2024年8月12日掲載

ナミブ砂海

ナミブ砂海

1.トゥウェイフルフォンテーン  Twyfelfontein

トゥウェイフルフォンテーン(ナマ語:ǀUi-ǁAis)は、ナミビアのクネネ州に残る2000点以上の岩石線画群からなる遺跡である。

2007年にナミビアでは初となるユネスコの世界遺産に登録された。

トゥウェイフルフォンテーンの線画群は西暦1000年までの2000年ほどの間に作り上げられたものである。

そこに描かれているのはサイ、ゾウ、ダチョウ、キリンなどで、人や動物の足跡も刻まれている。

こうした線画は、この地方で狩猟採集生活を営んでいた人々が、宗教上の儀礼の一環として描いたものと考えられている。

中には、有名なライオンマンのように人が動物に変身するさまを描いたものもある

考古学者たちは、トゥウェイフルフォンテーンの2つの場所で、石の加工品、ペンダント、ビーズなどを含む遺物を発掘している。

また、一帯には6箇所のロック・シェルターがあり、赤いオーカーで描いた彩色画も見つかっている

西暦1000年ごろに線刻画が途絶えてしまったのは、その頃にはこの地に牧畜民が移り住むようになったためと考えられている

住所:C95C+RR6, D3214, ナミビア [地図]


登録年: 2007年
登録区分: 文化遺産
営業時間:08:00~17:00
電話番号:+264 61 244 375

行き方:日本からナミビアまでの直行便はないので、まずは南アフリカのヨハネスブルクを目指しましょう。

ただし、ヨハネスブルグも日本からの直行便は就航していないため、アジアや中東、ヨーロッパでの乗り継ぎが必要となります。

ヨハネスブルグまでのフライト時間は最短で20時間弱。

ヨハネスブルクからナミビアの首都ウイントフックまでは約2時間です。

世界遺産「トゥウェイフルフォンテーン」は、ウィントフックから砂漠道を6時間ほど走った場所に位置します。

レンタカーを利用して個人で訪れることも可能ですが、舗装された道路しか運転したことがない方にはかなり危険です。

砂漠道は行き交う車もほとんどいないため、万が一事故に遭った場合などを考えると、多少高額でも現地ツアーに参加することをおすすめします。

外務省海外安全ホームページでは十分注意地域です。(2024年6月現在)

現地に行く時は、最新情報を確認してください。

参考URL:世界遺産トゥウェイフルフォンテーンはサン人が残したメッセージ!

トゥウェイフルフォンテーンに行って下さい。 Go to Twyfelfontein.

トゥウェイフルフォンテーンはどこですか? Where is Twyfelfontein?

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2.ナミブ砂海  Namib Sand Sea

ナミブ砂漠(ナミブさばく、英語: Namib Desert)は、ナミビアの大西洋側に位置する砂漠

北はアンゴラとの国境付近から、南は南アフリカ共和国北端にまで及ぶ

南北は1,288km、東西は幅48kmから161km

面積は約50,000km²にわたる。

約8,000万年前に生まれ、以来現在まで存在し続けている世界で最も古い砂漠と考えられている。

「ナミブ」は主要民族であるサン人の言葉で、「何もない」という意味である。

大西洋を北上する寒流・ベンゲラ海流の影響で生じた典型的な西岸砂漠である。

ドラケンスバーグ山脈からオレンジ川を通して流れ出た砂が海岸で強風によって内陸に押し返されて形成され、最終的には砂岩を形成する。

その過程で鉄分が付着し酸化するため、酸化鉄の色によって砂は白から赤く変色する。

中央部にはクイセブ川が流れ、この川を境に北部では岩石砂漠、南部では移動性の強い砂丘列が連なり、その間に岩石丘陵が存在する

年間降水量は120mm以下であり、一部では25mmに満たないが2、3日に1度程度の割合で海上から海霧(移流霧)が流れ込む。

朝方には風に乗って100km以上内陸部にまで霧が進入する。

この移流霧に体を立てて雫を集めるトカゲや昆虫が見られ、砂漠内に自生する植物や生物の貴重な水分供給源となっている。

沿岸の海上はかなりの暴風が吹き荒れており、海岸には沖合で濃霧のため難破した船舶や鯨などが打ち上げられスケルトンコースト(骸骨海岸)と呼ばれている。

砂漠の中央部にはゴバベップ・トレーニング&リサーチセンター(英語: Gobabeb Training and Research Centreがあり、ナミブ砂漠を中心に各種の研究を行う研究者が世界各地から集まり、調査研究活動を行っている。

北部の岩石砂漠地帯に、大きな緑のオアシス・ブランドバーグ山(英語: Brandberg Mountain、炎の山)が存在する。

住所:ナミビア [地図]


登録年: 2013年
登録区分: 自然遺産

行き方:世界遺産ナミブ砂海の最寄りの都市は、北端近くのウォルビスベイか、南端近くのリューデリッツです。

どちらも郊外に空港があり、首都ウィントフックからの国内便が就航しています。

ウォルビスベイ空港には、ほかに南アフリカのケープタウンからの便もあります。

日本からウィントフックへの直行便はなく、ケープタウンやヨハネスブルク、あるいはドイツのフランクフルトやミュンヘンを経由する必要があります。

ウィントフックからは車でナミブ砂海に向かう方法もあり、およそ4時間かかります。

世界遺産の砂漠地帯にはキャンプ場も点在しているので、これらの都市で車をレンタルして個人で訪れることも可能です。

ただし、十分な装備が要るので、宿泊付きのツアーに参加したほうが無難です。

外務省海外安全ホームページでは十分注意地域です。(2024年6月現在)

現地に行く時は、最新情報を確認してください。

参考URL:世界最古の砂漠で夕陽を眺める!ナミビアの世界遺産ナミブ砂海を歩こう

ナミブ砂海に行って下さい。 Go to the Namib Desert.

ナミブ砂海はどこですか? Where is the Namib Desert?

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』