2022年12月13日掲載
11.ローマ帝国の国境線 borders of the roman empire
ハドリアヌスの長城は、イギリスの北部にあるローマ帝国時代の城壁(囲壁)跡。
広義にはローマ帝国の国境線を防御する防御壁『リメス』の一部であり、ローマ帝国最北端の国境線でもある。
2世紀に第14代ローマ皇帝ハドリアヌスにより建設された。
ハドリアヌスの長城は1987年に、ユネスコの世界遺産に登録された。
ハドリアヌスの長城はイングランド北部、スコットランドとの境界線近くにある。
ローマ帝国は1世紀半ばにブリタニアまで領土を拡大させたが、ケルト人の侵入に悩まされていた。
そこで皇帝ハドリアヌスが長城の建設を命じ、122年に工事が開始される。
完成には10年の歳月がかかった。
作業者は、ローマ帝国の支配地から動員された。
領土拡張を続けていたローマ帝国が、拡張政策を続けることを断念した政策転換点としても象徴的な建造物の一つである。
まず1987年にハドリアヌスの長城が登録。
次に2005年、ドイツのリーメスであるローマ帝国の長城跡などが拡大登録された。
この時、現在の名称になり、2008年にはスコットランドのアントニヌスの長城も含まれることになり現在に至る。
住所:イギリス 〒CA8 7DD ブランプトン [地図]
360°写真
登録年: 1987年
登録区分: 文化遺産
電話番号:+44 370 333 1181
ウェブサイト:
行き方: ハドリアヌスの長城を訪れる際、起点となるのはヘクサム(Hexham)駅とハルトウィッスル(Haltwhistle)駅です。
両駅ともニューキャッスル・アポン・タイン~カーライル間にあり、鉄道またはバスで行くことができる。
参考URL:ハドリアヌスの長城 【イギリス】 行き方と難易度
ハドリアヌスの長城に行って下さい。 Go to Hadrian’s Wall.
ハドリアヌスの長城はどこですか? Where is Hadrian’s Wall?
出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
12.カンタベリー大聖堂、聖オーガスティン修道院及び聖マーティン教会 Canterbury Cathedral, St Augustine Abbey and St Martin’s Church
カンタベリー大聖堂は、イギリスのイングランド南東部ケント州のカンタベリーにある教会で、イングランド国教会の総本山。
聖オーガスティン修道院、聖マーティン教会とともに、ユネスコの世界遺産に登録されている。
7世紀にローマ教皇の指示によりカンタベリーのアウグスティヌスがサクソン人の治めるケント王国に布教し、聖オーガスティン修道院を建設した。
その後のノルマン人の征服によりノルマン朝を興したウィリアム1世は、アングロ・サクソン式の典礼や聖堂を嫌い、新たにロマネスク様式の大聖堂の建設を命じた。
カンタベリー大聖堂はウィリアム1世の死後、1130年に献堂式が行われ完成した。
住所:Cathedral House, 11 The Precincts, Canterbury CT1 2EH イギリス [地図]
360°写真(カンタベリー大聖堂)
登録年: 1988年
登録区分: 文化遺産
営業時間:10:00〜16:00、12:30〜16:00(日曜日)
電話番号:+44 1227 762862
ウェブサイト:
行き方:ロンドンでの最寄り駅は大英図書館から近いセント・パンクラス駅(St Pancras station)です。
そこから出ているサウスイースタン(southeastern)鉄道に乗ると目的地はカンタベリー ウエスト(Canterbury West)駅までいくことができる。
所用時間は1時間ほどで、1時間に1本のペースで出ている。
長距離バスのロンドンの最寄り駅はビクトリア駅です。
ビクトリア駅すぐ近くに大きなバスターミナル LONDON Victoria Coach Station があり、そこからカンタベリー(CANTERBURY)行きのバスが出ている。
参考URL:ロンドンからカンタベリーへの行き方 in イギリス
カンタベリー大聖堂に行って下さい。 Please go to Canterbury Cathedral.
カンタベリー大聖堂はどこですか? Where is Canterbury Cathedral?
出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
13.ヘンダーソン島 Henderson Island
ヘンダーソン島とは、南太平洋に浮かぶ島で、ピトケアン諸島に属するイギリス領の無人の孤島である。
バウンティ号の反乱事件で一躍有名になったピトケアン島から約190km離れた所にある、面積約37km2の平たい地形の珊瑚礁の島で周囲は岩礁に取り囲まれている。
この孤島にはかつてポリネシア人による社会が存在したが、後にその社会は消滅し(いわゆるミステリー・アイランドの一つ)、1606年にスペイン人航海士ペドロ・フェルナンデス・デ・キロスによって再発見された。
キロスは島に「サン・ファン・バティスタ」と名付けた。
キロスによると、島に上陸した際は無人島であったが、古代ポリネシア人が生活していた思われる痕跡があったという。
その後、島の存在はしばらく忘れ去られていたが、1819年1月17日にイギリス東インド会社のヘラクレス号のジェームズ・ヘンダーソン船長が島に到着し「ヘンダーソン島」と命名した。
同年3月2日にも捕鯨船エリザベス号のヘンリー・キング船長が島に上陸し、船名から「エリザベス島」と命名したが、島にイギリスの旗が掲げられているのを発見した。
彼の乗組員は木に自分たちの船の名前を書き入れた。
その後、しばらくの間「ヘンダーソン島」と「エリザベス島」の名称が重なっていたが、サリー号の船長トーマス・レインは、バルパライソでジェームズ・ヘンダーソンと交わした話から、ヘンダーソンの発見と思われたため、「ヘンダーソン島」と命名し、19世紀末には現名のヘンダーソン島で定着した。
住所:ピトケアン諸島 [地図]
360°写真
登録年: 1988年
登録区分: 自然遺産
行き方: ピトケアン諸島は、ピトケアン島、ヘンダーソン島、オエノ島、サンディ島、デュシー島の5島からなる。
そのうち唯一の有人島であるピトケアン島にも空港はないため、ピトケアン諸島へのアクセス方法は船だけ。
さらに、ヘンダーソン島に上陸するにはピトケアン島で発行される許可証が必要で、観光目的で上陸することはできない。
参考URL:南太平洋のミステリー・アイランド、イギリス領の世界遺産ヘンダーソン島
ヘンダーソン島に行って下さい。 Please go to Henderson Island.
