2024年9月7日掲載
1. ニンバ山厳正自然保護区 Réserve naturelle du mont Nimba Gensei
ニンバ山厳正自然保護区(ニンバさん げんせいしぜんほこく)は、ギニアとコートジボワールにまたがる、標高1752mのニンバ山の主要部分を含む国立公園。
熱帯雨林のエリアとサバンナのエリアを持ち、ダイカー、ジャコウネコ、チンパンジー、ヒメポタモガーレ、ニシコモチヒキガエル、珍しい地衣類や真菌類など、500種以上の動物と2000種以上の植物が生息している(ここには200種以上のこの地域特有の生物種を含む)。
この保護区のうち、1981年にまずギニアに含まれる範囲がユネスコの世界遺産に登録され、翌年にコートジボワール領内も登録された。
ニンバ山を含むニンバ山塊はリベリアまで延びており、そちらまで範囲を拡張することも提案されている。
また、1980年にギニアに含まれる範囲は生物圏保護区に指定された。
リベリアからの難民の流入に加え、ニンバ山が鉄鉱石の鉱脈を持ち、リベリア側では採掘のための開発が行われてきたことなどから、1992年に危機遺産に登録された。
住所:HHJJ+QJX, Gouéla, コートジボワール [地図]
登録年: 1981年
登録区分: 自然遺産
ウェブサイト:
行き方:「ニンバ山厳正自然保護区」は2018年現在、ほとんどの区域が立入禁止となっているため、限定されたエリアまでの観光となります。
ニンバ山に最も近い村は、隣国リベリアにあるイェケパ(Yekepa)で、首都モンロビア(Monrovia)から約330Km。
陸路で8時間弱です。
日本からリベリアまでは直行便が運航していないので、ヨーロッパやアフリカを最低2都市以上経由する必要があります。
フライトスケジュールによって異なりますが、最短時間は約24時間。
ロンドンとカサブランカを経由するANAが最短ルートとなっています。
ちなみに、リベリアからではなくコートジボワールからアクセスする場合は、ニンバ山の南麓にあるイヤレ村(YEALE)が拠点となります。
ギニアからアクセスするなら、ボッソウ(Bossou)を拠点にすると良いでしょう。
ニンバ山からボッソウまでは約6Kmです。
外務省海外安全ホームページでは渡航中止勧告地域です。(2024年7月現在)
現地に行く時は、最新情報を確認してください。
参考URL:ギニアとコートジボワールにまたがる世界遺産ニンバ山厳正自然保護区
ニンバ山に行って下さい。 S’il vous plaît, allez au mont Nimba.
ニンバ山はどこですか? Où se trouve le mont Nimba ?
出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2. タイ国立公園 parc national de Thaïlande
タイ国立公園は、コートジボワール西部に広がる国立公園。
Nienokoue山周辺の3300km2を対象として、1972年に国立公園に指定された。
西アフリカでも稀少になっている原生熱帯林を含んでいる。
コビトカバおよびチンパンジーなど11種のサルが生息しており、絶滅危惧種も少なからず含む多彩な動物相と植物相が評価され、1977年に生物圏保護区、1982年にユネスコの世界遺産に登録された。
住所:コートジボワール [地図]
登録年: 1982年
登録区分: 自然遺産
電話番号:+225 07 57 60 4532
ウェブサイト:
行き方:リベリア国境付近に広がる「タイ国立公園」へは、コートジボワールの空の玄関口であるアビジャン(Abidjan)が観光拠点となります。
とはいえ距離にして約590Kmも離れているため、より短時間でアクセスしたい方は、アビジャンから空路でダロア(Daloa)まで国内線を利用するのがおすすめです。
ダロアからタイ国立公園までは約200Km。陸路でおよそ3時間です。
日本からコートジボワールまでの直行便はないので、中東やヨーロッパでの乗り継ぎが必要となります。
おすすめはドバイを経由するエミレーツ航空で、フライト時間は最短の25時間弱。
そのほか仁川とパリを経由する大韓航空でも、比較的短時間でアクセスすることができます。
外務省海外安全ホームページでは十分注意地域です。(2024年7月現在)
現地に行く時は、最新情報を確認してください。
参考URL:西アフリカ最後の原生林が広がるコートジボワールの世界遺産タイ国立公園
タイ国立公園に行って下さい。 Allez au parc national de Thaïlande.
