2024年8月22日更新

 

リトミシュル城

リトミシュル城

6.レドニツェとヴァルチツェの文化的景観  Kulturní krajina Lednice a Valtice

レドニツェとヴァルチツェの文化的景観は、チェコのモラヴィア地方南部、レドニツェからヴァルチツェにかけてのレドニツェ=ヴァルチツェ地区の文化的景観に対する、ユネスコの世界遺産としての呼称である。

1996年に登録。面積283.09 km2

ネオゴシック様式のレドニツェ城とバロック様式のヴァルチツェ城を軸とする風景式庭園の整備は17世紀から19世紀にかけて行われた。

リヒテンシュタイン家は13世紀半ばにレドニツェを、14世紀末までにヴァルチツェをその領地として城を建設していたが、同家のカール1世がヴァルチツェ城を居城と定め、レドニツェ城は夏の離宮となった。

2つの城の間には1715年より道が造られ、19世紀はじめには、ヨハン・ヨーゼフ1世がイギリス式庭園を建設した。

広大な庭園内には、近郊のフロホヴェツ(Hlohovec)村やラムサール条約により保護されているレドニツェ池群(Lednické rybníky)などが含まれる。

一帯の大部分はマツ林が覆い、一部はディイェ川の河辺林となっている。

園内にはさまざまな建築様式からなる大小の建造物も点在し、それらはしばしば狩猟小屋として用いられた

住所:Zámek 1, 691 44 Lednice, チェコ [地図]

登録年: 1996年
登録区分: 文化遺産
電話番号:+420 519 340 128
ウェブサイト

行き方: チェコ南東部、ミクロフの東でヴァルチツェの北。

車でブルノから約45分、ウィーンから約75分、プラハから約2時間40分。

参考URL:チェコの世界遺産「レドニツェ城」「ヴァルチツェ城」は、まるでRPGの旅立ちの(ラスボスの?)城のようなファンタジー感

レドニツェ城に行って下さい。 Vydejte se na zámek Lednice.

レドニツェ城はどこですか? Kde je zámek Lednice?

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

7.クロムニェジーシュの庭園と城  Kroměńžské zahrady a zámek

クロムニェジーシュ宮殿 は、チェコのクロムニェジーシュにある、バロック様式のかつての大司教の邸宅。

この地の最初の邸宅は、1497年にオロモウツ司教となったスタニスラス・トゥルツォによって建てられた。

建物は後期ゴシック様式を基本にしつつ、最新のルネサンス様式を一部に取り入れていた。

三十年戦争の間の1643年、城はスウェーデン軍によって略奪にあった。

権力のあるリヒテンシュタイン家が宮殿をバロック様式に改装するよう建築家フィリベルト・ルッケーゼに依頼してから、1664年までは司教のものではなかった。

ルッケーゼの仕事の注目すべき作品は、城正面の娯楽用庭園である。

1666年のルッケーゼの死によって、後任のジョヴァンニ・ピエトロ・テンカッラが公式庭園としてルッケーゼの作品を完成させ、テンカッラが属していたトリノ派を偲ばせる手法で宮殿を再建した。

1752年3月の大火で宮殿がすっかり焼けてしまうと、2人のオーストリア皇室お抱え芸術家フランツ・アントン・マウルベルトシュとヨーゼフ・スターンが宮殿ホールの装飾を自分たちの作品でするために到着した。

彼らの絵画が加わり、宮殿は芸術コレクションを収蔵し、国でも優れた絵画を収めた場所とされた。

宮殿には顕著な音楽の業績と33,000冊もの蔵書を持つ図書館がある。

宮殿内のインテリアは広範囲で、映画『アマデウス』においてウィーンのホーフブルク宮殿のシーンを撮影するのに使われた。

この作品はヴォルフガング・モーツァルトの生涯を元としているが、彼自身がクロムニェジーシュを訪れたことはない。

観客席は、映画『不滅の恋/ベートーヴェン』でのピアノ・コンチェルトのシーンに使用された。

また、2014年放送のドラマ『エカテリーナ』(ロシアテレビ)のロケ地としても使用された。

1998年に宮殿の建物と庭園は、「花の庭園」(Květná zahrada)と合わせて「クロムニェジーシュの庭園と城」としてユネスコの世界遺産に登録された

住所:Sněmovní nám. 1, 767 01 Kroměříž, チェコ [地図]


登録年: 1998年

登録区分: 文化遺産
電話番号:+420 573 502 011
ウェブサイト

行き方:世界遺産、クロミェルジーシュの庭園群と城へのアクセスは、プラハやオロモウツ、ブルノの都市からが便利です。

プラハから列車の場合は、フーリン駅(Hulin)で下車し、所要時間は3時間30分程で、バスの場合は約4時間。

オロモウツからは、列車で所要時間は40分程で、バスはごくまれに直行があり所要時間は約1時間30分なので列車がおすすめです。

またブルノから列車の場合はKojetin経由で1時間30分程度、バスは直行でおよそ1時間から1時間30分です。

参考URL:『アマデウス』で有名なチェコの世界遺産!クロミェルジーシュの庭園と城

クロムニェジーシュ宮殿に行って下さい。 Jděte do Kroměšíského paláce.

クロムニェジーシュ宮殿はどこですか? Kde je Kroměńžský palác?

