2024年1月18日更新
36.ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の町々 Città tardo barocche del Val di Noto
ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の町々は、イタリアのシチリア島の東南部にあるユネスコの世界遺産。
シチリア島の東南部にある8つの町、カルタジローネ、ミリテッロ・イン・ヴァル・ディ・カターニア、カターニア、モディカ、ノート、パラッツォーロ・アクレイデ、ラグーザ、シクリの街並みが世界遺産に登録されている。
登録を受けた2002年でも、これらの町は約12万人の居住者を持つ、生きた街並みである。
これらの町は中世前半に形成され、城や教会を中心に発展した。
しかし、1693年1月9日および1月11日に発生した地震(ヴァル・ディ・ノート大地震)では約9万3千人の死傷者を出し、これらの町は壊滅的な打撃を受けた。
地震の後、地元の貴族らの働きにより後期バロック様式で統一された建物が築かれ、町は再建された。
ヴァル・ディ・ノートとは、シチリアの古い行政区分ヴァッロ (Vallo) の1つを指している。
[地図]
360°写真
登録年: 2002年
登録区分: 文化遺産
行き方:カターニアからラグーザへは、カターニアの鉄道駅、ドゥオモ近くのボルセッリーノ広場から、ETNA社の長距離バスで行くことが出来る。
カターニア空港からも乗車できる。 所要時間は2時間弱。
参考URL:ラグーザへの行き方
ラグーザに行って下さい。 Per favore, vai a Ragusa.
ラグーザはどこですか? Dov’è Ragusa?
出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
37.サン・ジョルジョ山 Monte San Giorgio
サン・ジョルジョ山は、スイス・ティチーノ州の南部にあるピラミッド型をした山。
標高1,097m。木々の生い茂る緑豊かな山だが、より重要な点は、中生代三畳紀中期(2億4,500万年前 – 2億3,000万年前)に属する5つの地層から、多くの化石が産出しているところにある。
その顕著で普遍的な価値を認められ、スイスの国内法で景観保護地域に指定されるとともに、2003年にはユネスコの世界遺産に登録された。
住所:スイス 〒6866 ブルジーノ・アルシーツィオ [地図]
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登録年: 2003年
登録区分: 自然遺産
行き方:サン・ジョルジョ山のあるルガーノの街へは、ミラノの「マルペンサ空港」からでもアクセス良好なので、ミラノから入るのもおすすめ。
成田からの所要時間はチューリッヒと同じくらいです。
チューリヒからルガーノまでは約210km、列車や車で2時間半。
ルガーノに行って下さい。 Per favore, vai a Lugano.
ルガーノはどこですか? Dov’è Lugano?
出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
38.ピエモンテ州とロンバルディア州のサクリ・モンティ Sakuri Monty in Piemonte e Sakuri Monty in Lombardia
ピエモンテ州とロンバルディア州のサクリ・モンティは、イタリアのピエモンテ州とロンバルディア州にあるユネスコの世界遺産。
サクロ・モンテは「聖なる山」を意味する。
本物件では北イタリアの9つのサクロ・モンテが世界遺産に登録されている。
サクリ・モンティの造営は、15世紀から16世紀にかけて、エルサレムやパレスチナへの聖地巡礼の代替として始まったといわれている。
当時、エルサレムはイスラム勢力下にあり巡礼はほぼ困難であった。
1480年頃にバルセシアのヴァラッロを見下ろす丘の上に最初の聖山が造営された。
その後、1535年のトリエント公会議の結論を受け、プロテスタントの宗教改革に対抗するため、ヴァラッロをモデルとして、クレーア、オルタ、ヴァレーゼ、オロパ、オッスッチョ、ギッファ、ドモドッソラ、ヴァルペルガの8つの聖山の造営が行われた。
特にこれらはミラノ司教カルロ・ボッロメーオの強い支援を受けた。
18世紀以後も、サクリ・モンティの造営は行われた。
しかし、このころの建築は宗教動機が薄れたデザインになっている。
住所:Corso Roma, 8, 13019 Varallo VC, イタリア [地図]
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登録年: 2003年
登録区分: 文化遺産
営業時間:24時間営業
行き方:世界遺産のヴァラッロへは、ミラノから行くのが良い。
ミラノ中央駅からはユーロシティを使ってノヴァーラまで行き、乗り換えてヴァラッロ・セジア駅で下車。
ミラノからの所要時間は約90分です。
世界遺産「ヴァラッロのサクロ・モンテ」までは、ロープウェイ又は遊歩道で上れる。
遊歩道を使っても約20分。タクシーでサクロ・モンテ入口まで行くことも可能。
参考URL:聖なる山の巡礼地!イタリアの世界遺産に登録されたサクリ・モンティの魅力
ヴァラッロのサクロ・モンテに行って下さい。 Vai al Sacro Monte di Varallo.
