2023年8月5日更新

レユニオン島

レユニオン島

36.レユニオン島の尖峰群、圏谷群および絶壁群  Les sommets, vallées et falaises de La Réunion

レユニオン島の尖峰群、圏谷群および絶壁群」は、2010年にユネスコの世界遺産に登録された。

フランスの世界遺産の中では3つ目の自然遺産で、フランス本土以外の物件としては「ニューカレドニアの礁湖」に次ぎ2例目、海外県の物件としては初めての登録である。

登録範囲は、2007年に設定されたレユニオン国立公園の中心部分に該当し、島の面積の約40%に該当している。

登録に当たっては尖鋒、圏谷、絶壁が形成する独特の地形織り成す自然美と、特筆すべき植生の多様性が評価された

レユニオンはインド洋南西部に位置するフランスの海外県で、マダガスカル島から800km、南回帰線の北200kmに位置している。

火山活動によって島が誕生したのは約300万年前のことで、面積は2,500km2 である。

世界遺産はその名の通り、2つの火山と3つの圏谷から構成されている。

住所:Salazie 97433 レユニオン [地図]

登録年: 2010年
登録区分: 自然遺産

行き方:日本からレユニオン島へ行くには直行便がなく、ドバイ、モーリシャス、バンコク等を経由する。

バンコクからレユニオン島へはオーストラル航空が飛んでいる。

参考URL:レユニオン島への行き方と観光のポイント!インド洋に浮かぶ絶景の島!

サンドニ市内に行って下さい。 Veuillez vous rendre à la ville de Saint-Denis.

サンドニ市内はどこですか? Où se trouve la ville de Saint-Denis ?

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

37.アルプス山脈周辺の先史時代の杭上住居群  Habitations sur pilotis préhistoriques autour des Alpes

アルプス山脈周辺の先史時代の杭上住居群は、紀元前5000年頃から前500年頃までにアルプス山脈周辺で建設された杭上住居の遺跡群を対象とするUNESCOの世界遺産リスト登録物件で、スイス(56件)、イタリア(19件)、ドイツ(18件)、フランス(11件)、オーストリア(5件)、スロベニア(2件)の6か国111件の資産によって構成されている

2011年の第35回世界遺産委員会で登録された時点では、シュトルーヴェの測地弧(10か国)に次いで多くの国にまたがる世界遺産であった。

また、この世界遺産は、スロベニアの世界遺産としては初の文化遺産登録となった

杭上住居は高床式の住居の一種で、アルプス山脈周辺ではボーデン湖、ツーク湖、ガルダ湖などの湖やリュブリャナ湿原などの湿地に杭を立て、その上に住居が築かれた(杭上住居のうち、湖に建てられたものは「湖上住居」ともいう)。

それらは氾濫などを避ける工夫ではあったのだが、長い間水没したまま忘れ去られていた。

その存在が再び知られるようになったのは1853年から1854年にかけての冬季大旱魃がきっかけで、長い間水没していたことが、さまざまな遺構や遺物を良好な状況で保存しておくことにつながった

後期には漁撈も行なったが、むしろ湖上に立てた当初の理由は、外敵に対する警戒や、農業に適した土地を住宅地に割かなくてすむようにするなどの理由であったと考えられている

杭上住居は湖などに立てた何本もの丸太の上に横木を渡し、その上に板などを敷き、さらにその上を土などで固めた上で住居を建てた

屋内は寝室と居間を兼ねた部屋と台所に分かれ、それぞれ炉や暖炉を備えていた

出土した有機物から、彼らが小麦や大麦の栽培や、牛や豚の牧畜を行なっていたこともわかっているが、それらの技術や土器の特色は、ドナウ文化との類似性が指摘されており、頭蓋に穿孔して護符とするような一部の文化には南フランスの先史時代の文化の影響があるという

フランス国内で登録されたのはローヌ・アルプ地方とフランシュ・コンテ地方に点在する15ヵ所。

現在では湖底の泥に杭が突き刺さっているだけで、高床式住居全体が残っているわけではないので、水中に潜らない限り遺跡を見ることはできない。

しかし、ブルジェ湖(4ヵ所)やアヌシー湖(3ヵ所)、レマン湖(フランス側には1ヵ所)といった観光でもよく訪れる湖にも湖上集落は作られ、世界遺産に登録された。

[地図]


登録年: 2011年

登録区分: 文化遺産

ブルジェ湖への行き方:

  • リヨン空港から車で約1時間(空港からエクス=レ=バンへのシャトルあり)
  • スイス・ジュネーブ空港から車で約50分
  • パリから電車で約3時間

参考URL:【フランス】散歩に最適なブルジェ湖へのアクセス&見どころ

ブルジェ湖に行って下さい。 Aller au lac du Bourget.

ブルジェ湖はどこですか? Où est le lac du Bourget ?

