2024年2月6日掲載
6.カルパティア山脈などの欧州各地のブナ原生林群 Pralesovité bukové pralesy v rôznych častiach Európy, napríklad v Karpatoch
「カルパティア山脈などの欧州各地のブナ原生林群」は最も多くの国境を越える世界遺産。
2007年にウクライナ&スロバキアの世界遺産として登録、2011年にはドイツに拡大され「カルパティア山脈のブナ原生林とドイツの古代ブナ林群」となった経緯がある。
2017年、さらにほかの国々も追加され12か国に拡大されることになった。
名称も「カルパティア山脈などの欧州各地のブナ原生林群」に変更された。
アルバニア・オーストリア・ベルギーにとっては初の世界自然遺産になる。
スロバキアとウクライナにまたがるカルパティア山脈の10箇所のブナ原生林と、ドイツ中部および北西部にある15箇所のブナ林、さらに残りの国の9か所の自然保護区が対象になっている。
カルパティア山脈のブナの原生林は、東西185キロメートル、総面積2万9278ヘクタールに及ぶ世界最大のブナの原生地域。
ブナだけでなく、ナラやボダイジュなどの樹木も生育し、カエデやカシ、モミなどの別の樹種との混交林も見られる多様な植物が共存している場所であり、キンメフクロウなどの114種の動物を豊かに養う貴重な楽園として、原始のままの姿を現代に伝えている。
スロバキアの5箇所は、東カルパティア生物圏保護区に属するポロニニ国立公園(Poloniny National Park)とその緩衝地域の保護区(ロジョック国立自然保護区)およびハヴェショヴァー自然保護区とヴィホルラット景観保護区にそれぞれ含まれている。
住所:Rybnícka 3951, 069 01 Snina, スロバキア [地図]
360°写真(ポロニニ国立公園)
登録年: 2007年
登録区分: 自然遺産
営業時間:24時間営業
電話番号:+421 910 480 350
ウェブサイト:
行き方:世界遺産「カルパチア山地のブナ原生林とドイツの古代ブナ林」を訪れる際は、スロバキアのポロニニ国立公園(Poloniny National Park)を拠点に観光するのがおすすめです。
まずは、日本の成田からヨーロッパ各都市を経由して、スロバキア第2の都市コシツェ(Kosice)を目指しましょう。
コシツェからポロニニ国立公園までの距離はおよそ130km。
電車やバス、レンタカー、タクシーなど様々なアクセス方法がありますが、所要時間が最も短いタクシーやレンタカーを利用するのが便利です。
車での所要時間は2時間30分弱。これなら日帰り観光も可能です。
コストを抑えたい方は、電車とタクシーを乗り継ぐ方法がおすすめです。
まずはコシツェから電車に乗ってフメンネー(Humenne)へ行き、さらに乗り換えてスタクチン(Stakcin)へ。
スタクチンからポロニニ国立公園までは、タクシーで約40分です。(電車を含む総移動時間3時間40分)
外務省海外安全ホームページでは危険情報はありません。(2023年12月現在)
現地に行く時は、最新情報を確認してください。
参考URL:スロバキアの世界遺産・カルパチア山地のブナ原生林とドイツの古代ブナ林
ポロニニ国立公園に行って下さい。 Choďte do národného parku Polonini.
ポロニニ国立公園はどこですか? Kde sa nachádza Národný park Polonini?
