2024年11月16日更新

タジキスタン

タジキスタン

1.サラズム – 原始都市遺跡 Саразм – харобаҳои шаҳри ибтидоӣ

サラズムはタジキスタン北西部の古代都市である。サラズムはソグド州のパンジャケント地区に位置する

サラズムの原始都市はソグド州とウズベキスタンとの国境付近、ザラフシャン渓谷内に位置する街ドゥルマンの付近に位置する。

サラズムの位置はザラフシャン渓谷の初期のステップの存在を示している。

約5000年前、サラズムは中央アジアにおける金属製品生産の中心地となり、周辺地域に輸出を行っていた

インド・イラン語派の民族が侵入した紀元前2000年頃に都市としての役割を終えたと考えられている

その後、サラズムは付近にあるトルコ石の産出地から集積を行う鉱山地域として復活したと考えられている

紀元前1500年以前に建設されたサラズムは周辺地域の農業、銅生産の中心地として重要な役割を果たしていた

サラズムは1976年、地元の農家アシュラリ・タイロノフが考古遺跡の付近から突き出ている銅の短剣を見つけたことで発見された

アブドゥロ・イサコフ (Abdullo Isakov) により発掘調査が行われ、フランスの考古学者による調査隊が1977年に調査を行った。

住所:タジキスタン Panjakent, サラズム [地図]

サラズム

サラズム
出典:世界遺産オンラインガイド

登録年: 2010年
登録区分: 文化遺産
営業時間:臨時休業

行き方:タジキスタンの首都ドゥシャンベからサラスムまでは車で4時間ほどです。

乗り合いタクシーなどで行くことができます。

但し、外務省海外安全ホームページでは十分注意地域となっています。(2023年9月現在)

現地に行く時は、最新情報を確認してください。

参考URL:中央アジア最古の住居地!タジキスタンにある世界遺産、サラズムの遺跡

サラズムまで行って下さい。Лутфан ба салом равед.

サラズムはどこですか?Салом дар куҷост?

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2.タジキスタン国立公園 (パミールの山々) Боғи миллии Тоҷикистон (Кӯҳҳои Помир)

タジキスタン国立公園(タジキスタンこくりつこうえん)はタジキスタンのゴルノ・バダフシャン自治州内にある国立公園である。

タジキスタン国立公園は2013年6月21日、UNESCOの自然遺産に登録された

タジキスタン国立公園はタジキスタン国内最大の自然保護区であり、タジキスタン東部、ゴルノ・バダフシャン自治州最北部、キルギスとの国境地域に位置する。

一帯のパミール高原はインド・オーストラリアプレートとユーラシアプレートが衝突する地域であるため、南東側のカラコルム山脈と同じく頻繁に強い地震に襲われ、プレートテクトニクスと沈み込み現象の研究にとっては重要な地域である。

また、氷河、高山湖、峡谷などが多い公園内には樹木のない荒涼とした景色が広がり、パミール高山砂漠・ツンドラ地域というエコリージョンに属し、パミールアルガリ、ユキヒョウ、シベリアアイベックスなどの希少種または絶滅危惧種の哺乳類および鳥類が生息している

タジキスタン国立公園は今日、タジキスタンの観光の大きな目玉の一つになっている。

旅行者は様々な希少性のある動物や鳥類などを見るためにタジキスタン国立公園を訪れる。

また、国立公園内の山間部には高山植物をはじめとする自然景観の良いスポットが数多く存在する。

[地図]

パミール

パミール

登録年: 2013年
登録区分: 自然遺産
営業時間:24時間営業

行き方:タジキスタンの首都、ドゥシャンベまではロシアのモスクワやチソで乗乗り継いで空路で行きます。

ドゥシャンベからタジク国立公園までは車400kmほど。

但し、外務省海外安全ホームページでは不要不急の渡航中止地域となっています。(2023年9月現在)

現地に行く時は、最新情報を確認してください。

参考URL:最高峰が交差する力強い山脈!世界遺産タジク国立公園(パミール山脈)

タジキスタン国立公園まで行って下さい。Ба Боғи миллии Тоҷикистон равед.

タジキスタン国立公園はどこですか?Боғи миллии Тоҷикистон куҷост?

