2024年8月20日掲載

モザンビーク島

モザンビーク島

1. モザンビーク島  ilha de moçambique

モザンビーク島(ポルトガル語: Ilha de Moçambique)は、モザンビーク北部のモザンビーク海峡とモスリル湾の間に位置する島。

約14,000人が住んでいる島で、かつてポルトガルの植民地だったときにはモザンビークの中心的な都市として機能していた(都市名は国名と同じ「モザンビーク」である)。

1498年にヴァスコ・ダ・ガマが到達するよりもずっと前から、ここはアラブ人の港であり、造船所でもあった。

1507年にはポルトガルが港と海軍拠点を建造し、1522年にはノサ・セニョラ・デ・バルアルテ礼拝堂が建てられた。

この礼拝堂は、南半球における現存最古のヨーロッパ建築と見なされている。

16世紀にサン・セバスティアン砦が建造され、次いで建てられたポルトガルの植民都市モザンビークは、ポルトガル領東アフリカの首都となった。

同時に、この島はキリスト教の重要な伝道拠点にもなった。

1586年末に天正遣欧少年使節一行が日本への帰途天候待ちのため滞在した。

1607年と1608年にはオランダの侵攻にも耐え、インド航路におけるポルトガルの重要な拠点としての地位を保持し続け、黒人奴隷、香辛料、金などの交易が行われていた。

スエズ運河の開通によって、島は衰退に向かった。

1898年には首都はモザンビーク本土のロウレンソ・マルケス(現マプト)に移転された。

住所:XPCV+FC8, Moçambique, モザンビーク [地図]


登録年: 1991年
登録区分: 文化遺産
営業時間:07:00~17:00
電話番号:+27 61 139 3473

行き方:世界遺産モザンビーク島を訪ねるには、まず西に100kmほどの都市ナンプラを目指します。

ナンプラ空港へは、モザンビークの首都マプトのほか、ヨハネスブルグやナイロビ、ダルエスサラームからも便があります。

また、距離的にはモザンビーク島により近いナカラ空港もありますが、こちらはマプトとの間にしか就航していません。

両空港からモザンビーク島までは車での移動となります。

バスかツアーを利用することになりますが、島のホテルを予約してあるなら送迎を依頼すると良いでしょう。

ナンプラからモザンビーク島までは、車でおよそ3時間です。

モザンビーク島はアフリカ本土と長さ3kmほどの橋でつながっているので、車でそのまま島内に乗り入れることができます。

ただし、この橋は長さのわりに車1台分が通れるほどの幅しかないので、多用はおすすめしません。

外務省海外安全ホームページでは危険情報はありません。(2024年6月現在)

現地に行く時は、最新情報を確認してください。

参考URL:世界遺産モザンビーク島!日本ともゆかりのあるポルトガルの貿易拠点

モザンビーク島に行って下さい。 Por favor, vá para Moçambique.

モザンビーク島はどこですか? Onde fica a Ilha de Moçambique?

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