ヴァラッロのサクロ・モンテはどこですか? Dov’è Sacro Monte a Varallo?
出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
39.ヴァル・ドルチャ Val d’Orcia
ヴァル・ドルチャ は、トスカーナ州シエナ県にある広い谷ないし渓谷。
北東にはアミアータ山とウンブリア州との州境がある。
ヴァル・ドルチャとは、オルチャの谷の意味で、オルチャ渓谷とも訳される。
名前の元となったオルチャ川が中央を横切り、美しい風景が拡がり、中世に起源を持つ様々な街があり、その中の二つピエンツァとモンタルチーノは特筆に値する。
元はシエナの領土であった。
粘土質の土壌のため耕作に向かない土地だったが、約300年に渡る土壌改良の結果、現在のような田園風景が誕生した。
現在はワイン用の葡萄栽培が盛んである。
また、渓谷を横断する道は中世にローマやエルサレムへの主要な巡礼路として使われ、多くの巡礼者や商人たちが行き交った。
モンタルチーノ郊外のサンタンティモ修道院 も知られている。
道路の両側には等間隔に植えられた特徴的な糸杉(由来は不明)がある。
名産品には、羊乳チーズの「ペコリーノ・ディ・ピエンツァ」とワインの「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」等がある。
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登録年: 2004年
登録区分: 文化遺産
行き方:フィレンツェから車で約2時間。
オルチャ渓谷に行って下さい。 Vai in Val d’Orcia.
オルチャ渓谷はどこですか? Dov’è la Val d’Orcia?
出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
40.チェルヴェーテリとタルクイーニアのエトルリア墓地遺跡群 Siti cimiteriali etruschi a Cerveteri e Tarquinia
チェルヴェーテリとタルクイーニアのエトルリア墓地遺跡群は、イタリアの世界遺産の一つ。
イタリア中部ラツィオ州にある、エトルリア人が残した2ヶ所のネクロポリス(チェルヴェーテリ近郊のバンディタッチャ遺跡と、タルクイーニア近郊のモンテロッツィ遺跡)が対象となっている。
バンディタッチャのネクロポリスは、ローマの西北西約35kmのチェルヴェーテリ近郊にあるネクロポリスの遺跡である。
総面積は400 haで、そのうち訪問可能なのは 10 ha である。
全体で1200もの墓があり、その多くが小丘を覆っている。
この遺跡は地中海世界最大のネクロポリスである。
墓の作成された年代は紀元前9世紀のヴィッラノヴァ文化期から、紀元前3世紀の後期エトルリア時代にわたっている。
古式ゆかしいものは、井戸状の竪穴を掘りそこに死者の灰を納めるが、簡素な窪地状のものも存在している。
住所:Via della Necropoli, 43/45, 00052 Cerveteri RM, イタリア [地図]
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登録年: 2004年
登録区分: 文化遺産
営業時間:09:00~17:00、休日(月曜日・火曜日)
電話番号:+39 06 994 0001
行き方:チェルヴェーテリとタルクイーニアのエトルリア古代都市群方面へは、どちらも地下鉄A線コルネリア駅からバスが出ている。
チェルヴェーテリへはコルネリア駅ターミナルからアウレリア方面へ。
タルクイーニアへはコルネリア駅ターミナルからアウレリア方面のバスに乗り、チヴィタヴェッキアで乗換えが必要です。
参考URL:ローマ文明の原点!チェルヴェーテリとタルクイーニアのエトルリア古代都市群
バンディタッチャのネクロポリスに行って下さい。 Vai alla Necropoli della Banditaccia.
バンディタッチャのネクロポリスはどこですか? Dov’è la Necropoli della Banditaccia?