2023年12月25日更新
1.トゥバタハ岩礁自然公園 Tubbataha Reef Nature Park
トゥバタハ岩礁海中公園(トゥバタハがんしょうかいちゅうこうえん)は、フィリピン諸島の南西にあるパラワン島の東側のスールー海の中央部にある岩礁と珊瑚礁を保護する目的で設置された海中公園。
1993年、フィリピン初のユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録され、2009年に登録範囲を拡大し、トゥバタハ岩礁自然公園となった。
また、1999年にラムサール条約登録地にもなった。
トゥバタハ岩礁海中公園は、2つの岩礁と大きな珊瑚礁からなる。
珊瑚礁は、東南アジア最大ともいわれており、トゲマツミドリイシ、ハリエダミドリイシなどの絶滅危惧種も見られる。
一帯の海域はカツオドリ、ヒメクロアジサシ、シロハラグンカンドリなどの鳥類、タイマイ、アオウミガメなどのウミガメ、イタチザメ、シュモクザメ、ネムリブカ、ジンベエザメなどのサメ、メガネモチノウオ、タマカイ、カマス、アジ、マグロ、オニイトマキエイ、クジラ、イルカなど海洋動植物の宝庫でもある。
近年は、ダイナマイトを使用した漁法が行われている。
このため、珊瑚礁への破壊が心配されており、環境保全対策が急がれている。
住所: Bayan ng Cagayancillo [地図]
360°写真
登録年: 1993年
登録区分: 自然遺産
行き方:まず、マニラもしくはセブ島に行き、そこからパラワン島の州都であるプエルト・プリンセサを目指します。
プエルト・プリンセサからトゥバタハ岩礁自然公園までは、船で約10時間ほどです。
但し、外務省海外安全ホームページでは十分注意地域となっています。(2023年8月現在)
最新情報を確認して下さい。
参考URL:サンゴ礁が織り成す海の楽園、世界遺産トゥバタハ岩礁自然公園
トゥバタハ岩礁自然公園に行って下さい。 Pumunta sa Tubbataha Reef Nature Park.
トゥバタハ岩礁自然公園はどこですか? Nasaan ang Tubbataha Reef Nature Park?
出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2.フィリピンのバロック様式教会群 Mga simbahang Baroque sa Pilipinas
フィリピンのバロック様式教会群(フィリピンのバロックようしききょうかいぐん)は、フィリピンのルソン島、マニラ、パオアイなどの街に残るスペイン様式の教会が登録されているユネスコの世界遺産(文化遺産)。
1993年、フィリピン初の世界遺産として登録。
フィリピンがスペイン統治下にあった16世紀に建てられた4つの教会が登録されている。
4つの教会ともヨーロッパのバロック建築の影響を受けた石造の教会。
要塞としての機能も合わせ持っているといわれている。
特にマニラのサン・アグスチン教会は、1571年に建築されたフィリピン最古の教会といわれている。
この教会の礼拝堂にはステンドグラスの窓と、天井と壁に壁画が残っている。
主な史跡
- マニラ
- サン・アグスチン教会
- パオアイ
- サン・アグスチン教会
- サンタ・マリア
- アスンシオン教会
- ミアガオ
- ビリャヌエバ教会
住所:General Luna St, Intramuros, Manila, 1002 Metro Manila, フィリピン [地図]
360°写真(サン・アグスティン教会)
登録年: 1993年
登録区分: 文化遺産
営業時間:08:00~17:00、休日(月曜日)
電話番号:+63 2 8527 2746
ウェブサイト:
行き方: 4つの教会のうち、マニラのサン・アグスチン教会は観光の中心である旧市街「イントラムロス」の中にあるのでアクセスは容易です。
同じルソン島にあるパオアイのサン・アグスチン教会とサンタ・マリアのアスンシオン教会へは、まずマニラからバスに乗って8時間ほどのビガンへ行き、そこからまたそれぞれの町へのバスに乗り継ぎます。
パオアイへは、マニラから飛行機で1時間強のラオアグに降り立ち、そこからバスを利用するルートもあります。
残るパナイ島のビリャヌエバ教会は、イロイロという町の西のミアガオにあります。
イロイロへは、マニラから飛行機で1時間30ほどのフライトです。
但し、外務省海外安全ホームページでは十分注意地域となっています。(2023年8月現在)
最新情報を確認して下さい。
参考URL:スペインとアジアが融合した世界遺産!フィリピンのバロック様式教会群
サン・アグスチン教会に行って下さい。 Mangyaring pumunta sa San Agustin Church.