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

38.コースとセヴェンヌの地中海農牧業の文化的景観  Paysage culturel de l’agriculture et des pâturages méditerranéens des Causses et des Cévennes

コースとセヴェンヌの地中海農牧業の文化的景観は、フランス南部の中央山塊に属するコース地方とセヴェンヌ山脈に含まれる農業景観を対象とする、UNESCOの世界遺産。

ロックフォール・チーズの産地などを含むその景観は、中世以来の伝統的な牧畜が営まれていることなどを理由として、2011年の第35回世界遺産委員会で登録された。

[地図]


登録年: 2011年

登録区分: 文化遺産
電話番号:+33 4 66 49 53 00
ウェブサイト

参考URL:セヴェンヌ国立公園

セヴェンヌ国立公園に行って下さい。 Rendez-vous au Parc National des Cévennes.

セヴェンヌ国立公園はどこですか? Où se trouve le Parc National des Cévennes ?

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

39.ノール=パ・ド・カレーの鉱業盆地  Bassin minier Nord-Pas-de-Calais

ノール=パ・ド・カレー地域圏は、フランス北端、ベルギーと国境を接する、かつて存在した地域圏である。

ピカルディ地域圏と合併し現在はオー=ド=フランス地域圏となっている。

第一次世界大戦では主戦場の一つとなり、大被害を受けた。

北緯50度付近に位置し、かなり高緯度であるが西岸海洋性気候の恩恵を受けてフランス国内でも有数の日照時間と平均した降水量に恵まれ古くから産業が発達した。

地域圏の面積は日本の新潟県と、人口は静岡県とほぼ同じぐらいである。

首府は人口22万人の工業都市リール。

フランス有数の大規模な炭田地帯は、2012年に世界遺産となっている

[地図]

登録年: 2012年
登録区分: 文化遺産

行き方:パリーリールはTGVが開通しており、パリからリール行きの列車はパリの北駅(Gare de Nord)から出発し、リール駅(Gare de Lille Flandres)に到着する。

所要時間は約1時間。

参考URL:【フランス】パリからリールまで行く3つの方法・所要時間・料金まとめ

リール 駅に行って下さい。 Veuillez vous rendre à la gare de Lille.

リール 駅はどこですか? Où se trouve Gare de Lille ?

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

40.ショーヴェ=ポン・ダルク洞窟とも呼ばれるアルデシュ県ポン・ダルクの装飾洞窟  Grotte décorative du Pon d’Arc, Ardèche, également connue sous le nom de grotte Chauvet-Pon d’Arc

ショーヴェ洞窟は、フランス南部アルデシュ県のヴァロン=ポン=ダルク付近にある洞窟。

ショーヴェ洞窟壁画で知られる。

現在、知られるものでは最古級と思われる約3万2000年前の洞窟壁画で、1994年12月18日に3人の洞穴学者ジャン=マリー・ショーヴェ 、クリスチャン・イレール 、エリエット・ブリュネル=デシャンによって発見され、洞窟壁画の開始時期を大幅に遡らせた。

ショーヴェ洞窟は発見者の Chauvet にちなんで名づけられた。

ただし、絵の年代については論争となっており、これまで見つかった洞窟壁画(1万5000年前のラスコー洞窟など)よりも相当古いものとして発表されたため、宣伝目的のために、絵の描かれた年代が誇張されたと考える人もいる。

ショーヴェ洞窟壁画からは現在判明しているだけで260点の動物画が見付かっており、その総数は300点を超えると見られている。

描かれている動物は、現在のヨーロッパでは絶滅した野生の牛、馬、サイ、ライオン、鹿(メガロケロス、メガセロス)など13種類あり、その中にはフクロウやハイエナやヒョウなど、従来知られていた氷河時代の洞窟壁画には見られない (あるいはごくわずかしか描かれていない)動物も含まれている。

これらの絵は、スタンプあるいは吹き墨の技法を使って描かれている。

またショーヴェ洞窟の洞窟壁画を、その年代からネアンデルタール人の作品であるとし、最後期のネアンデルタール人は芸術活動を行っていたと考える研究者も存在する。

旧石器時代の洞窟壁画は外気に触れると急速に浸食が進み、傷みがひどくなるため、現在では洞窟壁画の多くが非公開の扱いを受けている。

ショーヴェ洞窟もその例外ではなく、特別に許可を受けた一部の研究者を除いて洞窟への立入は禁止され、壁画は非公開となっている。

住所:07150 Vallon-Pont-d’Arc [地図]


登録年: 2014年

登録区分: 文化遺産

行き方:電車の場合、パリのリヨン駅からヴァランス・テー・ジェー・ヴェー駅またはモンテリマール駅までTGVで3時間。

モンテリマール駅からキャベルヌ・デュ・ポンダルクまで、タクシーで約30分。

車の場合、リヨン、マルセイユ、モンペリエ方面から2時間30分。

アヴィニヨン、ニーム、ヴァランス方面から1時間30分です。

参考URL:人類最古の世界遺産!洞窟壁画アルデッシュショーヴェ・ポンダルクの魅力

ショーヴェ洞窟に行って下さい。 Aller à la grotte Chauvet.

ショーヴェ洞窟はどこですか? Où se trouve la Grotte Chauvet ?

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』