ヘンダーソン島はどこですか? Where is Henderson Island?
出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
14.ロンドン塔 Tower of London
ロンドン塔は、イギリスの首都ロンドンを流れるテムズ川岸、イースト・エンドに築かれた中世の城塞である。
正式には「女王(国王)陛下のロンドン塔の宮殿および要塞」と呼ばれ、現在も儀礼的な武器などの保管庫、礼拝所などとして使用されている。
ロンドンにおいては単に「塔(the Tower)」と称した場合はこの場所を指す。
世界最大級のカット・ダイヤモンド「カリナン」はここで保管されている。
1066年にイングランドを征服したウィリアム征服王が1078年にロンドンを外敵から守るために堅固な要塞の建設を命じ、約20年で現在のホワイト・タワーが完成した。
その後、リチャード1世が城壁の周囲の濠の建設を始め、ヘンリー3世が完成させた。
以降、王朝が変遷してからも国王が居住する宮殿として1625年まで使われ、その間、14〜19世紀にかけては造幣所や天文台も兼ね、1640年までは銀行、13世紀から1834年までは王立動物園でもあった。
ロンドン塔に最後に居住した王はジェームズ1世とされる。
1282年からは、身分の高い政治犯を収監、処刑する監獄としても使用されはじめ、14世紀以降は、政敵や反逆者を処刑する死刑場となり、城塞や王宮としてよりこれらの方で有名となった。
第二次世界大戦中、対英和平交渉を結ぶべくドイツから単独で飛来し捕虜となった副総統ルドルフ・ヘスが1941年から1944年まで勾留され、最後の塔の収監者となった。
現在もイギリス王室が所有する宮殿であり、ビーフィーターと呼ばれる衛兵隊によって管理されるほか、現役のイギリス陸軍近衛兵も警護に当たる。
観光客が多く訪れる市内観光の目玉になっており、内部にある建物の幾つかは、世界最大のダイヤモンド「偉大なアフリカの星」など様々な歴史的展示物を陳列して、見学できるようになっている。
1988年にはユネスコの世界遺産に登録されている。
すぐ脇には世界的にも有名な跳ね橋であるタワーブリッジがあり、対岸には巡洋艦ベルファストが記念艦として係留されている。
住所:London EC3N 4AB イギリス [地図]
360°写真
登録年: 1988年
登録区分: 文化遺産
営業時間:09:00〜17:30、10:00〜17:30(日曜日、月曜日)
電話番号:+44 20 3166 6000
ウェブサイト:
行き方:ロンドン地下鉄のDistrict Line、またはCircle LineのTower Hill駅からロンドン塔チケット売り場まで、徒歩約3分(約250m)。
改札を抜け、階段を上って地上に出ると、右手に道路の下をくぐる幅広の隧道がある。
その隧道を抜けると、目の前にロンドン塔の濠が広がる。
参考URL:【世界遺産】 ロンドン塔 アクセス(行き方)、見学のしかた
ロンドン塔に行って下さい。 Please go to the Tower of London.
ロンドン塔はどこですか? Where is the tower of london?
出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
15.エディンバラの旧市街と新市街 Edinburgh old and new town
エディンバラ旧市街は、スコットランドの首都エディンバラの一部。
UNESCO世界遺産に登録されている。
中世の都市図とスコットランド宗教改革時代の建物が多く残る。
一端はエディンバラ城と主要な幹線であるロイヤル・マイル、実際には4つに区別される通りであるキャッスルヒル、ローンマーケット、ハイ・ストリート、そして現在廃墟となっているホリールード寺院へつながるカノンゲイトによってふさがれる。
狭いクローゼス(小路)はしばしば数フィートの幅しかなく、ヘリンボーン模様(矢はず模様とも)の主な背骨のどちらの側にも下り坂へつながる。
セント・ジャイルズ大聖堂やスコットランド最高裁判所のような主要な公共建築物または市場のある場所は、大きな広場のそばである。
住所:Castlehill, Edinburgh EH1 2NG イギリス [地図]
360°写真(エディンバラ城)
登録年: 1995年
登録区分: 文化遺産
営業時間:09:30〜17:00
電話番号:+44 131 225 9846
ウェブサイト:
行き方:ロンドンからエディンバラへの電車での行き方はユーストン駅とキングス・クロス駅を利用する。
ユーストン駅発の電車は途中停車駅が多いため、キングス・クロス駅からの電車よりも長く5時間から5時間半ほどかかる。
キングス・クロス駅からの場合は4時間半から5時間ほで到着する。
ロンドンのビクトリア・コーチ・ステーションからエディンバラへのバスでの行き方は、ナショナル・エクスプレスの長距離バス(コーチ)を利用する。
午前中発のバスは10時間ほどかかり、夜に到着する。
夜行バスではロンドンを夜に出て、途中ヒースロー空港にも停車して翌朝早くにエディンバラに到着する。
参考URL:エディンバラ城!入場料は?人気観光地の歴史や見どころご紹介!
エディンバラ城に行って下さい。 Please go to Edinburgh Castle.
エディンバラ城はどこですか? Where is Edinburgh Castle?