2022年10月19日更新

アマルフィ海岸

アマルフィ海岸

16.ピエンツァ市街の歴史地区  Quartiere storico della città di Pienza

ピエンツァ は、人口2,086人のイタリア共和国トスカーナ州シエーナ県のコムーネの一つである。

市街地の歴史地区は1996年に世界遺産に登録されている。

シエナの貴族ピッコロミニ家が神聖ローマ帝国皇帝のフリードリヒ2世からヴァル・ドルチャの地を与えられ、ピエンツァもその一部に含まれていた。

当初、ピエンツァはコルシャーノという小さな村落に過ぎなかった。

だが、このコムーネ出身のピウス2世が教皇となると、ピウス2世はこの地を自らにちなんでピッコロミニと名づけ、理想のルネッサンス期の街づくりに挑んだ。

フィレンツェの建築家ベルナルド・ロッセリーノを呼び寄せると、1459年から工事が始まり、大聖堂を始めとする豪奢を凝らした数々の建造物を残した

大聖堂、教皇の館が連なるピッコロミニ広場などの街並みは世界遺産として現存している。

[地図]


登録年: 1996年

登録区分: 文化遺産

行き方:(1)ローマ→キウージ駅(鉄道で1時間45分)
キウージ駅→モンテプルチャーノ(バスで50分)
モンテプルチャーノ→ピエンツァ(バス・タクシーで10分)
全体の所要時間:3時間弱程度

(2)シエナからは、シエナの鉄道駅からtrainspa社の112番バスで、1時間15分ほどでピエンツァへ行ける。

(3)フィレンツェからは、シエナ経由:フィレンツェ→シエナ鉄道駅→ピエンツァ
キウージ経由:フィレンツェ→キウージ鉄道駅→モンテプルチャーノ→ピエンツァ

参考URL:ピエンツァへの行き方

ピエンツァに行って下さい。 Per favore, vai a Pienza.

ピエンツァはどこですか? Dove si trova Pienza?

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

17.ラヴェンナの初期キリスト教建築群  Architettura paleocristiana a Ravenna

ラヴェンナの初期キリスト教建築群は、イタリアのラヴェンナにあるユネスコの世界遺産。

5世紀初頭から6世紀末に建設された初期キリスト教の聖堂・礼拝堂を対象とする。

ラヴェンナは、西ゴート族による410年のローマ侵略の後、西ローマ帝国、そして東ゴート王国の首都、さらには東ゴート王国を滅ぼした東ローマ帝国(ビザンツ帝国)が総督府を置いてイタリア統治の拠点にした都市である。

ホノリウスが、ミラノから防衛の容易なこの街にやってきた時には、すでに良港クラッシスを要する交易都市として栄えており、751年まで西の首都であり続けた。

今日残る聖堂や礼拝堂は、この繁栄の時代に西ローマ帝国の皇妹皇母ガッラ・プラキディア、東ゴート王国の王テオドリック、東ローマ帝国・ユスティニアヌス1世時代のラヴェンナ司教マクシミアヌスの活動によって建設されたものである。

750年までに、この街には60以上の聖堂が建設されていたことが伝えられる。

しかし、8世紀末になるとラヴェンナは政治的重要性を失い急速に衰退したうえ、その後も歴史の表舞台に立つことはなく、経済活動も活発ではなかったので建て替えもほとんど行われず、当時の建築・美術が豊富に残った。

第一次世界大戦の際には、オーストリア軍の砲撃を受けてサンタポリナーレ・ヌオヴォ聖堂のファサードが破壊され、第二次世界大戦最中の1944年には空爆を受けるなど危機的状況にも遭ったが、戦略上の重要性を持たなかったため、壊滅的な被害を受けることはなかった。

このため、1世紀当時そのままの姿を現代に伝える同じくイタリアの都市ポンペイにラヴェンナを関連付け、「初期中世のポンペイ」と呼ぶこともある。

5世紀から6世紀までの都市の全体像は、発掘があまり行われていないこともあって、明確にはつかめていない。

世界遺産に登録された聖堂のほか、サン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ聖堂(1568年に取り壊され、近年再建された)やサンタ・クローチェ聖堂(ガッラ・プラキディア廟堂の本体にあたる。やはり後に再建された)、ラヴェンナ司教ウルススによって建設された大聖堂バシリカ・ウルシアーナなどの宗教建築が、いくつか再建されている。

[地図]


登録年: 1996年

登録区分: 文化遺産

主な建築物(下記の外部リンクはGoogleマップを示しています。)

1.ガッラ・プラキディア廟堂

2.大聖堂付属(正統派)洗礼堂

3.サンタポリナーレ・ヌオヴォ聖堂

4.アリウス派洗礼堂

5.大司教館礼拝堂

6.テオドリック廟

7.サン・ヴィターレ聖堂

8.サンタポリナーレ・イン・クラッセ聖堂

行き方:ラヴェンナに行くには、ボローニャから鉄道を使うのが一般的。

直通の各駅停車(R)を使って、時間は1時間20分程度。

フィレンツェ、ミラノから行くなら、ボローニャ乗り換えで、2時間~2時間半程度。

サン・ヴィターレ聖堂に行って下さい。 Vai alla Basilica di San Vitale.

サン・ヴィターレ聖堂はどこですか? Dov’è la Basilica di San Vitale?

