2024年12月14日掲載

無限の柱

無限の柱

10.トゥルグ・ジウのブランクーシ記念作品群  Lucrari Memoriale Brancusi Targu Jiu

厳粛で瞑想的でありながらも親しみやすいトゥルグ ジウの記念碑的アンサンブルは、抽象彫刻の先駆者として影響力のあったコンスタンティン ブランクーシによって 1937 年から 1938 年にかけて、第一次世界大戦中に街を守るために亡くなった人々を追悼するために作られました。

狭い英雄通りでつながった 2 つの公園に位置するこの施設には、記念碑的な彫刻インスタレーションのアンサンブルと、軸線上に以前からあった聖使徒ペトロとパウロの教会が含まれています。

コンスタンティン ブランクーシが考案した抽象彫刻、景観建築、工学、都市計画の見事な融合は、地元の戦時中のエピソードをはるかに超えて、人間の状態に対する独自のビジョンを提示しています。

住所:Calea Eroilor, Târgu Jiu 210002 ルーマニア [地図]


登録年: 2024年
登録区分: 文化遺産
営業時間:24時間営業

行き方:日本からルーマニアまでの直行便はありませんので、ヨーロッパ主要空港で乗り換えて下さい。

彫刻家コンスタンティン・ブランクーシ(CON‐STANTIN BRANCUSI1876‐1957)は、ルーマニアが生んだ最も著名な芸術家であり、その作品は、二十世紀の抽象彫刻に決定的な影響を与えた。

彼の生まれ故郷は、ブカレストから遥か西へ四百五十キロほどに位置するホビツァという小さな村であリ、そこには彼の生家が保存されている。

ホビツァ村に近い町、トゥルグ・ジウの中央公園には、《キス・ゲート》(邦題では《接吻の門》ともいう、1938年)、《沈黙のテーブル》のふたつの作品が置かれており、そこからーキロほど離れた別の町外れの公園には、戦没兵士のための記念碑でもある《無限柱》(1937年、高さ29メートル)がある。

外務省海外安全ホームページでは危険情報はありません。(2024年10月現在)

現地に行く時は、最新情報を確認してください。

参考URL:ルーマニアを旅するAtoZ

トゥルグ・ジウの中央公園に行って下さい。 Mergi in Parcul Central din Targu Jiu.

トゥルグ・ジウの中央公園はどこですか? Unde este parcul central din Targu Jiu?

出典元: 世界遺産センター

11. ローマ帝国の国境線 – ダキア  Granițele Imperiului Roman – Dacia

紀元前500年以降、ローマ帝国はヨーロッパと北アフリカの一部に領土を拡大し、2世紀までに国境は合計約7,500キロメートルに達しました。

ルーマニアの部分であるダキア・リメスは、西暦106年から271年まで運用されていました。

この遺産は277の構成資産から成り、ヨーロッパの旧ローマ属州の中で最も長く、最も複雑な陸上の境界を表しています。

多様な景観を横断し、軍団の要塞、補助砦、土塁、監視塔、仮設キャンプ、世俗的な建物を含む個々の遺跡のネットワークによって定義されています。

ダキアはドナウ川の北側に位置する唯一のローマ属州でした。

その国境は「蛮族」から保護し、貴重な金と塩の資源へのアクセスを管理していました。

住所:DJ705A 66a, Costești 337327 ルーマニア [地図]


登録年: 2024年
登録区分: 文化遺産
営業時間:臨時休業

行き方:オラシュチエ山脈のダキア人の要塞群観光の拠点となるのは、ルーマニア中部の都市シビウです。

シビウまでは、ウィーンやミュンヘン、シュトゥットガルトなどから飛行機で行くことができます。

ルーマニアの首都ブカレストからの国内便はないので注意してください。

鉄道ならブカレストから6時間ほどです。

シビウからは、レンタカーやタクシーなどで2時間ほどで、最も保存状態の良いサルミゼゲトゥサの要塞に行くことができます。

複数の要塞跡を効率よく回るには、ツアーに参加した方がよいでしょう。

要塞はいずれも山深いところにあるので、公共交通機関で回るのは困難です。

ただコステシュティの村までバスで行けば、コステシュティとブリダルの2つの砦跡へはハイキング程度で登れるほか、麓には宿泊施設も点在しています。

外務省海外安全ホームページでは危険情報はありません。(2023年12月現在)

現地に行く時は、最新情報を確認してください。

参考URL:ルーマニアの誇り!世界遺産「オラシュチエ山脈のダキア人要塞群」

サルミゼゲトゥサに行って下さい。 Du-te la Sarmizegetusa.

サルミゼゲトゥサはどこですか? Unde este Sarmizegetusa?

出典元: 世界遺産センター