タイ国立公園はどこですか? Où se trouve le parc national de Thaïlande ?
出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
3. コモエ国立公園 Parc National de la Comoé
コモエ国立公園は、コートジボワールのブナ県、フェルケセドゥグ県にまたがり、コモエ川流域に広がっている西アフリカ最大の国立公園である。
1968年に指定された。
川沿いに広がる湿地帯とサバンナに恵まれ、雨林、河畔林と河畔の草地も見られ、レイヨウ、イボイノシシ、アフリカスイギュウ、アフリカゾウ、チンパンジー、リカオン、アフリカチュウノガン、キンコブサイチョウ、モモグロサイチョウ、クラハシコウ、ニシアフリカコビトワニなどが生息している。
こうした動物相と植物相の多様性が評価され、1983年にユネスコの世界遺産と生物圏保護区に登録された。
この地域は、ロビ人の居住地でもある。
もともと象牙を目的とするゾウの狩猟が行われてきた地域であり、世界遺産登録後も密猟が絶えない。
こうした密猟にくわえ、牛の過放牧、管理の欠如などを理由として、2003年に危機遺産に登録された。
2017年に状況の改善を理由に危機遺産リストから除去された。
住所:コートジボワール [地図]
登録年: 1983年
登録区分: 自然遺産
行き方:コモエ国立公園は、コートジボワールの首都ヤムスクロからは車でおよそ7時間、最大都市アビジャンからはおよそ8時間半と都心部からはかなり離れています。
公園の西方面にコルホゴという街があり、近くには空港もあるのでそちらから車で向かうことも可能です。
外務省海外安全ホームページでは渡航中止勧告地域です。(2024年7月現在)
現地に行く時は、最新情報を確認してください。
参考URL:西アフリカ最大の国立公園!コートジボワールの世界遺産、コモエ国立公園
コモエ国立公園に行って下さい。 Allez au parc national de la Comoé.
コモエ国立公園はどこですか? Où se trouve le parc national de la Comoé ?
出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
4. グラン・バッサムの歴史都市 Ville historique de Grand-Bassam
グラン・バッサムの歴史都市(グラン・バッサムのれきしとし)は、コートジボワールの南コモエ州の古都グラン・バッサムのうち、フランス植民地時代に築かれた歴史的な町並みが残る地域などを対象として、2012年にUNESCOの世界遺産リストに登録された物件である。
植民地時代の古都というだけでなく、独立運動においても重要な役割を果たしたグラン・バッサムの歴史都市は、コートジボワールの世界遺産の中ではコモエ国立公園(1983年登録)以来約30年ぶりの新規登録物件となっただけでなく、同国では初の文化遺産登録となった。
グラン・バッサム(大バッサム)の名前の由来は、コモエ川河口のことをアルサム (Alsam) と呼んでいた人々がかつて存在したことによるという。
その人々はこの地に移り住んだ人々だったというが、この地には時代ごとに様々な民族が流入した。
グラン・バッサム域内の漁村で暮らすンズィマ人も15世紀末から16世紀初頭にこの地に定住するようになった人々とされる。
この地は19世紀になるとイギリスとフランスが領有をめぐって争うようになるが、そんな中で、フランスは一帯を治めていた首長アテクブレ (Attékeblé) と条約を結び、要塞を建設する許可も得た。
1843年に建設されたその要塞がヌムール要塞で、現存はしないが、グラン・バッサムの都市計画は元来このヌムール要塞から拡張する形で展開したものであった。
19世紀後半になるとフランス商人が進出するようになり、その一人であったアルチュール・ヴェルディエ (Arthur Verdier) が初代総督となった(在任1870年 – 1880年)。
