2024年5月6日掲載

ハバナ

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1.オールド・ハバナ(ハバナ旧市街)とその要塞群  La Habana Vieja y sus fortificaciones

オールド・ハバナハバナ旧市街、スペイン語で、La Habana Vieja)は、キューバの首都・ハバナを構成する歴史地区である。

オールド・ハバナと4つの要塞(フエルサ要塞、モロ要塞、ブンタ要塞、カバーニャ要塞)は、1982年に、「ハバナ旧市街とその要塞群」の名前で、ユネスコの世界遺産に登録された。

オールド・ハバナは、ハバナ湾に面した地区であり、1519年、スペイン人が建設を開始した。

オールド・ハバナは、新世界で産出された財宝を積んだガレオン船の旧世界へ運び出されていく港の役割を果たし、17世紀には、造船の中心地となった。

オールド・ハバナは、バロック建築と新古典主義建築によって構成され、20世紀の後半には、多くの建物が廃墟と化したが、その後、いくらかの建物には再建がなされた。

オールド・ハバナには細い道路が縦横に走り、おおよそ3000の建物が存在する。

オールド・ハバナは、ハバナ港からプラサ・デ・アルマスにかけて形成されていった。

オールド・ハバナは、フランスの海賊であるジャック・ド・ソーレスに焼き討ちされた経験を持つ。

そのことから、スペインは、ハバナ港の要塞化に着手した。

1558年、バルトロメウ・サンチェスの手によって、フエルサ要塞が建設された。

住所:4MP2+C22 pollo Jul, San Ignacio, La Habana, キューバ [地図]



登録年: 1982年
登録区分: 文化遺産
営業時間:24時間営業

行き方:日本から直行便の運航がないため、メキシコシティ乗継ぎのアエロメヒコやトロント乗継ぎのエアカナダを利用するのが一般的です。

2016年12月からは米国本土とハバナを結ぶ定期航空便が再開する予定。

空港から市内へは定額制タクシーか、市バスでおよそ1時間です。

外務省海外安全ホームページでは危険情報はありません。(2024年3月現在)

現地に行く時は、最新情報を確認してください。

参考URL:カリブの真珠!キューバの世界遺産「ハバナ旧市街とその要塞群」を歩こう

ビエハ広場に行って下さい。 Dirígete a la Plaza Vieja.

ビエハ広場はどこですか? ¿Dónde está Plaza Vieja?

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2.トリニダとロス・インヘニオス渓谷  Trinidad y el Valle de los Ingenios

ロス・インヘニオス渓谷(Valle de los Ingenios)は、トリニダの外側およそ12 km に位置するサン・ルイス(San Luis)、サンタ・ロサ(Santa Rosa)、メイエル(Meyer)という3つの渓谷の総称である。

ロス・インヘニオスとは「機械類」のことで、後述の製糖機械にちなむ名称であり、「砂糖の谷」の異名もある。

山間に平坦な地形が広がっているため、日本語ではロス・インヘニオス盆地とも訳される。

1988年にロス・インヘニオス渓谷は近隣のトリニダとともに、ユネスコの世界遺産リストに登録された。

ほとんどの製糖工場は廃墟と化しているが、農園主の邸宅が残るグアチナンゴ(Guachinango)や、農園主の邸宅、監視塔、「バラコーネ」群(barracones)、奴隷の居住地区などが残るマナカ・イグナサ(Manaca Ignaza)の地所のように、無傷の建造物の残る遺跡もある。

マナカ・イグナサの「バラコーネ」群は現在住居に使われているが、修繕は粗末である。

これに対し、レストランに転用されている農園主の邸宅や監視塔は良く手入れされている。

高さ45 m の監視塔、通称「イスナーガの塔」は、1830年から1835年にかけて、農園主アレホ・イスナーガ(Alejo Iznaga)が建てさせたものである。

この塔はサトウキビプランテーションを360度見渡すことができ、奴隷たちを監視するのに使われていた。

同時に、一時はキューバで最も高い建造物であったこの塔は、奴隷たちや製糖業界にイスナーガ家の権勢を見せ付ける象徴としても機能していた。

かつては塔にあった大きな鐘は奴隷たちに一日の労働の終わりを告げていたが、その鐘は現在塔の下に置かれている。

住所:Manaca Iznaga キューバ [地図]



