2024年6月4日掲載
1.ブリッジタウン歴史地区とギャリソン Bridgetown Historic District and Garrison
ブリッジタウン歴史地区とギャリソン(ブリッジタウンれきしちくとギャリソン)は、カリブ海の島国バルバドスの首都ブリッジタウンに残る、イギリス植民地時代に築かれた旧市街や防衛施設群を対象とするUNESCOの世界遺産リスト登録物件である。
旧市街の街路設計は、スペイン帝国やオランダ海上帝国が築いた植民都市に見られるものとは異質であり、ギャリソンの存在ともども、かつて大英帝国がカリブ海地域に築いた拠点の姿を伝えている。
2011年にバルバドスの世界遺産として初めての登録を果たした。
バルバドスに最初に到達したのはスペイン人であったが、彼らは定着せず、続くポルトガル人も同様であった。
無人となっていたバルバドスでイギリス人たちが入植を始め、ブリッジタウンを建設したのは1628年のことであった。
17世紀を通じて、ブリッジタウンの成長を支えたものは製糖業であった。
サトウキビ生産のための黒人奴隷の輸入および砂糖などの製品の輸出の拠点として、ブリッジタウンの港は栄え、1681年以降には、木造ではあったが要塞なども整えられていった。
木造の要塞は18世紀には石造の要塞へと作り変えられ、18世紀末にはギャリソンの建設も始まった。
このギャリソンは1905年まで、英国陸軍のカリブ海東部地域における司令部として機能した。
この世界遺産は旧市街とその郊外、港、ギャリソン地区などによって構成されている。
住所:Dalkeith Road, Bridgetown, Saint Michael バルバドス [地図]
360°写真(バルバドス・ミュージアム & ヒストリカル・ソサエティー)
登録年: 2011年
登録区分: 文化遺産
営業時間:09:00~17:00、休日(日曜日)
電話番号:+1 246 538 0201
ウェブサイト:
行き方:ブリッジタウン郊外のグラントレー・アダムス国際空港へは、日本からの直行便はありません。
ニューヨーク、トロント、アトランタ、マイアミなど、北米の主要都市で乗り継ぐ必要があります。
ブリッジタウンへは、グラントレー・アダムス国際空港から車で約25分でアクセスすることができます。
また空港からブリッジタウンへはバスも出ています。
外務省海外安全ホームページでは危険情報はありません。(2024年4月現在)
現地に行く時は、最新情報を確認してください。
参考URL:カリブの英連邦の国バルバドスの世界遺産!ブリッジタウン歴史地区と要塞
ブリッジタウン歴史地区に行って下さい。 Visit the Bridgetown Historic District.
ブリッジタウン歴史地区はどこですか? Where is Bridgetown Historic District?