2024年8月28日更新
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1.ヴェズレーの教会と丘 Églises et collines de Vézelay
サント=マドレーヌ大聖堂 は、フランスの町ヴェズレーの中心的な丘の上にあるバシリカ式教会堂。
この教会と丘は、1979年にユネスコの世界遺産に登録された。
サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の始点のひとつという歴史的重要性もさることながら、大聖堂のティンパヌムはロマネスク彫刻の傑作として知られている。
861年にヴェズレーの丘の上にベネディクト会士たちが建立した。
その際に、修道士の一人がマグダラのマリア(サント=マドレーヌ)の聖遺物を持ち帰るためにプロヴァンス地方のサン=マクシマンに派遣された。
878年には、この初期カロリング様式の教会は、ローマ教皇ヨハネス8世によって、現存する地下納骨堂ともどもマグダラのマリアに捧げられた。
ジョフロワ修道院長はマグダラのマリアの聖遺物を公開し、それが様々な奇跡を起こしたとされる。
これによって、巡礼者が押し寄せ、ひいてはサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路に組み込まれることになった。
こうした評価は村を都市へと発展させる原動力となった。
巡礼者たちは引きもきらず、その中にはブルゴーニュ公ユーグ2世(1084年)や、イングランド王リチャード1世(1190年に第3回十字軍遠征に先立って)、フランス王ルイ9世(1248年)なども含まれることとなる。
アルトー修道院長は、1096年から1104年に内陣も翼廊も新築した。
ただし、この新築にかかる費用の負担に反発した住民たちが暴動を起こし(1106年)、この時にアルトーは殺された。
なお、この時点では身廊はカロリング様式のままだったが、1120年7月25日に1127人の犠牲者を出した大火災に見舞われたことで、身廊も建て直された(1138年に完成)。
なお、今に残る正面扉上の美しいティンパヌムが彫られたのもこの頃のことである(1125年 – 1130年)。
1146年の復活祭の日(3月31日)に、クレルヴォーのベルナルドゥスは、丘の北斜面にて第二次十字軍を派遣すべきであると説いた。
また、1166年にはカンタベリー大司教トマス・ベケットが、この教会で、イングランド王ヘンリー2世の破門を宣告した。
教会の人気は、1279年にヴェズレーへ持ち去られたはずの聖遺物と称するものがサン=マクシマンで発見されたことで、凋落の一途をたどった。
この教会は1162年にはクリュニー修道院から分離し、オータン司教からフランス王の監督下に移っていたが、1217年にはフランシスコ会に引き取られ、1537年に還俗した。
1569年にはユグノーによる略奪を受けた。
その後、1790年にはフランス革命の中で小教区の一教会となった。
この頃、教会参事会室だけは良好な状態で保たれた(現在も付属のチャペルとして残存している)ものの、ほかは建材調達のための石切り場と化し、自慢のティンパヌムも酷い有様だった。
1819年にはサン=ミシェル塔に落雷があった。
こうした度重なる損壊に対し、プロスペル・メリメの発案に従って、ウジェーヌ・ヴィオレ=ル=デュックに再建が委ねられた(1840年)。
この再建工事は1876年に完成し、1912年に再び巡礼の拠点となった。
住所:89450 Vézelay, フランス [地図]
360°写真
登録年: 1979年
登録区分: 文化遺産
営業時間:07:00〜20:00、08:00〜20:00
電話番号:+33 3 86 33 39 50
行き方:ジヴリ駅 / Gare de Givry:ヴェズレーの最寄り駅、ジヴリ駅からヴェズレーのバス停まで約15分(車で10分、南西へ10km)。
パリベルシー駅から TERで セルミゼラル・ヴェズレーまで直行で2時間半。
駅からタクシーで村の入り口まで。
ヴェズレーは、フランスの首都パリから車で2時間20分(南東へ道なりで230km)、ディジョンから車で1時間25分(西へ道なりで125km)、オセールから車で45分(南東へ道なりで50km)です。
参考URL:世界遺産の村!聖なる丘に佇むフランスの美しい村「ヴェズレー」の見どころ観光スポットやアクセス方法
ヴェズレーのサント=マドレーヌ大聖堂に行って下さい。 Rendez-vous à la cathédrale Sainte-Madeleine de Vézelay.
