2024年5月2日掲載

アタカマ砂漠
5.スウェルの鉱山都市 Oleaje ciudad minera
スウェル (Sewell) は、チリのリベルタドール・ベルナルド・オヒギンス州(第6州)カチャポアル県マチャリ市 (Machalí) にある、定住者のいなくなった鉱山都市である。
シーウェル、セウェルなどとも表記される。
標高 2,000 m から 2,250 m のアンデス山脈の斜面にある。
町は、1904年にブラデン・カッパー社 (Braden Copper Co.) が銅の採掘のために建設し、1915年には同社の初代社長であるバートン・スウェル (Barton Sewell) にちなんで、町の名前をスウェルとした。
1918年には既に14,000人もの人が暮らす鉱山町となり、世界屈指の銅鉱脈を持つ鉱山として活気があふれた。
しかし、1977年に規模を縮小することになり、会社はそこで暮らしていた家族達を別の場所に移し、採掘拠点を解体し始めた。
チリ政府は、1998年にスウェルを国定史跡とした。
2006年には、ユネスコの世界遺産に登録された。
鉱業に関する産業遺産である。
スウェルは、階段の町としても知られている。
斜面に建てられた町のため、通常の道路が存在しないのである。
しかし、各世帯と採掘拠点を結ぶ列車は存在した。
住所:チリ O’Higgins, マチャリ [地図]
360°写真(Sewell Foundation Building)
登録年: 2006年
登録区分: 文化遺産
行き方:日本からチリへの直行便はないので、北米等を経由して30時間前後のフライトとなります。
空港からサンティアゴ市内までは、バスかタクシーで行くことができます。
市内まで15分ほどなので、タクシーでもそんなに金額はかかりません。
シーウェル鉱山都市は、個人での入山が禁止されているので、ツアーへの参加のみ。
サンティアゴからシーウェル鉱山都市へは、バスで片道1時間半ほどで到着します。
ツアーには、往復のバス代や昼食、鉱山内できる作業時やヘルメット、マスク等のレンタル代、スペイン語または英語のガイドの料金が含まれていることが多いです。
外務省海外安全ホームページでは十分注意地域です。(2024年3月現在)
現地に行く時は、最新情報を確認してください。
参考URL:色鮮やかな廃墟の銅産地!チリの世界遺産「シーウェル鉱山都市」
シーウェル鉱山都市に行って下さい。 Ve a la ciudad minera de Sewell.
シーウェル鉱山都市はどこですか? ¿Dónde queda Ciudad minera de Sewell?
出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
6. アンデスの道路網カパック・ニャン Red vial andina Capac Nyan
インカ道(Qhapaq Ñan〈カパック・ニャン〉)は、インカ帝国(タワンティン・スウユ)が整備した道路網である。
インカの最盛期には、現在のペルー、ボリビアを中心としてチリ、アルゼンチン、エクアドル、コロンビアまで敷設されていた。
ケチュア語のカパック・ニャン とは「王の道」という意味である。
2014年の第38回ユネスコ世界遺産委員会で、文化の道として6カ国共同で世界遺産に登録された。
住所:San Pedro de Atacama チリ [地図]
360°写真(サンペドロ・デ・アタカマ)
登録年: 2014年
登録区分: 文化遺産
行き方:【チリのサンペドロ・デ・アタカマ】カラマからバス1.5時間。
サンティアゴもルート上。
外務省海外安全ホームページでは十分注意地域です。(2024年3月現在)
現地に行く時は、最新情報を確認してください。
参考URL:インカの偉大な道 世界遺産カパック・ニャン アンデスの道(チリ)
カパック・ニャンに行って下さい。 Ve a Cápac Nyan.
カパック・ニャンはどこですか? ¿Dónde está Capac Niang?
出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
7.アリカ・イ・パリナコータ州のチンチョーロ文化の集落と人工ミイラ製法 Pueblos de la cultura Chinchorro y métodos de momificación artificial en Arica y Parinacota.
チンチョーロのミイラ(スペイン語: momias chinchorro)とは、現在の北部チリで発見された、南アメリカのチンチョーロ文化のミイラ化した遺体を指す。
これらは、人為的にミイラ化された人間の遺体の、世界最古の例であり、古代エジプトのミイラよりも2000年以上古いものである。
エジプトで発見された最古のミイラは紀元前3000年頃であるが、人為的に作製されたチンチョーロのミイラは紀元前5050年までに遡る。
アタカマ砂漠から回収された最古の自然にミイラ化した遺体は、紀元前7020年頃のものである。
調査された貝塚やミイラの骨の化学分析から、チンチョーロ人の食物の90%が海産物であったことがわかっている。
アンデス山脈の乾燥した河川流域には、古代の漁業文化が多く存在していたが、チンチョーロ文化は、死者を献身的に保存することに他の文化との特異性がある。
チンチョーロ文化の集落とアリカ・イ・パリナコータ州の遺体加工の習俗(ミイラ化)は、2021年にユネスコの世界遺産に登録されている。
住所:Heroes del Morro 302, Arica, Arica y Parinacota, チリ [地図]
360°写真(Museo de Sitio Colón 10)
登録年: 2021年
登録区分: 文化遺産
営業時間:10:00~18:00、休日(月曜日)
電話番号:+56 58 220 5041
行き方:アリカにはバスで、イキケから3.5-6時間や、カラマから7-13時間や、サンティアゴから22-30時間や、ボリビアのラパスから6-9時間。
外務省海外安全ホームページでは十分注意地域です。(2024年3月現在)
現地に行く時は、最新情報を確認してください。
参考URL:2024年チリ世界遺産全7件と候補一覧/行き方と地図/動画・写真・評価
アリカに行って下さい。 Ve a Arica.
アリカはどこですか? ¿Dónde está Arika?