出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
7.カルパティア山脈地域のスロバキア側の木造教会群 Drevené kostolíky na slovenskej strane Karpát
カルパティア山脈地域のスロバキア側の木造教会群(カルパティアさんみゃくちいきのスロバキアがわのもくぞうきょうかいぐん)は、16世紀から18世紀にかけて建造された9つのキリスト教建造物群を対象とするスロバキアの世界遺産である。
スロバキアの8箇所に点在する木造教会と、そのうち1箇所に残る鐘楼の9件が登録されており、ヘルヴァルトウ(Hervartov)、トゥヴルドシーン (Tvrdošín)の2箇所がローマ・カトリック、フロンセク(Hronsek)、 レシュティニ(Leštiny)、ケジュマロク(Kežmarok)の3箇所がプロテスタント(フロンセクは鐘楼も登録対象)、ボドルジャル(Bodružal)、ルスカー・ビストラー(Ruská Bystrá)、ラドミローヴァー(Ladomirová)の3箇所が東方教会に属している。
フロンセクの教会(Hronsek, the Articled Church)
フロンセクはスロバキア中部の小村で、バンスカー・ビストリツァとズヴォレンの中間に位置している。
その教会は1725年10月23日に着工され、翌年の秋に完成したあと、隣接する鐘楼も同じように建設された。
教会の高さは8 m で、長さ23 m と 18 mとが交差する十字架型をしている。
そこにはスカンジナビア半島の建築物に見られるモチーフが多く見られるが、それはノルウェーないしスウェーデンの職人たちも建築に加わったからと推測されている。
聖歌隊席の椅子の並びも独特なもので、5つの扉から1100人の参列者を収容できるようになっている。
祭壇にはSamuel Kialovičが作成した1771年以来の机が6つ残る。
世界遺産登録地域は教会そのものの0.1883 haと鐘楼の0.0114 haで、緩衝地域は二つの登録地域を隔てている街路などを含む1.8224 haである。
住所:Augusta Horislava Krčméryho, 976 31 Hronsek, スロバキア [地図]
360°写真(フロンセク)
登録年: 2008年
登録区分: 文化遺産
電話番号:+421 48 418 81 28
ウェブサイト:
行き方:バンスカー・ビストリツァかズヴォレンからスリアチュ空港へ行くバスで途中下車して徒歩か車で。
外務省海外安全ホームページでは危険情報はありません。(2023年12月現在)
現地に行く時は、最新情報を確認してください。
参考URL:2023年スロバキア世界遺産全8件と候補一覧/行き方と地図/動画・写真・評価
フロンセクの教会に行って下さい。 Choďte prosím do kostola vo Fronsecu.
フロンセクの教会はどこですか? Kde je kostol vo Fronsecu?
出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
8.ローマ帝国の国境線 – ドナウ川のリーメス(西部分) Hranice Rímskej ríše – Limes (západná časť) Dunaja
ローマ帝国の国境線(ローマていこくのこっきょうせん)は、ブリテン島を含むヨーロッパ、近東および北アフリカにまたがるローマ帝国の国境線を指すが、ユネスコの世界遺産登録物件名でもある。
ヨーロッパの沿線の考古遺跡には壁、溝、用水路、土塁、監視塔、カストラ(城、砦、要塞、野営地など)、道、港、艦隊の基地、民間人の居住地、町、墓地、聖地、円形闘技場、宮殿などが含まれる。
世界遺産の「ローマ帝国の国境線」はローマ帝国の繁栄と衰退を残す文化的景観が評価されて、1987年にイギリスのハドリアヌスの長城が単独で登録された。
その後、2005年にドイツのリーメスを拡大登録した際に現在の名称となり、2008年にはイギリスのアントニヌスの長城も含まれることが決定した。
また、オーストリア、ドイツとスロバキアを跨ぐ「ローマ帝国の国境線 – ドナウ川のリーメス(西側部分)」およびドイツとオランダを跨ぐ「ローマ帝国の国境線 – 低地ゲルマニアのリーメス」は2021年にそれぞれ別の世界遺産物件に登録された。
ドナウのリーメスはドイツ・オーストリア・スロバキアを跨ぐ延長約600kmの長城跡である。
住所:1, Gerulatská 67, 851 10 Rusovce, スロバキア [地図]
登録年: 2020年
登録区分: 文化遺産
営業時間:臨時休業
電話番号:+421 2 591 008 12
ウェブサイト:
行き方:オーストリアの首都・ウィーンから、60キロしか離れていない隣国の首都・ブラチスラバ。
日帰り旅行にもピッタリなこのルートは、バス・鉄道・船・車の4つの方法で行き来可能です。
スロバキアのブラチスラヴァに位置する「古代ゲルラタ・ユネスコ世界遺産(Ancient Gerulata UNESCO Site)」は、ローマ時代の遺跡が残る貴重な観光スポットです。
この遺跡は、2005年にユネスコの世界遺産に登録されており、歴史や考古学に興味を持つ旅行者にとって魅力的な場所となっています。
古代ゲルラタは、ローマ帝国の支配が及んでいた紀元1世紀から5世紀にかけて栄えた古代都市の遺跡です。
この遺跡は、ブラチスラヴァ市内から約15キロメートルの距離に位置しており、車やバスを利用してアクセスすることができます。
外務省海外安全ホームページでは危険情報はありません。(2023年12月現在)
現地に行く時は、最新情報を確認してください。
参考URL:2023年スロバキア世界遺産全8件と候補一覧/行き方と地図/動画・写真・評価
ブラチスラヴァのゲルラタに行って下さい。 Choďte do Gerlaty v Bratislave.
ブラチスラヴァのゲルラタはどこですか? Kde je Gerlata v Bratislave?