2024年2月10日掲載
6.シギショアラ歴史地区 Centrul Istoric Sighisoara
シギショアラ歴史地区は、ルーマニアの世界遺産の一つである。
ルーマニア・ムレシュ県の都市シギショアラ(ドイツ語名:シェースブルク)のうち、トランシルヴァニア・ザクセン人によって12世紀以降に建造されたシタデルの区域に該当する。
かつてラテン語でカストゥルム・セクス (Castrum Sex) と呼ばれたシギショアラの歴史地区は、現在もなお人々が暮らす中世的城塞都市であり、「ルーマニアの宝石」とも称えられるその美しい街並みは、トランシルヴァニア・ザクセン人の850年に及ぶ歴史と文化の例証として、1999年にユネスコの世界遺産に登録された。
住所:Strada Turnului, Sighișoara 545400 ルーマニア [地図]
360°写真(時計塔)
登録年: 1999年
登録区分: 文化遺産
営業時間:09:00~18:30、10:00~17:30(土曜日、日曜日)、休日(月曜日)
電話番号:+40 265 771 10
行き方:日本からルーマニアまでの直行便はありませんので、ヨーロッパ主要空港で乗り換えて下さい。
ルーマニアの首都ブカレストからは、電車で5時間~5時間半かかります。
外務省海外安全ホームページでは危険情報はありません。(2023年12月現在)
現地に行く時は、最新情報を確認してください。
参考URL:中世の雰囲気が残るドラキュラ公の誕生地、世界遺産シギショアラ歴史地区
シギショアラ歴史地区に行って下さい。 Mergeți în centrul istoric al Sighișoarei.
シギショアラ歴史地区はどこですか? Unde este Centrul Istoric Sighișoara?
出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
7.オラシュチエ山脈のダキア人の要塞群 Cetăţi dacice din Munţii Orăştiei
オラシュチエ山脈のダキア人の要塞群は、ルーマニアの世界遺産の一つである。
紀元前1世紀から1世紀にかけて、ローマ帝国の侵攻に対抗するために、ダキア人独特のムルス・ダキクス様式で建造された6つの要塞が登録対象となっている。
その広範囲に及び、なおかつ保存状態の良好な遺跡群は、精力的で革新的であった古代文明の姿を良く伝えるものである。
ただし、この一帯に関する保護措置をルーマニアが講じていなかったことから、盗掘も行われてきた。
登録対象は、デケバルスの防衛システムを形成していた要塞群、すなわちサルミゼゲトゥサ、ブリダル、ピアトラ・ロシエ、コステシュティ、カプルナ、バニツァの6箇所に残る遺跡である。
住所:DJ705A 66a, Costești 337327 ルーマニア [地図]
360°写真(サルミゼゲトゥサ)
登録年: 1999年
登録区分: 文化遺産
営業時間:09:00~20:00
ウェブサイト:
行き方:オラシュチエ山脈のダキア人の要塞群観光の拠点となるのは、ルーマニア中部の都市シビウです。
シビウまでは、ウィーンやミュンヘン、シュトゥットガルトなどから飛行機で行くことができます。
ルーマニアの首都ブカレストからの国内便はないので注意してください。
鉄道ならブカレストから6時間ほどです。
シビウからは、レンタカーやタクシーなどで2時間ほどで、最も保存状態の良いサルミゼゲトゥサの要塞に行くことができます。
複数の要塞跡を効率よく回るには、ツアーに参加した方がよいでしょう。
要塞はいずれも山深いところにあるので、公共交通機関で回るのは困難です。
ただコステシュティの村までバスで行けば、コステシュティとブリダルの2つの砦跡へはハイキング程度で登れるほか、麓には宿泊施設も点在しています。
外務省海外安全ホームページでは危険情報はありません。(2023年12月現在)
現地に行く時は、最新情報を確認してください。
参考URL:ルーマニアの誇り!世界遺産「オラシュチエ山脈のダキア人要塞群」
サルミゼゲトゥサに行って下さい。 Du-te la Sarmizegetusa.
サルミゼゲトゥサはどこですか? Unde este Sarmizegetusa?