登録年: 1988年
登録区分: 文化遺産
営業時間:臨時休業
ウェブサイト

行き方:世界遺産トリニダードへはハバナからバスで6~7時間。

近くの町カサに宿泊することができます。

またハバナから観光ツアーを利用すると便利。

ロス・インヘニオス渓谷は、トリニダードからバスか列車で行きます。

観光用に蒸気機関車が運行されているのでぜひご利用ください。

外務省海外安全ホームページでは危険情報はありません。(2024年3月現在)

現地に行く時は、最新情報を確認してください。

参考URL:キューバの世界遺産!トリニダードとロス・インヘニオス渓谷

トリニダードに行って下さい。 Por favor ve a Trinidad.

トリニダードはどこですか? ¿Dónde está Trinidad?

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

3.サンティアゴ・デ・クーバのサン・ペドロ・デ・ラ・ロカ城  Castillo de San Pedro de la Roca en Santiago de Cuba

サン・ペドロ・デ・ラ・ロカ城(サン・ペドロ・デ・ラ・ロカじょう、Castillo de San Pedro de la Roca)は、サンティアーゴ・デ・クーバの沿岸部にある城塞である。市の中心部からは約 10 km に位置し、湾を見渡している。

サン・ペドロ・デ・ラ・ロカ城は、ミラノの軍事技師の家に生まれたジョヴァン・バッティスタ・アントネッリ(Giovan Battista Antonelli, フアン・バッティスタ・アントネジ)によって、1637年に設計された。

都市には、1590年から1610年に建造されていたより小さな要塞が存在していたが、都市の総督であったペドロ・デ・ラ・ロカ・イ・ボルハ(Pedro de la Roca y Borja)は、襲い来る海賊への防衛施設として新たに依頼したのである。

アントネッリの設計は、湾の中で伸びる岬の切り立った崖の上に城塞を建てるという条件に順応したもので、ひと続きの段丘の上に建てられた。

城塞は主に4層構造で、大砲を備えた3つの城壁に守られていた。

必需品は海路で運び込まれ、岩を直接切り出した大きな倉庫に収蔵されるか、シタデルがあった最上層に搬入された。

シタデルの建設は1638年から始めて42年を要したが、最終的な工事は断続的に続けられて1700年に完成した。

アントネッリはシタデルの大規模な建設工事が開始されてから間もなくにあたる1645年に呼び戻されたが、彼の他の作品は2つの城塞(Fuerte del Cojimar, Fuerte de Santa Doratea de Luna de Chorrera)でも見ることが出来る。

より早期の要塞の構造物の中には、後の主要建築物に取り込まれたものもある。

20世紀になると城塞は朽ちていったが、1960年代にフランシスコ・プラート・プイグ(Francisco Prat Puig)によって修復された。

1997年には、この城塞はスペイン帝国がアメリカ州で築いた軍事建築物の中で最も状態が良く、完全な形で残っているものとして、ユネスコの世界遺産リストに登録された。

住所:X49H+CW8, Santiago de Cuba, キューバ [地図]



登録年: 1997年
登録区分: 文化遺産
営業時間:09:00~19:00
電話番号:+53 22 691569

行き方:キューバの首都ハバナから「サンティアーゴ・デ・クーバ」へは、国内線で1時間30分。

バスで15時間です。

サン・ペドロ・デ・ラ・ロカ城は、サンティアーゴ・デ・クーバから約10kmのところにあり、タクシーで約15分です。

ハバナまでは日本からの直行便はないので、メキシコシティやトロントを経由して向かいましょう。

尚、アメリカ合衆国からキューバへの観光目的でのフライトは禁じられています。

外務省海外安全ホームページでは危険情報はありません。(2024年3月現在)

現地に行く時は、最新情報を確認してください。

参考URL:世界遺産サン・ペドロ・デ・ラ・ロカ城とサンティアゴ・デ・クーバの街並み

サン・ペドロ・デ・ラ・ロカ城に行って下さい。 Dirígete al Castillo de San Pedro de la Roca.

サン・ペドロ・デ・ラ・ロカ城はどこですか? ¿Dónde queda Castillo de San Pedro de la Roca?

