区に行って下さい。 Поїхати в історичний центр Львова.

リヴィウの歴史地区はどこですか? Де знаходиться історичний центр Львова?

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

3.シュトルーヴェの測地弧  Геодезична дуга Струве

シュトルーヴェの測地弧(シュトルーヴェのそくちこ)は、ドイツ出身のロシアの天文学者、フリードリヒ・フォン・シュトルーヴェが中心となって、1816年から1855年に掛けて子午線弧長の三角測量のために設置された三角点群

これらの観測点群は、地球の大きさなどを正確に測る上で多大な貢献をしたものであり、当時設置された265か所の測量点のうち34か所が、2005年にユネスコの世界遺産に登録された。

これは、10か国に跨る珍しい物件だが、設置された当時はわずか2か国(スウェーデン=ノルウェーとロシア帝国)に跨っているに過ぎなかった。

北極海に面する北端のハンメルフェスト(ノルウェー)から黒海に近い南端のスタラ・ネクラシウカ(ウクライナ)まで2,800kmに達する。

その北端と南端の地には、測量事業の完成を祝して建てられた記念碑があるが、登録地のほとんどは自然の岩や人工的に設置された岩に印を点けたものがあるに過ぎない。

アラトルニオ教会(フィンランド)とタルトゥ旧天文台(エストニア)は現存の建物が測量点として使用された。

シュトゥルーヴェの偉大な功績に寄り添うためには、何といってもその観測が完了した地、ウクライナのスタラ・ネクラシウカという町にある観測点を外すことは出来ません。

この地には、世界遺産シュトゥルーヴェの三角点アーチ観測地点群の最終地点としてふさわしい立派な石像が建造されており、シュトゥルーヴェの功績が称えられています。

住所:Stara Nekrasivka, Odesa Oblast, ウクライナ 68672 [地図]



登録年: 2005年
登録区分: 文化遺産
営業時間:閉業

行き方:シュトルーヴェの測地弧のうち、ウクライナの観測地点へのアクセスは、ウクライナの首都キーウからの場合は車で9時間半程かかってしまいますが、隣国ルーマニアの首都ブカレストからは、車で5時間程です。

外務省海外安全ホームページでは退避してください、渡航は止めてください地域です。(2024年2月現在)

現地に行く時は、最新情報を確認してください。

参考URL:10か国に跨るウクライナの世界遺産「シュトルーヴェの測地弧」

シュトルーヴェの測地弧に行って下さい。 Перейти до геодезичної дуги Струве.

シュトルーヴェの測地弧はどこですか? Де знаходиться геодезична дуга Струве?

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

4.カルパティア山脈などの欧州各地のブナ原生林群  Букові праліси в різних частинах Європи, наприклад у Карпатах

「カルパティア山脈などの欧州各地のブナ原生林群」は最も多くの国境を越える世界遺産。

2007年にウクライナ&スロバキアの世界遺産として登録、2011年にはドイツに拡大され「カルパティア山脈のブナ原生林とドイツの古代ブナ林群」となった経緯がある。

2017年、さらにほかの国々も追加され12か国に拡大されることになった。

名称も「カルパティア山脈などの欧州各地のブナ原生林群」に変更された。

アルバニア・オーストリア・ベルギーにとっては初の世界自然遺産になる。

スロバキアとウクライナにまたがるカルパティア山脈の10箇所のブナ原生林と、ドイツ中部および北西部にある15箇所のブナ林、さらに残りの国の9か所の自然保護区が対象になっている。

カルパティア山脈のブナの原生林は、東西185キロメートル、総面積2万9278ヘクタールに及ぶ世界最大のブナの原生地域。

ブナだけでなく、ナラやボダイジュなどの樹木も生育し、カエデやカシ、モミなどの別の樹種との混交林も見られる多様な植物が共存している場所であり、キンメフクロウなどの114種の動物を豊かに養う貴重な楽園として、原始のままの姿を現代に伝えている。