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

8.ホラショヴィツェ歴史的集落保存地区  Sídelní památková rezervace Holašovice

ホラショヴィツェは、チェコ南部の村。チェスケー・ブジェヨヴィツェ市から15キロ西にある。

南方には景観保護区域であるブランスキーの森がある。

村は第二次世界大戦中にも中世の村落構造や南部ボヘミアの民俗的・農村的なバロック様式建造物群が無傷で済んだものの、戦後に放棄された。

1990年から修復されて再び人が住むようになり、1998年にUNESCO世界遺産に登録された

住所:373 84 Jankov, チェコ [地図]


登録年: 1998年

登録区分: 文化遺産
営業時間:24時間営業

行き方: 世界遺産のホラショヴィツェの歴史的集落へのアクセスは、チェコ南部の都市チェスケー・ブジェヨヴィツェが拠点となる。

プラハからチェスケー・ブジェヨヴィツェまでは、バスや鉄道で2時間から3時間半程度。

チェスケー・ブジェヨヴィツェから世界遺産のホラショヴィツェの歴史的集落は15km程です。

バスではJankov, Holasovice下車で、所要時間はおよそ40分。

バスの本数は限られているので、訪れる際には帰りのバスの時間も調べておくことをおすすめします。

参考URL:南ボヘミアの小さな村の世界遺産!ホラショヴィツェの歴史的集落

ホラショヴィツェに行って下さい。 Jeďte prosím do Holašovic.

ホラショヴィツェはどこですか? Kde je Holašovice?

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

9.リトミシュル城  Zámek Litomyšl

リトミシュル城はチェコのリトミシュルにある城である。

ユネスコの世界遺産に登録されている。

リトミシュル城は領主ペルンシュテイン家ブラティスラフにより1568年から14年の歳月を掛けて建設された。

領主はスペインから嫁いだ妃ララのために、当時ボヘミアではみられない優雅で明るいルネサンス様式の城を建築した

城壁はズグラッフィートという技法で描かれた壁画で全面覆われており、その数8千、同じ模様はひとつもないといわれている。

中庭にある壁画は聖書から出典の物語が描かれ、出色の出来ばえとして有名。

城内には城主が客人をもてなすために作ったバロック劇場がある。

このバロック様式の劇場は、現在、世界に数ヶ所しか残っていない貴重な文化遺産である。

城内にあるビール醸造所でチェコの国民音楽家、ベドルジハ・スメタナが生まれた。

スメタナは幼い頃から天才ぶりを発揮し、城内でピアノやヴァイオリンの演奏を披露していた。

1949年から毎年6月、リトミシュル城を主会場にスメタナ国際オペラ・フェスティバルが開催され、大統領や首相も鑑賞に訪れる。

住所:Jiráskova 93, 570 01 Litomyšl, チェコ [地図]


登録年: 1999年

登録区分: 文化遺産
営業時間:臨時休業
電話番号:+420 461 615 067
ウェブサイト

行き方:世界遺産リトミシュル城へのアクセスは鉄道かバスの利用になる。

プラハから鉄道の場合は、2時間半程かかり列車によって1回から3回くらい乗り換えが必要。

バスの場合は、2時間半程度でフラデツ・クラーロヴェー(Hradec Kralove)での乗り換えが多い。

またブルノから鉄道の場合は、2時間半程かかり、乗り換えが必要です。

バスの場合は、直行バスがあるので1時間40分程。

ブルノから世界遺産のリトミシュルに行く場合は、バスの利用がおすすめです。

参考URL:音楽家スメタナの生家がある町!チェコの世界遺産リトミシュル城

リトミシュル城に行って下さい。 Vydejte se na zámek Litomyšl.

リトミシュル城はどこですか? Kde je zámek Litomyšl?

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

10.オロモウツの聖三位一体柱  Olomoucký sloup Nejsvětější Trojice

オロモウツの聖三位一体柱は、チェコのモラヴィア地方オロモウツにあるバロック様式のモニュメントである。

2000年にユネスコの世界遺産に登録された。

高さは35メートル、最上部には銅に金めっきをほどこした三位一体の像、その下には聖母の被昇天の像、その他聖人像やレリーフなどで飾られ、最下層には礼拝堂がある。

三十年戦争が終結し、スウェーデンによる占領状態が解かれて再建されたオロモウツには、聖三位一体柱をはじめとしたバロック建築の建造物群が作られた。

聖三位一体柱は1716年、石工ヴァーツラフ・レンダーの指揮および出資によって建設が始められたもので、レンダーの没後も職人たちが引き継いで1754年に完成させた。

献堂式にはマリア・テレジアとその夫の神聖ローマ皇帝フランツ1世が臨席している。

住所:Horní nám., 771 00 Olomouc, チェコ [地図]

登録年: 2000年
登録区分: 文化遺産

行き方:世界遺産のオロモウツの聖三位一体柱までは、バスや鉄道で行くことが可能です。

オロモウツへは本数も比較的多く、アクセスがいいので訪れやすい世界遺産といえる。

プラハからオロモウツ
・鉄道:1時間に1~3本あり、所要時間はおよそ2時間から2時間半程度
・バス:プラハからは直行便がなく、ブルノで乗り継ぐ必要があるので、プラハからの場合は鉄道をおすすめします。

ブルノからオロモウツ
・鉄道:乗車する鉄道により異なりますが所要時間はおよそ1時間半から2時間15分程度
・バス:乗車するバスにより異なりますが直行の場合は所要時間およそ1時間程度

オロモウツの中央駅から徒歩15分程度で世界遺産のオロモウツの聖三位一体柱にたどり着く。

オロモウツはトラムもあるので、すぐ近くの中心部までトラムで行くことができる。

参考URL:ペスト流行の終焉を祝ったチェコの世界遺産!オロモウツの聖三位一体柱

オロモウツの聖三位一体柱に行って下さい。 Jděte ke sloupu Nejsvětější Trojice v Olomouci.

オロモウツの聖三位一体柱はどこですか? Kde je sloup Nejsvětější Trojice v Olomouci?

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』