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

18.神殿の谷  Valle dei Templi

神殿の谷は、シチリア島南部アグリジェントに残る考古遺跡である。

マグナ・グラエキアの芸術と建築に関する最高傑作の部類に属する遺跡群で、シチリア島の観光名所というだけでなく、イタリアの国定史跡にもなっている。

1997年には、ユネスコの世界遺産リストに登録された。

神殿の発掘や修復の大部分は、考古学者ドメニコ・アントニオ・ロ・ファゾ・ピエトラザンタの尽力によるものである。

彼はセラディファルコの公爵だったことがあるため、「セラディファルコ」という名でも知られている。

「神殿の谷」と呼ばれるけれども、「谷」という語は不正確で、アグリジェント郊外の尾根に存在している。

住所:92100 Agrigento, Province of Agrigento, イタリア [地図]


登録年: 1997年

登録区分: 文化遺産
営業時間:08:30〜13:30、15:00〜19:00
TEL:+39 0922 1839996

ウェブサイト

7つの神殿遺跡(下記の外部リンクはGoogleマップを示しています。)

1.ユーノー神殿

2.コンコルディア神殿

3.ヘラクレス神殿

4.ゼウス・オリンピア神殿

5.カストル・ポリュデウケス神殿

6.ウルカヌス神殿

7.アスクレピオス神殿

行き方:アグリジェントへは、パレルモから行くのが一番簡単。

パレルモからは、電車でもバスでも行け、どちらも所要時間は2時間くらいです。

参考URL:アグリジェントへの行き方

神殿の谷に行って下さい。 Vai alla Valle dei Templi.

神殿の谷はどこですか? Dov’è la Valle dei Templi?

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

19.アマルフィ海岸  Costiera Amalfitana

アマルフィ海岸は、イタリア南部のソレント半島南岸、アマルフィ一帯のサレルノ湾に面した海岸を指す名称。

「世界一美しい海岸」と云われる景勝地・避寒地で、1997年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。

ヘラクレスが愛したニュンペーの名に由来した地名で「ヘラクレスはそのニュンペーと仲睦まじく暮らしていたが、ある日突然、彼女が死んでしまう。

それを嘆いたヘラクレスはこの世でもっとも美しい土地に彼女を葬り、街を切り開いて彼女の名を付けたとされる。

アマルフィ海岸の中心地であるアマルフィは中世に海洋都市国家として栄えた都市で、サレルノの西約15km、ナポリの南東約37kmに位置している。

イタリア半島南部からティレニア海に向けて西から東へ突き出したソレント半島の南岸にあたり、半島の付け根にあたるヴィエトリ・スル・マーレから、アマルフィを経て、西にポジターノへ至るまでの一帯がアマルフィ海岸の名で呼ばれている。

行政上はカンパニア州サレルノ県北西部にあたる。

30 キロメートルに及び海岸線には斜面に張り付くように小さな町が点在している。

降り注ぐ太陽と白い町並みがまぶしい高級リゾート地である。

町の中心には千年の歴史をほこる大聖堂、アマルフィ大聖堂がある。

それを取り囲むように地中海都市特有の坂道と狭い路地が複雑に入り組んで、まるで迷宮のようである。

人々は中世から変わらぬ生活を続け、レモンを畑で育て、坂の下まで人の手と足で運ばれる。

ソレントからサレルノまでの湾岸道路からはティレニア海を見渡せ、観光スポットには青の洞窟やナポリとティレニア海を一望できるソラーロ山の見晴らし台などがある

住所:イタリア 〒84011, Province of Salerno, アマルフィ [地図]


登録年: 1997年

登録区分: 文化遺産

行き方:ナポリ中央駅からサレルノ駅で下車してフェリーorバス。

その場合、特急インターシティで約40分ほど。

サレルノ駅前からアマルフィ行きのバスに乗る。

バスは駅を出発したらひたすら海岸線を走りアマルフィに到着するが、このバスはポジターノには行かない。

アマルフィに行って下さい。 Per favore, vai ad Amalfi.

アマルフィはどこですか? Dov’è Amalfi?

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

20.ヴィッラ・ロマーナ・デル・カサーレ  Villa Romana del Casale

ヴィッラ・ロマーナ・デル・カサーレとは、イタリアシチリア島のピアッツァ・アルメリーナ郊外約5キロメートルのところにある古代ローマの別荘(ヴィッラ)である。

ヴィッラ・ロマーナ・デル・カサーレにはローマ時代に描かれたモザイク絵画が数多く残っている。

1997年に、UNESCOの世界遺産に登録された。

住所:SP90, 94015 Piazza Armerina EN, イタリア [地図]


登録年: 1997年

登録区分: 文化遺産
営業時間:09:00〜18:00
TEL:+39 0935 680036

ウェブサイト

行き方:最寄りの街ピアッツァ・アルメリーナまで カターニアからバスで約1時間40分。

パレルモからバスで約2時間15分。

ヴィッラ・ロマ―ナ・デル・カサーレがある場所は、ピアッツァ・アルメリーナ市街地から約5㎞離れている。

移動にはタクシーが便利。

ヴィッラ・ロマーナ・デル・カサーレに行って下さい。 Vai a Villa Romana del Casale.

ヴィッラ・ロマーナ・デル・カサーレはどこですか? Dov’è Villa Romana del Casale?

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』