ウクライナの対象のうち5箇所は、ユネスコの生物圏保護区に登録されているカルパティア生物圏保護区(Carpathian Biosphere Reserve)に含まれ、1箇所は同じく生物圏保護区に登録されている東カルパティア生物圏保護区(East Carpathian Biosphere Reserve)に属するウジャンスキ国立自然公園(Uzhanskyi National Nature Park)に属している

他にはシネヴィル国立自然公園(Synevyr National Nature Park)の4箇所、ザチャロヴァニ・クライ国立自然公園(Zacharovanyi Krai National Nature Park)の2箇所および同じく生物圏保護区に登録されているロストチア生物圏保護区(Roztochia Biosphere Reserve)およびゴルガニ自然保護区(Gorgany Nature Reserve)も含まれる

住所:Vulytsya Krasne Pleso, 77, Rakhiv, Zakarpattia Oblast, ウクライナ 90600 [地図]


登録年: 2007年
登録区分: 自然遺産
営業時間:24時間営業
電話番号:+380 3132 22193
ウェブサイト

行き方:公共交通は不明。

リヴィウからバス3.5時間のコロミヤから方面バスありそう。

ルーマニア、ハンガリーからの方が近い。

外務省海外安全ホームページでは退避してください、渡航は止めてください地域です。(2024年2月現在)

現地に行く時は、最新情報を確認してください。

参考URL:2023年ウクライナ世界遺産全8件と候補一覧/行き方と地図/動画・写真・評価

カルパティア生物圏保護区に行って下さい。 Поїхати в Карпатський біосферний заповідник.

カルパティア生物圏保護区はどこですか? Де знаходиться Карпатський біосферний заповідник?

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

5.ブコビナ・ダルマチア府主教の邸宅  Резиденція єпископа Буковини-Далмації

ブコヴィナ・ダルマチア府主教の邸宅(ブコヴィナ・ダルマチアふしゅきょうのていたく)はウクライナのチェルニウツィーに残る建造物群で、ブコヴィナがオーストリア帝国に属していた1864年から1882年にかけて、チェコ人の建築家ヨセフ・フラヴカ(1831年 – 1908年)の設計で建てられた。

建造物群はかつてのブコヴィナ府主教たちの住居や聖堂・修道院・庭園などからなり、現在はチェルニウツィー大学の校舎の一部として利用されている。

ハプスブルク君主国が宗教寛容政策を採っていた時期に栄えた東方正教会の影響力の大きさを伝えるとともに、様々な時代の建築様式が素晴らしい形で融合した歴史主義建築の傑作であることから、2011年にUNESCOの世界遺産リストに登録された。

府主教の邸宅はプルート川とその支流にはさまれた小高い丘の南東斜面に立地しており、その丘全体が世界遺産の緩衝地帯に指定されている

建造物群はおよそ幅70 m、奥行き 100 mの中庭の三方を囲むように建っており、残る一方に高い柵に収まった正門などが配置されている

こうした配置は聖地エルサレムをモデルにしたとも言われており、イタリアで15、16世紀にさかんに造営され、世界遺産にもなっているサクリ・モンティの19世紀版と位置づけられることもある

住所:Kotsyubyns’koho St, 2, Chernivtsi, Chernivtsi Oblast, ウクライナ 58000 [地図]



登録年: 2011年

登録区分: 文化遺産
営業時間:閉業

行き方:ブコビナ・ダルマチア府主教の邸宅のあるチェルニウツィーへは、まずウクライナ西部の中心都市リヴィウへ向かいます。

こちらも世界遺産に登録されているリヴィウからチェルニウツィーまでは、電車かバスで4~5時間ほどです。

チェルニウツィーの駅およびバスターミナルからは、歩いても20分程度でチェルニウツィー大学に着きます。

外務省海外安全ホームページでは退避してください、渡航は止めてください地域です。(2024年2月現在)

現地に行く時は、最新情報を確認してください。

参考URL:ウクライナの荘厳な建築美の世界遺産!ブコビナ・ダルマチア府主教の邸宅

チェルニウツィー大学に行って下さい。 Ідіть до Чернівецького університету.

チェルニウツィー大学はどこですか? Де знаходиться Чернівецький університет?

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』