出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
8.カルパティア山脈などの欧州各地のブナ原生林群 Păduri primitive de fag în diferite părți ale Europei, cum ar fi Munții Carpați
「カルパティア山脈などの欧州各地のブナ原生林群」は最も多くの国境を越える世界遺産。
2007年にウクライナ&スロバキアの世界遺産として登録、2011年にはドイツに拡大され「カルパティア山脈のブナ原生林とドイツの古代ブナ林群」となった経緯がある。
2017年、さらにほかの国々も追加され12か国に拡大されることになった。
名称も「カルパティア山脈などの欧州各地のブナ原生林群」に変更された。
アルバニア・オーストリア・ベルギーにとっては初の世界自然遺産になる。
スロバキアとウクライナにまたがるカルパティア山脈の10箇所のブナ原生林と、ドイツ中部および北西部にある15箇所のブナ林、さらに残りの国の9か所の自然保護区が対象になっている。
カルパティア山脈のブナの原生林は、東西185キロメートル、総面積2万9278ヘクタールに及ぶ世界最大のブナの原生地域。
ブナだけでなく、ナラやボダイジュなどの樹木も生育し、カエデやカシ、モミなどの別の樹種との混交林も見られる多様な植物が共存している場所であり、キンメフクロウなどの114種の動物を豊かに養う貴重な楽園として、原始のままの姿を現代に伝えている。
ルーマニアの指定箇所は同国最北部と南部カルパチア山脈の2つの区域に集中しており、ネラ峡谷・ベウシュニツァ国立公園(Nera Gorge-Beușnița National Park)の1箇所、コジア国立公園(Cozia National Park)の2箇所、ドモグレッド=ヴァレア・チェルネイ国立公園(Domogled-Valea Cernei National Park)の3箇所、グロシイ・ツィブレシュルイ(Groșii Țibleșului)の2箇所、セメニック=カラシュ峡谷国立公園(Semenic-Caraș Gorge National Park)の1箇所、ストランブ=バイウツ(Strâmbu-Băiuț)の1箇所などが含まれる。
住所:ルーマニア [地図]
360°写真(Cheile Nerei-Beușnița National Park)
登録年: 2007年
登録区分: 自然遺産
ウェブサイト:
行き方:
- National road DN57B Oraviţa – Sasca Montană – Şopotu Nou – Cărbunari – Bozovici – Anina
- National road DN57B Reşiţa – Caraşova – Anina
外務省海外安全ホームページでは危険情報はありません。(2023年12月現在)
現地に行く時は、最新情報を確認してください。
参考URL:世界遺産ルーマニアのブナ原生林群
ネラ峡谷・ベウシュニツァ国立公園に行って下さい。 Mergeți la Cheile Nerei/Parcul Național Bełšnica.
ネラ峡谷・ベウシュニツァ国立公園はどこですか? Unde este Parcul Național Cheile Nerei-Bełšnica?
出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
9.ロシア・モンタナの鉱山景観 Peisajul minelor din Montana, Rusia
ルーマニア中西部の「ロシア・モンタナの鉱山景観」は、ローマ時代に金鉱山として発展し、多量の金が採掘されました。
ローマ人が去ると放棄されたが、中世以降にザクセン人移民、オーストリア帝国が採掘を再開。
20世紀にはルーマニア国家が採掘を続けたが2006年に閉鎖されました。
ローマ時代の住居・神殿・地下墓地なども残されています。
カルパティア山脈系の山地であるアプセニ山地にあり、ヨーロッパ最大の露天掘り竪坑群を有しています。
古代ローマ時代においては手掘りされており、近代産業化された後は無人掘削機を導入する等、最も早い時期にリモートセンシングを採用した鉱山となりました。
因みに、西暦2世紀頃の金の採掘量は500t余りだったようで、掘られた地下通路の総延長は約7kmにも及んだそうです。
因みに、「ロシア・モンタナ」とは「赤い山」という意味だそうです。
無事、登録されましたが、危機遺産リストにも登録されています。
住所:ルーマニア [地図]
360°写真
登録年: 2020年
登録区分: 文化遺産
行き方:シビウ⇒Alba Iuliaへ電車2.5時間⇒ズラトナ/Zlatnaへ電車1.3時間⇒ロジアモンタナへの32kmはタクシー等で。
外務省海外安全ホームページでは危険情報はありません。(2023年12月現在)
現地に行く時は、最新情報を確認してください。
参考URL:2023年ルーマニア世界遺産全9件と候補一覧/行き方と地図/動画・写真・評価
ロシア・モンタナの鉱山に行って下さい。 Du-te la minele din Montana Rusă.
ロシア・モンタナの鉱山はどこですか? Unde sunt minele din Rusia/Montana?