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

4.グランマ号上陸記念国立公園  Parque Nacional Memorial del Desembarco de Granma

グランマ号上陸記念国立公園は、キューバのグランマ州にある国立公園である。

1999年にユネスコの世界遺産に登録された。

キューバの自然遺産の中では、最初に登録されたものである。

1986年に国立公園に設定された。

名前は、1956年にフィデル・カストロたちがグランマ号でキューバ上陸を果たしたラス・コロラダス地域が、登録範囲に含まれていることによる。

国立公園はマエストラ山脈(Sierra Maestra)の西側の斜面にあたっており、石灰岩の段丘が海中まで伸びている。

高低差は540 m(海抜標高360 mから水深 180 m)で、石灰岩の海岸段丘としては世界最大規模である

世界遺産登録理由として認められたのは、この地形が織りなす自然美と、カルスト地形の海岸段丘が持つ地学的重要性による。

IUCNの世界遺産勧告書に記された物件名は「クルス岬の海岸段丘地形」(System of Marine Terraces of Cabo Cruz)であった(クルス岬は国立公園内にある)。

地形の重要性が評価の中心とはいえ、クルス岬にはサンゴ礁があり、他の地域には海草の藻場、マングローブや半落葉性の樹林が見られ、固有種を多く含む動物相や植物相にも見るべきものは多い。

哺乳類(13種)と鳥類(110種)に含まれる固有種はともに約23%にとどまるが、爬虫類は44種のうち40種(90.9%)、両生類は7種のうち6種(85.7%)が固有種である。

また、500種の植物のうち60%は固有種である

住所:キューバ [地図]



登録年: 1999年
登録区分: 自然遺産
電話番号:+53 22 222222
ウェブサイト

行き方:世界遺産グランマ号上陸記念国立公園へアクセスするためには、直行便がないので飛行機を乗り継いでいきます。

カナダ・トロントで乗り換えおよそ3時間30分で、ハバナへ到着です。

ハバナからはバヤモの「カルロス・マヌエル・デ・セスベデス空港」に週2便フライトが出ています。

バヤモからタクシーに乗り30分で、目指すグランマ号上陸記念国立公園に到着です。

外務省海外安全ホームページでは危険情報はありません。(2024年3月現在)

現地に行く時は、最新情報を確認してください。

参考URL:キューバの革命の司令部が残る!世界遺産グランマ号上陸記念国立公園

グランマ号上陸記念国立公園に行って下さい。 Dirígete al Parque Nacional Granma Landing Memorial.

グランマ号上陸記念国立公園はどこですか? ¿Dónde queda Parque Nacional Conmemorativo del Desembarco de Granma?

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

5.ビニャーレス渓谷  Valle de Viñales

ビニャーレス渓谷(スペイン語: Valle de Viñales )は、キューバにあるカルスト地形の窪地である。

渓谷の面積は、132 km2 で、ピナール・デル・リオ州ビニャーレス市の真北にあたるオルガノス山脈(Sierra de los Organos)に位置している。

渓谷の麓では、伝統的な農法によってタバコなどが栽培されており、その耕地が独特の景観を提示している。

渓谷周辺の斜面にはいくつもの洞穴がある。

また、谷底から島のように点在する断崖はモゴーテ(mogote)と呼ばれている。

ビニャーレスはハイキングやロッククライミングで人気のある一大観光地となっている。

1999年にビニャーレス渓谷はユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。

自然美と土着の建築や伝統が見事に融合した文化的景観として評価されたことがその理由である。

住所:J74F+3QF, Viñales, キューバ [地図]



登録年: 1999年
登録区分: 文化遺産
ウェブサイト

行き方:世界遺産ビニャーレス渓谷は首都ハバナからバスで約4時間弱。

観光バスツアーも運行されています。

ビニャーレス渓谷はとても広く、観光スポットが点在しているので時間に余裕のない方はツアーに参加しましょう。

直行便がないので飛行機を乗り継いでいきます。

カナダ・トロントで乗り換えおよそ3時間30分で、ハバナへ到着です。

外務省海外安全ホームページでは危険情報はありません。(2024年3月現在)

現地に行く時は、最新情報を確認してください。

参考URL:キューバの絶景、世界遺産 ビニャーレス渓谷を満喫しよう!

ビニャーレス渓谷に行って下さい。 Ir al Valle de Viñales.

ビニャーレス渓谷はどこですか? ¿Dónde está Valle de Viñales?

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』