2024年5月23日掲載
1.ホヤ・デ・セレンの考古遺跡 Sitio arqueológico de Joya de Seren
ホヤ・デ・セレン (スペイン語: Joya de Cerén) は、エルサルバドルのラ・リベルタ県で1976年に発見された考古遺跡である。
火山灰層に埋もれる形で先コロンブス期のマヤ農耕民の集落がほぼそのまま保存されていたことから、「メソアメリカのポンペイ」とも呼ばれる遺跡で、1993年にUNESCOの世界遺産リストに登録された。
エルサルバドル初の世界遺産であり、2019年の第43回世界遺産委員会終了時点で同国唯一の世界遺産でもある。
遺跡名のホヤ・デ・セレンはスペイン語で「セレンの宝石」を意味し、その遺跡の価値の高さから命名された。
セレンはマヤ文化圏の南東端に当たっていた。
この地域では、紀元前1200年頃に農業を営む小さな集落が成立していたが、西暦200年頃にイロパンゴ山がたびたび噴火し、現在のエルサルバドル中西部にあたる一帯を溶岩と火山灰とで荒廃させたため、誰も住まない土地となった。
400年頃に再び人々が住むようになり、6世紀になるとセレンの村落が築かれたと考えられている。
しかし、590年頃に、 別の近隣の火山であるロマ・カルデーラ山が噴火し、村落は14層の火山灰に埋もれてしまった。
村民たちは避難することができたので巻き込まれた遺骸などは見つかっていないが、慌しい避難だったらしく、日用道具類、陶磁器類、家具、果ては食べかけの食事などまでが後に残された。
比較的低い温度の火山灰が、わずか数時間のうちに4mから8mの厚い層をなして村落をすっぽりと包み込んだおかげで、遺跡の保存状態はかなり良好なものとなったのである。
住所:Carr. San Juan Opico – Agua Escondida Km 32 エルサルバドル [地図]
360°写真(ホヤ・デ・セレン)
登録年: 1993年
登録区分: 文化遺産
営業時間:09:00〜16:00、休日(月曜日)
電話番号:+503 2401 5782
ウェブサイト:
行き方:世界ホヤ・デ・セレンの古代遺跡までの行き方は、まずはエルサルバドルの首都サンサルバドルへ。
サンサルバドルからホヤ・デ・セレンの遺跡まで直行のバスが出ています。
また、サンタ・アナからも直行のバス(Opico行き)があります。
外務省海外安全ホームページでは十分注意地域です。(2024年4月現在)
現地に行く時は、最新情報を確認してください。
参考URL:南米のポンペイ!エルサルバドル世界遺産、ホヤ・デ・セレンの古代遺跡
ホヤ・デ・セレンに行って下さい。 Ve a Joya de Seren.
ホヤ・デ・セレンはどこですか? ¿Dónde está Joya de Seren?