2024年2月2日更新

ワディ・ラム

ワディ・ラム

4.ワディ・ラム保護区  محمية وادي رم

ワーディー・ラム(ワディ・ラムとも表記、月の谷としても知られる)はヨルダン南部・アカバ県の県都アカバより東に約60kmの地点に位置する砂岩と花崗岩でできた谷であり、ヨルダン最大のワーディー(涸れ川)である

ラムの名前はアラビア語で「高い」を意味する語根に由来していると考えられている

フスハー(正則アラビア語)の発音と対応させるため、考古学者は通常ラテン文字では「Wadi ramm」と表記する。

2011年、第35回世界遺産委員会にて複合遺産に「ワディ・ラム保護区」として登録された。

アラビアのロレンスをはじめとする映画の撮影場所としても知られる。

ワーディー・ラムは先史時代より多くの人類文化を育んできた。

ワーディー・ラムにはナバテア王国の人々が残した壁画、落書き、遺構などが残されている。

西洋においては、ワーディー・ラムはイギリスの将校トーマス・エドワード・ロレンス(1917~1918年に起きたアラブ反乱中数回に渡りワーディー・ラムを通った)に縁のある場所として名高い

1980年代、ワーディー・ラムにある砂岩の一つがローレンスの書籍から「知恵の七柱(The Seven Pillars of Wisdom)」と呼ばれるようになった。

しかし、ローレンスの書籍で取り上げられている「七柱」はワーディー・ラムと何の関連もない。

住所:ヨルダン [地図]


登録年: 2011年
登録区分: 複合遺産
電話番号:+962 3 209 0600
ウェブサイト

行き方:「ワディ・ラム保護地域」にアクセスするには、ヨルダンの首都かつ最大都市のアンマンから砂漠ハイウェイを南下するか、景色の美しいキングスハイウェイを利用します。

所要時間は砂漠ハイウェイ利用で約4時間。

キングスハイウェイ利用で6時間です。

アカバからは約1時間。

ぺトラからは約2時間で到着します。

アカバおよびペトラからは1日に数回ミニバスが運行しているので利用してみるのもいいでしょう。

また、ワディ・ラムは現地ツアーを利用する方が多いです。

ビジターセンターで申し込む各種ツアーが訪れるのはワディラム保護区内。

つまり世界遺産に登録されているエリアです。

ビジターセンターの周りで客引きをしている人たちのツアーは、保護区外を見る可能性が高いので気を付けてください。

アカバやぺトラの旅行会社で申し込みをする場合も同じです。

外務省海外安全ホームページでは十分注意地域となっています。(2023年10月現在)

現地に行く時は、最新情報を確認してください。

参考URL:映画のロケ地にロッククライマー憧れの地!ワディ・ラム保護地域

ワディ・ラム保護地域まで行って下さい。  قم بزيارة منطقة محمية وادي رم.

ワディ・ラム保護地域はどこですか?  أين تقع منطقة وادي رم المحمية؟

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

5.イエス・キリスト洗礼の地「ヨルダン川対岸のベタニア」(アル・マグタス)  مكان معمودية السيد المسيح “بيت عنيا في عبر نهر الأردن” (المغتاس)

アル=マグタスは、ヨルダンのバルカ県に残る考古遺跡で、アラビア語で「洗礼」を意味する。

かつて洗礼者ヨハネが活動し、イエスの洗礼も行われたヨルダン川東岸の場所ベタニアと考えられており、遅くとも東ローマ帝国時代までには崇敬の対象となっていた場所である

2015年に洗礼の地「ヨルダン川の向こう側、ベタニア」(アル=マグタス)の名で、UNESCOの世界遺産リストに登録された。

『地球の歩き方』のように、ベサニーと英語読みしている文献もある

アル=マグタスは2つの主要な考古遺跡地区を含む

すなわち、「エリヤの丘」(Jabal Mar-Elias)として知られる丘に残る修道院の遺構の区域と、聖堂、洗礼の池、巡礼者・隠者の住居などの遺構が残る川沿いの区域とである。

その2箇所は、ワディ・カラール(Wadi Kharrar)と呼ばれる小川で繋がっている

エルサレムと王の道の間という交通の要衝としての位置づけは、イスラエル民族がそこからヨルダン川を渡ったとするヨシュア記の記述からもすでに明らかである。

「エリヤの丘」は、預言者エリヤが生きたまま天に上げられた場所と伝えられている

アル=マグタス遺跡は、ヨルダン川両岸が前線となった1967年の第三次中東戦争以降、打ち捨てられていた。

その地域にはかなりの地雷が敷設されたのである

しかし、イスラエルとヨルダンの間で講和条約が締結された後、ヨルダンの王子ガーズィー・ビン・ムハンマド主導で地雷の除去が進められ、2010年代半ばまでですでに何度も発掘調査が行われており、観光客や巡礼者、さらにはローマ教皇などの要人も訪れている

住所:Juwafat al-Kafrayn, ヨルダン [地図]



登録年: 2015年
登録区分: 文化遺産
営業時間:08:30~17:00
電話番号:+962 5 359 0360
ウェブサイト

行き方:洗礼の地「ヨルダン川対岸のベタニア(アル・マグタス)」は、首都アンマンから西へ約50km離れたところにあります。

公共のバスは走行していないため、レンタカーやタクシーを利用しましょう。

また、アンマンからはガイド付きのツアーもあるので参加してみるのもいいでしょう。

有名観光地の死海までは9kmと近いのでセットで訪れるツアーもあります。

外務省海外安全ホームページでは十分注意地域となっています。(2023年10月現在)

現地に行く時は、最新情報を確認してください。

参考URL:洗礼体験もできる!洗礼の地「ヨルダン川対岸のベタニア(アル・マグタス)」

アル・マグタスまで行って下さい。  من فضلك اذهب إلى المقطط.

アル・マグタスはどこですか?  أين تقع المقطط؟

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

6.サルト – 寛容と都市的ホスピタリティの場  سارث – مكان التسامح والضيافة الحضرية

サルトはヨルダン中西部の中心都市でバルカ県の県都。

古代から農業などで栄えた街で、アンマンとエルサレムとを結ぶ古い街道の半ばにある。

サルトの街は海抜790mから1,100mのバルカ高原に位置し、ヨルダン川渓谷に近い3つの丘にまたがっている。

3つの丘のうちのひとつ(ジャバル・アル・カルア Jebal Al Qal’a)には、13世紀に建てられた城塞の遺跡がある。

中心部にはアラビア語で「風呂屋市場」を意味するスーク・ハンマームがあるが、ここにはローマ時代の浴場の遺跡が存在したと言われており、また20世紀半ばまで浴場が存在していた。

2000年の人口は330,570人で、ヨルダンの人口の6.5%を占めている。

住所:ヨルダン [地図]



登録年: 2021年
登録区分: 文化遺産

行き方:アンマンのダウンタウンからアクセスする場合、まず、「ドゥワール・スウェイレ」を目指します。

バスの場合乗り継ぎが必要になるため、タクシー利用をお勧めします。

タクシードライバーへは「ドゥワール・スウェイレ」と言えば通じます。

この「ドゥワール・スウェイレ」からはサルト行きのバスが頻発しています。

外務省海外安全ホームページでは十分注意地域となっています。(2023年10月現在)

現地に行く時は、最新情報を確認してください。

参考URL:「地域輝かせ隊」杉村勇輔氏、ヨルダン(サルト)で観光振興

サルトまで行って下さい。  يرجى الذهاب إلى سالتو.

サルトはどこですか?  أين هو سارتو؟

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』