2024年9月5日掲載
1. サンガ川流域の3か国保護地域 Trois aires protégées nationales dans le bassin de la rivière Sangha
サンガ川流域の3か国保護地域(サンガがわりゅういきの3かこくほごちいき)は、2012年の第36回世界遺産委員会でUNESCOの世界遺産リストに登録されたコンゴ盆地の国際的な自然保護区である。
カメルーンのロベケ国立公園、コンゴ共和国のヌアバレ=ンドキ国立公園、中央アフリカ共和国のザンガ=ンドキ国立公園という、ニシローランドゴリラやマルミミゾウなどの希少動物たちの生息域を含む3か国の国立公園によって構成されている。
ヌアバレ=ンドキ国立公園 (Parc National de Nouabalé-Ndoki – Congo) はコンゴ共和国のサンガ地方・リクアラ地方にまたがる形で1993年に設定された。
その面積は386,592ヘクタール (ha)である。
これは約120万haとされるンドキ川流域の約3分の1ほどをカバーしていることになる。
この地域は人と接したことのないゴリラやチンパンジーなどが棲息しており、1980年代には京都大学の学術調査隊が研究したこともある。
世界遺産登録地には、南に隣接するグアルゴ三角地帯(面積19,863 ha)も含まれた。
これは、ンドキ川とグアルゴ川の合流する原生林の地域である。
現地の住民も含めてほぼ人跡未踏の状態で残されてきた場所だが、1999年以降、専門家による霊長類の研究施設が設置され、少なくとも2010年の時点までワシントン大学教授のクリケット・サンズと野生生物保全協会研究員のデイブ・モーガンがチンパンジーなどの研究を行なっていた。
2009年にはこの国立公園を含む152万5,000 haの範囲が、「サンガ=ヌアバレ=ンドキ」(Sangha-Nouabale-Ndoki) としてラムサール条約の登録地になった。
住所:コンゴ共和国(ブラザビル) [地図]
登録年: 2012年
登録区分: 自然遺産
行き方:世界遺産サンガ川流域保護地域の一つである「ヌアバレ=ンドキ国立公園」に行くには、日本から空路でコンゴ共和国の首都ブラザビルへ行きます。
ブラザビルから国内線に乗り換え、世界遺産ヌアバレ近くの町ウエッソまで飛びます。
ウエッソからは、モーターカヌーでサンガ川を北に向かって6時間ほど行くと、ヌアバレ=ンドキ国立公園に到着。
世界遺産であるサンガ川周辺の風景をぜひ楽しんで下さい。
外務省海外安全ホームページでは渡航中止勧告地域です。(2024年7月現在)
現地に行く時は、最新情報を確認してください。
参考URL:世界遺産サンガ川流域の3か国保護地域!コンゴ共和国側の魅力と見どころ
ヌアバレ=ンドキ国立公園に行って下さい。 Rendez-vous au parc national Nouabale-Ndoki.
ヌアバレ=ンドキ国立公園はどこですか? Où se trouve le Parc National Nouabale-Ndoki ?
出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2. オザラ・コクア森林山塊 Massif forestier d’Ozara Kokua
オザラ・コクア国立公園(またはオザラ国立公園)は、コンゴ共和国にある国立公園です。
この公園は1935年に初めて保護され、1977年に生物圏保護区に指定され、2001年に大統領令により公式に指定されました。
オザラ・コクアには約100種の哺乳類が生息しており、大陸で最も多様な霊長類の個体群の1つです。
非営利の自然保護団体であるアフリカン・パークスは、2010年にコンゴ共和国の森林経済・持続可能な開発・環境省と協力してこの公園の管理を開始しました。
オザラ・コクアは、コンゴ共和国北西部にある約13,500平方キロメートル(5,200平方マイル)の国立公園および生物圏保護区で、1935年に設立されました。
この公園では、350メートル(1,150フィート)の高さの丘から密林や多数の空き地まで、原生熱帯雨林と変化に富んだ地形が保護されています。
オザラ・コクアには、乾燥林、サバンナ、熱帯雨林の生態系があります。
この公園は、コンゴ政府と提携してアフリカンパークスによって管理されています。
オザラ・コクア国立公園は、アフリカ最古の国立公園の一つで、1935年に初めて保護され、2001年にデニス・サスヌゲソ大統領の大統領令により正式に指定された。
この公園は1977年に生物圏保護区に指定され、1992年以来、中央アフリカ森林生態系の保全と合理的利用(ECOFAC)からの財政支援を受けて管理されている。
ECOFACは、この地域の熱帯雨林を保全するための枠組みを確立する、欧州連合が後援するプログラムである。
コンゴ共和国内戦(1997~1999年)の間、保全活動は限られていた。
オザラ・コクアは、エボラ出血熱の発生の頃、何年も放置され、激しい密猟に見舞われた。
観光は最近まで制限されており、2011年にオザラ・コクアを訪れた観光客はわずか50人でした。
アフリカン パークスは、コンゴ共和国森林・持続可能開発省との25年間の契約の一環として、2010年に公園の管理を開始しました。
2013年、アフリカン パークス、米国魚類野生生物局、野生生物保護協会 (WCS)、世界自然保護基金は、オザラ・コクアとサンガ トリナショナルの保全に協力して取り組むため、5年間で1,000万ドルの契約を締結しました。
WCSは、1990年代初頭から、オザラ・コクアやその他の国立公園の政府による管理と保全を支援してきました。
アフリカン パークスは 2013 年にコンゴ初の銃器恩赦プログラムを開始し、密猟者に武器と情報と引き換えに公園管理官の職を提供した。
CNN によると、2014 年初頭には 76 人の警備員がオザラ コクアを巡回していた。
2014 年には、密猟を減らす取り組みの一環として、2 匹のマリノア犬が象牙と動物の肉を探知できるように訓練された。
鉱業から保護する国立公園の地位があるにもかかわらず、モンガベイは 2016 年に、政府が発行した鉱業許可証の一部がオザラ コクアの一部で鉱物の採掘を許可していると報じた。
オザラ コクアは 2012 年 8 月に観光客向けにオープンした。
ウィルダネス サファリは、インフラの改善、2 つの高級ロッジの建設、ガイドと管理官への追加トレーニングの提供など、公園への投資を行った。
ロッジが完全に運営できるようになるまでには6年かかり、ドイツ人実業家ハッソ・プラットナーの妻で慈善家のサビーネ・プラットナーから資金提供を受けた。
同社の運営契約は2015年に終了し、キャンプはサビーネ・プラットナーが設立し資金提供しているコンゴ保全会社によって直接運営されている。
住所:8RCW+754 コンゴ共和国(ブラザビル) [地図]
登録年: 2022年
登録区分: 自然遺産
行き方:世界遺産「オザラ・コクア森林山塊」に行くには、日本から空路でコンゴ共和国の首都ブラザビルへ行きます。
ブラザビルからサファリツアーに参加するのが一般的です。
外務省海外安全ホームページでは十分注意地域です。(2024年7月現在)
現地に行く時は、最新情報を確認してください。
参考URL:2017.8.18発 コンゴ レイン・フォレスト・サファリ 10日間
オザラ・コクア国立公園に行って下さい。 Allez au parc national Ozara Kokua.
オザラ・コクア国立公園はどこですか? Où se trouve Parc national Ozara-Kokua ?