2023年7月17日掲載
1.東レンネル east rennel
東レンネルはソロモン諸島のレンネル島の一部で、ユネスコの世界遺産リスト(自然遺産)に登録された。
元は環礁であったレンネル島はソロモン諸島の中でも一番南に位置する島で、総面積は87,500 haとなる世界でもっとも大きな珊瑚島である。
ユネスコでは島の南部の約1/3の陸上および島から3海里以内の海域を含む370 km2を保護の対象としている。
元ラグーンのテガノ湖は島の面積の約2割の15,500 haを占める南太平洋最大の湖(汽水湖)で、湖中に石灰岩の島が多く、固有種のウミヘビおよび多くの固有種の珪藻と藻類が生息している。
その所有権は政府ではなく周辺住民のものであるとされている。
またこの地域は、年間4,000 mm以上の降水量があるため、ほとんど濃霧に覆われている。
島にカルスト地形が発達しており、ほとんどは熱帯密林の原生林に覆われる。
唯一の固有種のコウモリであるレンネルオオコウモリや4種9亜種の鳥類、7種のマイマイなど固有種の動物が数多く生息している。
また植物相も10種の固有種のラン科やタコノキ属の植物が自生している。
レンネル島にはソロモン諸島の他の島々に出現した外来種のネズミやカタツムリは存在しないが、気候変動による海面上昇はテガノ湖の水位と塩分濃度に影響を及ぼし、その周辺に生える植物、特にタロイモとココナッツの成長に悪影響を与える。
住所:ソロモン諸島 [地図]
360°写真(レンネル島)
登録年: 1998年
登録区分: 自然遺産
行き方: ソロモン航空が首都ホニアラ⇔レンネル間を週2便運行しています。
スケジュールが安定しないため所要時間は半日〜1日。
空港からテガノ湖までは約50kmですが道は悪く、トラックも整備されていないため3時間〜半日を見ておきましょう。
また、船も運行していますがスケジュールが定まっていないため現地で要確認。所要時間は半日〜1日。
ちなみに島周辺はブナ科の木をくり抜いた簡素なカヌーが交通手段です。
島内にはメインとなる道路が一本あるので乗り心地の悪いトラックで移動、もしくは道なき道を徒歩で行く必要があります。
参考URL:太平洋の秘境にある世界最大のサンゴ礁の島。世界遺産、東レンネル
テガノ湖に行って下さい。 Please go to Lake Tegano.
テガノ湖はどこですか? Where is Lake Tegano?