ヴェズレーのサント=マドレーヌ大聖堂はどこですか? Où se trouve la cathédrale Sainte-Madeleine à Vézelay ?
出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2.ヴェゼール渓谷の先史的景観と装飾洞窟群 Paysage préhistorique et grottes décoratives de la vallée de la Wezer
ヴェゼール渓谷の先史的景観と装飾洞窟群は、1979年にユネスコの世界遺産に登録された、フランスの文化遺産物件(2006年に改称)。
ヴェゼール渓谷(ドルドーニュ県のレゼイジ=ドゥ=タイヤック=シルイユからモンティニャックにかけての40kmほどの間に広がっている地域)に点在する先史時代遺跡群のうち、ユネスコによって選定された重要性の高い物件の総称である。
鮮やかな洞窟壁画で有名なラスコー洞窟や、クロマニョン人の骨が発見されたアブリ・ドゥ・クロ=マニョン(クロ=マニョン岩陰遺跡)、ネアンデルタール人が担ったムスティエ文化のアブリ・デュ・ムスティエ(ムスティエ岩陰遺跡群)などが含まれる。
世界遺産の登録に当たっては、多くの考古学的景観や旧石器時代の洞窟絵画研究上最も重要なものの中でも、主に装飾洞窟に絞られた。
世界遺産の登録の際には、147の旧石器時代の地層、25の装飾洞窟、この一帯で発見されたおよそ10万点におよぶ石器や骨角器などに言及されている。
住所:24290 Montignac [地図]
360°写真
登録年: 1979年
登録区分: 文化遺産
行き方:フランスモンティニャック村にある、ラスコー洞窟。
世界遺産に登録されているスポットは、世界中から観光客を集める、人気の観光スポットとなっている。
実物は保存の為に閉鎖されたが、実物大のレプリカが芸術センターにでき、センターがメインの観光スポットとなっている。
フランスモンティニャックの芸術センターは、コンダ・ル・ラルダン駅が一番近い最寄り駅で、ここからタクシーで、目的地を目指すというのが主流です。
参考URL:ラスコー洞窟壁画への行き方は?保存の為に閉鎖されたが実物大のレプリカが!
ラスコー洞窟壁画に行って下さい。 Aller à la peinture murale de la grotte de Lascaux.
ラスコー洞窟壁画はどこですか? Où est la peinture rupestre de Lascaux ?
出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
3.ヴェルサイユの宮殿と庭園 Château et jardins de Versailles
ヴェルサイユ宮殿は、1682年、フランス王ルイ14世が建てたフランスの宮殿(建設当初は離宮)である。
ヴェルサイユ城ともいい、フランス語ではこちらの表記がよく使用されている。
パリの南西22キロメートルに位置するイヴリーヌ県ヴェルサイユにある。
主な部分の設計はマンサールとル・ブランによっておこなわれ、庭園はアンドレ・ル・ノートルによって造営された。
バロック建築の代表作で、豪華な建物と広大な美しい庭園で有名である。
宮殿内には地方の有力貴族の居住空間も用意され、権力の一極集中を実現していた。
そのため、フランス絶対王政の象徴的建造物ともいわれる。
宮殿はルイ14世をはじめとした王族と、貴族たちが国政を議論する場であり、時には社交場でもあった。
その結果様々なルール・エチケット・マナーが生まれた。
それの中に今につながるものもあるという。
住所:Place d’Armes, 78000 Versailles, フランス [地図]
360°写真
登録年: 1979年
登録区分: 文化遺産
営業時間:09:00〜17:30、休日(月曜日)
電話番号:+33 1 30 83 78 00
ウェブサイト:
行き方:バスでヴェルサイユ宮殿に行く場合、メトロ9号線の終点「ポン ドゥ セーヴル駅(pont de Sevres)」のバス乗り場から、RATPの171番バスに乗る。
パリ市内からポン ドゥ セーヴル駅までは地下鉄で所要20分ほど、バスに乗ってヴェルサイユ宮殿の正門前までは所要30分〜40分ほどになる。
参考URL:「ヴェルサイユ宮殿」への行き方 をわかりやすく解説
ヴェルサイユ宮殿に行って下さい。 Rendez-vous au Château de Versailles.
ヴェルサイユ宮殿はどこですか? Où est le Château de Versailles ?