サン・アグスチン教会はどこですか? Saan matatagpuan ang lokasyon ng San Agustin Church?
出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
3.フィリピン・コルディリェーラの棚田群 Mga terrace sa Cordillera, Philippines
フィリピン・コルディリェーラの棚田群(フィリピン・コルディリェーラのたなだぐん)は、フィリピンのルソン島北部の中央山岳地帯の主に東斜面に広がっている棚田地帯。棚田の規模としては、世界最大ともいわれている。
1995年に、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている。
フィリピンのルソン島の北部中央に広がるコルディレラは、標高が1000メートルを越える峰々が多数存在する。
コルディレラは、スペイン語で山脈。
この山域でもバギオという街は、避暑地として有名である。
このバギオの東北にあるバナウェでは、大規模な棚田を見ることができる。
また、バダットやボントックも大規模な棚田が広がっている。
コルディリェーラの棚田は、天国へ昇る階段とも比喩される。
棚田の総延長は2万キロメートルを越えるとも言われている。
また、1995年にユネスコの世界遺産に登録された際は、日本の棚田保護政策のきっかけになったともいわれている。
近年は、若者の都会流出による人手不足によって耕作放棄された田や、水の流れを無視した住居の建築も増え、景観の維持が課題となっている。
これを踏まえ、2001年にユネスコの世界遺産の危機遺産へも登録されている。
コルディリェーラの棚田は、山岳民族のイフガオ族などが紀元前1000年 – 紀元前100年から造成しはじめたといわれている。
一部、水牛なども使われたようだが、ほとんどが手作業である。
ボントックには、民族博物館がある。
住所:Banaue, Ifugao, フィリピン [地図]
360°写真(バナウェ・ライス・テラス)
登録年: 1995年
登録区分: 文化遺産
営業時間:24時間営業
電話番号:+63 946 068 6965
行き方:
●棚田郡の観光の起点となるのはバナウェという町です。山間の街であるため飛行機は無く、鉄道もありません。
●アクセス手段は長距離バスのみで、マニラからは所要10時間の夜行バスがあります。
Ohayami Trans(オハヤミ・トランス)が一日3本のみ運行。
席には限りがあるので予約を推奨。
満席になる込み具合です。
バス乗り場は比較的マニラ中心部に近いですが、夜間はかなり暗くなるので、歩き回るのは男性でも怖いです。
●また,CODAラインズがマニラのクバオからバナウェを経由してサガダまで向かう便を1日3本運行しています。
乗り場がクバオと、マニラ中心部から少し離れているのと、バナウェが終点ではないため乗り過ごしには注意が必要です。
●ルソン島中部の大都市バギオからも長距離バスや乗合ワゴンが運行しています。
しかし、バギオ自体も標高が高く、飛行機が発着していない他、鉄道もなくアクセス手段は長距離バスのみになります。
●フィリピンは一年を通して暖かい気候の国ですが、長距離バスはエアコンが効いてかなり冷えるので、寒さ対策も必要です。
●バナウェから帰りの便も本数が少ないので早めに予約しておきましょう。
バナウェ発Ohayami Transのマニラ行き、バギオ行はそれぞれ1日1本のみ(17:00頃発、翌3:00時頃着)です。
また、Ohayami Transのチケット売り場はバナウェ中心部ですが、バス乗り場はバナウェ中心部からかなり離れた所にあります。徒歩では厳しい距離にあるのでトライシクルを使用しましょう。
●バナウェから各棚田へは歩いて行ける距離ではないため、トライシクルやタクシーをチャーターして向かうのが推奨です。
ジプニーも多少運行していますが時間が不安定で、棚田を自分のペースで巡ることができないというデメリットがあります。
但し、外務省海外安全ホームページでは十分注意地域となっています。(2023年8月現在)
最新情報を確認して下さい。
参考URL:フィリピン・コルディリェーラの棚田群 【フィリピン】 行き方と難易度
コルディリェーラの棚田に行って下さい。 Bisitahin ang terraced rice fields ng Cordillera.
コルディリェーラの棚田はどこですか? Nasaan ang Cordillera rice terraces?