そして、1885年のベルリン条約でフランスの領有が確定すると、フランスは本格的な都市建設に乗り出し、グランバッサムを最初の首都とした。
グラン・バッサムはエブリエ潟と大西洋に挟まれた細長い土地に発達した。
グラン・バッサムは1893年に首都となり、換金作物栽培地の拡大をはじめとする植民地開発の拠点として大きな役割を果たしたが、1899年の黄熱病の大流行では人口の4分の3が失われる事態となり、1900年にはバンジェルヴィルに遷都された。
その後も南東部の主要な港町として一定の繁栄は見られたが、グラン・バッサムの西方、同じエブリエ潟沿いに位置するアビジャン(1934年にバンジェルビルから遷都し、1983年まで首都であった)が成長し、そこにエブリエ潟と外洋を結ぶヴリディ運河(1950年)が開通して港湾機能が高まると、グラン・バッサムの地位は低下した。
1970年代以降、歴史的建造物群の保存や修復が意識されるようになり、現在のグラン・バッサムは歴史的建造物と海水浴場を特色とする観光地になっている。
住所:コートジボワール [地図]
360°写真(グラン・バッサム)
登録年: 2012年
登録区分: 文化遺産
行き方:グラン・バッサムとアビジャンの中間付近に、コートジボワールのハブ空港であるフェリックス・ウフェ=ボワニ国際空港があります。
日本からの直行便はないので、イスタンブールやドバイ、アジスアベバなどを経由する必要があります。
空港からグラン・バッサムの旧市街までは、バスかタクシーを利用することになります。
グラン・バッサムのバスターミナルは、旧市街の北の新市街にあります。
ここから世界遺産の歴史地区までは、南のエブリエ潟の橋を渡っていくことになります。
ただバスターミナルの東にも、世界遺産の構成資産の1つである灯台があるので要チェックです。
また、世界遺産の歴史地区沿岸のリゾートホテルに宿泊すれば、予約時に空港までの送迎を依頼することも可能です。
外務省海外安全ホームページでは十分注意地域です。(2024年7月現在)
現地に行く時は、最新情報を確認してください。
参考URL:コートジボワールの植民地時代の古都!世界遺産グラン・バッサム歴史都市
グラン・バッサムに行って下さい。 Allez à Grand Bassam.
グラン・バッサムはどこですか? Où se trouve Grand-Bassam ?
出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
5. コートジボワール北部のスーダン様式モスク群 Mosquées de style soudanais dans le nord de la Côte d’Ivoire
コートジボワール北部(アイボリーコーストとしても知られる)のモスク群は、14世紀にマリ帝国に最初にもたらされたスーダン様式で建てられました。
この遺跡群は、2006年11月29日に文化遺産としてユネスコ世界遺産暫定リストに追加され、2021年に登録されました。
モスクの名前と場所
カウアラ モスク (ワングロドゥグ県)
テングレラ モスク (テングレラ県)
コウト モスク (コウト県)
ナンビラ モスク (ムベンゲ県)
コング モスク 2 つ (コング県)
住所:49XR+M67, Kong, コートジボワール [地図]
登録年: 2021年
登録区分: 文化遺産
行き方:グラン・バッサムとアビジャンの中間付近に、コートジボワールのハブ空港であるフェリックス・ウフェ=ボワニ国際空港があります。
日本からの直行便はないので、イスタンブールやドバイ、アジスアベバなどを経由する必要があります。
アビジャンからのツアーに参加するのがおすすめです。
外務省海外安全ホームページでは不要不急の渡航中止地域です。(2024年7月現在)
現地に行く時は、最新情報を確認してください。
参考URL:コートジボワール周遊
コングの泥モスクに行って下さい。 Allez à la mosquée de boue de Kong.
コングの泥モスクはどこですか? Où est la mosquée de boue de Kong ?