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

3.シルクロード:ザラフシャン=カラクム回廊 Роҳи абрешим: долони Зарафшон-Қароқум

シルクロード:ザラフシャン=カラクム回廊(シルクロード:ザラフシャン=カラクムかいろう)は、2023年に登録されたUNESCOの世界遺産リスト登録物件の一つである。

ザラフシャン川沿いの地域やカラクム砂漠を経てメルブ・オアシスへ至る約866キロメートルの交易路に関する中央アジアの世界遺産で、タジキスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタンの構成資産34件で成り立っている。

構成資産

タジキスタン

タジキスタンの構成資産は9件あり、いずれもソグド州内に存在する

含まれるのは、前回推薦時にも含まれていた「古代パンジケントの都市」(Town of Ancient Penjikent, ID1675-009) をはじめ、集落、城塞、マウソレウムなどで、構成資産の分類では、パンジケントの都市遺跡のみが平原部門で、それ以外は全て山岳部門に属する

ウズベキスタン

ウズベキスタンの構成資産は16件あり、ブハラ州、ナヴォイ州、サマルカンド州の3州にまたがる

含まれるのは、前回推薦時にも含まれていた「ヴァブケントのミナレット」(Vobkent Minaret, ID1675-021) をはじめ、集落、マウソレウム、キャラバンサライなどで、構成資産の分類では、全て平原部門に属する

トルクメニスタン

トルクメニスタンの構成資産は9件あり、レバプ州、マル州の2州にまたがる

含まれるのは集落やキャラバンサライなどで、いずれも構成資産の分類では砂漠部門に属する

住所:FJPC+7MP, Panjakent, タジキスタン [地図]

登録年: 2022年
登録区分: 文化遺産

行き方:ウズベキスタンのサマルカンドから「ペンジケント」までの行き方を紹介します。

タジキスタンの国境まではカサコナバスターミナル(Кафтархона Автобус Станцияси)からシェアタクシーで向かいます。

サマルカンドの中心地からバスターミナルまでは徒歩で30〜40分くらい。

タクシーで行きたい方はYandex(中央アジアのUber)で探してみてください。

カサコナバスターミナルには乗合バンやシェアタクシーなど沢山あります。地元の人に「国境へ行きたい」と伝えると、国境行きのタクシーを教えてくれます。

カサコナバスターミナルから国境へは30〜40分で到着しました。

国境を出るとシェアタクシーの運転手が沢山いて、声をかけてくるので「ペンジケント」といえば伝わります。

但し、外務省海外安全ホームページでは十分注意地域となっています。(2024年9月現在)

現地に行く時は、最新情報を確認してください。

参考URL:【ペンジケント遺跡】サマルカンドからペンジケントへ陸路越え。【ユーラシア大陸横断編】

パンジケント遺跡まで行って下さい。Ба харобаҳои Панҷакент равед.

パンジケント遺跡はどこですか?Харобахои Панчакент дар кучоанд?

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

4.ティグロヴァヤ・バルカ自然保護区のトゥガイ森林群 Чангали Тугайи мамнуъгохи Тигловая Барка

この土地は、タジキスタン南西部のヴァフシュ川とパンジ川の間に位置しています。

保護区には、広大な河岸のツガイ生態系、砂地のカシュカ・クム砂漠、ブリタウ山頂、ホジャ・カジヨン山脈が含まれます。

この土地は、沖積土に覆われた一連の氾濫原の台地で構成されており、谷間に非常に特殊な生物多様性を持つツガイ川岸の森林があります。

保護区内のツガイ森林は、中央アジアで最大かつ最も手つかずのツガイ森林であり、アジアポプラのツガイ生態系がこの規模の地域で元の状態で保存されている世界でも唯一の場所です。

住所:7F8G+7RR, Panj-e Payon, タジキスタン [地図]

ティグロヴァヤ・バルカ自然保護区のトゥガイ森林群引用:unesco世界遺産センター

ティグロヴァヤ・バルカ自然保護区のトゥガイ森林群
引用:unesco世界遺産センター

登録年: 2023年
登録区分: 自然遺産
営業時間:閉業

行き方:タジキスタンの首都、ドゥシャンベまではロシアのモスクワやチソで乗乗り継いで空路で行きます。

ドゥシャンベからタジク国立公園までは車200kmほど。

但し、外務省海外安全ホームページでは渡航中止勧告地域となっています。(2024年9月現在)

現地に行く時は、最新情報を確認してください。

参考URL:タジキスタンの世界遺産「ティグロヴァヤ・バルカ自然保護区のトゥガイ森林群」とは?世界遺産マニアが解説

ティグロヴァヤ・バルカ自然保護区まで行って下さい。Ба мамнуъгохи «Тигловая Барка» равед.

ティグロヴァヤ・バルカ自然保護区はどこですか?Мамнуъгохи Тигловая Барка дар кучо аст?

出典元: unesco世界遺産センター