出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
4.シャルトル大聖堂 Cathédrale de Chartres
シャルトル大聖堂はフランスの首都パリからおよそ南西87kmほど離れた都市シャルトルに位置し、フランス国内において最も美しいゴシック建築のひとつと考えられている大聖堂。
1979年にユネスコの世界遺産に登録されている。
大聖堂はカトリック教会の教会州、シャルトル教区を置く。
概要
- 全長: 113メートル
- 幅: 南北32メートル、東西46メートル
- 身廊: 高さ37メートル、幅16.4メートル
- 176ステンドグラス窓
- 十字架上のキリスト像: 41の場面・200像
住所:16 Cloître Notre Dame, 28000 Chartres, フランス [地図]
360°写真
登録年: 1979年
登録区分: 文化遺産
営業時間:10:00〜12:30、14:00〜19:30、14:00〜19:30(日曜日)
電話番号:+33 2 37 21 59 08
ウェブサイト:
行き方:シャルトル大聖堂はパリの南西約90kmほどの場所にある「シャルトル」という穀倉地帯の街中に位置している。
パリ市内から「シャルトル大聖堂」までは、フランスの国鉄列車「SNCF」と徒歩でアクセスする事ができる。
参考URL:世界遺産シャルトル大聖堂へ行ってきた!行き方・開館時間・見どころ徹底ガイド
シャルトル大聖堂に行って下さい。 Rendez-vous à la cathédrale de Chartres.
シャルトル大聖堂はどこですか? Où se trouve la cathédrale de Chartres ?
出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
5.モンサンミッシェルとその湾 Le Mont Saint Michel et sa baie
モン・サン=ミシェルは、フランス西海岸、サン・マロ湾上に浮かぶ小島、及びその上にそびえる修道院である。
ノルマンディー地域圏マンシュ県に属する。
モンサンミシェルとも表記する。
カトリックの巡礼地のひとつであり「西洋の驚異」と称され、1979年には「モン・サン=ミシェルとその湾」としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録され、1994年10月にはラムサール条約登録地となった。
ノルマンディー地方南部・ブルターニュとの境に近いサン・マロ湾はヨーロッパでも潮の干満の差が最も激しい所として知られる。
潮の満ち引きの差は15メートル以上ある。このため、湾の南東部に位置する修道院が築かれた岩でできた小島はかつては満ち潮の時には海に浮かび、引き潮の時には自然に現れる陸橋で陸と繋がっていた(タイダル・アイランド)。
島の入口には潮の干満時刻を示した表示があり、満潮時には浜に降りないようにと記されている。
最も大きい潮が押し寄せるのは満月と新月の28-36時間後といわれており、引き潮により沖合い18kmまで引いた潮が、猛烈な速度で押し寄せる。
このためかつては多くの巡礼者が潮に飲まれて命を落としたといい、「モン・サン=ミシェルに行くなら、遺書を置いて行け」という言い伝えがあった。
1877年に対岸との間に地続きの道路が作られ、潮の干満に関係なく島へと渡れるようになった。
しかし、これによって潮流をせき止めることとなり、100年間で2mもの砂が堆積してしまった。
急速な陸地化(陸繋島化)が島の周囲で進行しており、島の間際まで潮がくることは滅多になくなりつつあったため、かつての姿を取り戻すべく2009年には地続きの道路が取り壊され、2014年に新たな橋が完成した。
住所:50170 [地図]
360°写真
登録年: 1979年
登録区分: 文化遺産
行き方:モン・サン=ミッシェルへ行くには、電車+バス、現地ツアー、長距離バス、などの手段がある。
パリ市内とモンサンミッシェルは、約280km離れている。
TGVが停まるモンサンミッシェルの最寄りはレンヌ駅(Gare de Rennes)です。
レンヌ駅からモンサンミッシェルまでは、バスで移動する。
バスは、レンヌ駅のTGVの到着時間に合わせて運行している。
モン・サン・ミッシェル島内へ車は入場できないので、バスはモンサンミッシェル手前のシャトルバス乗り場に到着し、無料シャトルバスに乗ってモンサンミッシェルに行く。
参考URL:【最新版】モン・サン・ミッシェルのベストな行き方 徹底研究 – 電車?ツアー?長距離バス?
モンサンミッシェルに行って下さい。 Aller au Mont Saint Michel.
モンサンミッシェルはどこですか? Où est le Mont Saint Michel ?