2024年9月8日掲載

ビクトリア滝

ビクトリア滝

1. マナプールズ国立公園、サピサファリ地域、チュウォールサファリ地域  Mana Pools National Park, Sapi Safari Area, Chewal Safari Area

マナ・プールズは、国立公園を含むジンバブエ西部の野生生物保護地域。

一帯は、ザンベジ川下流の氾濫原にあたり、雨季になるたびに一面が湖のようになる。

この湖が乾き、後退するに従って、水を求めて大型動物が集まるようになる。

そのことが、一帯をアフリカ屈指の景勝地・狩猟地にしてきたのである。

マナはショナ語で「4」を意味する(プールは英語)。

これは、ザンベジ川中流域の蛇行地帯に4つの大きな湖が形成されていることに基づく。

川に面している地域、島々、砂丘、ため池などを含み、マホガニー、イチジク、エボニー、アカシア、バオバブなどの森林が隣接しているこの一帯は、アフリカ南部でも最も開発の手が入っていない国立公園の一つである。

1980年代初頭には水力発電施設の設置から救われ、84年には世界遺産に登録された。

また、2010年に「ザンベジ川中流域生物圏保護区」の核心地域の1つに、2013年にラムサール条約にそれぞれ登録された

この一帯は、ジンバブエのなかでカバ、ワニ(ナイルワニ)のほか、ゾウ(アフリカゾウ)やアフリカスイギュウなどの乾季の大型哺乳類が集まる地域としては最大級のものとなっている。

また、クロサイ、リカオン、ニアラ、シマウマ、キリン、ヒョウ、ハイエナ(カッショクハイエナ)、チーター、ライオン、ウォーターバックなどのレイヨウ、ミナミベニハチクイなども生息している

住所:ジンバブエ [地図]

登録年: 1984年
登録区分: 自然遺産

行き方:まずはジンバブエの首都ハラレ(Harare)を目指しましょう。

日本からジンバブエまでの直行便はなく、アジアや中東、アフリカなどを経由しながら2回以上乗り換えるフライトスケジュールがほとんどです。

所要時間は最短で24時間弱。

中には35時間程かかる便もあるので注意しましょう。

世界遺産「マナ・プールズ国立公園」はジンバブエの北部、ザンビアとの国境近くにあります。

ハラレからは約390Kmも離れており車でも6時間以上かかるので、公園内での宿泊は必須。

個人手配ではなく、ハラレ発の現地ツアーに参加するのがおすすめです。

外務省海外安全ホームページでは十分注意地域です。(2024年7月現在)

現地に行く時は、最新情報を確認してください。

参考URL:ジンバブエの世界遺産マナ・プールズ国立公園でサファリを楽しもう!

マナ・プールズ国立公園に行って下さい。 Go to Mana Pools National Park.

マナ・プールズ国立公園はどこですか? Where is Mana Pools National Park?

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2. 国史跡グレート・ジンバブエ遺跡  Great Zimbabwe National Historic Site

グレート・ジンバブエ遺跡 (Great Zimbabwe) は、ジンバブエ共和国の首都ハラレから南方300kmのジンバブエ高原の南端、サビ川の上流の標高約1000mに位置する、大規模な石造建築遺跡の名称である。

ジンバブエとはショナ語で首長、王の宮廷の意味を含んだ「石の家」という一般語であり、最も大規模で著名なこの遺跡を指すときは、語頭に「グレート」を付けるのが慣例となっている。

最近の研究の進展に伴い、遺跡を築いたとされるショナ族の国家の通名として「グレート・ジンバブエ」の名称を用いるようになってきた。

推定面積は周囲の集落を含めると東西1.5km、南北1.5kmの約2km2におよぶと考えられる。

遺跡の中心部にある石造建築物群は、50世帯近くに及ぶジンバブエの王ないし首長の一族のために築かれたもので、直方体の花崗岩のブロックを積み上げた円ないし楕円形の建物の組み合わせであり、個々にエンクロージャー(囲壁)と呼ばれている。

石造建築エンクロージャー群は大きく3つに分けられ、北側に通称「アクロポリス」または「丘上廃墟」と呼ばれる建造物群、その南方に広がる「谷の遺跡」、そして最も有名な「大囲壁」(グレートエンクロージャー)に分けられる。

1986年に世界遺産として登録された。

住所:PWHM+F76, Zimbabwe, ジンバブエ [地図]

登録年: 1986年
登録区分: 文化遺産
営業時間:06:00~18:00
電話番号:+263 77 539 8917
ウェブサイト: 

行き方:グレートジンバブエはジンバブエの世界遺産の1つで拠点となる町はマシンゴという町です。

ジンバブエの首都ハラレからもバスが出ているが、ビクトリアフォールズからジンバブエに入った場合は、ブラワヨまで移動してさらにマシンゴを目指します。

外務省海外安全ホームページでは十分注意地域です。(2024年7月現在)

現地に行く時は、最新情報を確認してください。

参考URL:グレートジンバブエへの行き方!

グレートジンバブエに行って下さい。 Go to Great Zimbabwe.

グレートジンバブエはどこですか? Where is Great Zimbabwe?

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

3. 国史跡カミ遺跡群  Kami Ruins, a National Historic Site

カミ遺跡群(カミいせきぐん、Khami Ruins National Monument)は、ジンバブエの標高1000mのジンバブェ高原の西部、ブラワヨ近郊にある石造遺跡群。

カミ遺跡群国立記念物とも。

15世紀中葉にトルワ王国の首都となり、15世紀中葉から17世紀頃まで機能していた。

建造物は、花崗岩を直方体に切り出して交互に積み重ねている。

建物の壁の上部には、チェッカー板のように空間を開けたり、色の異なる石材を用いて装飾にしている。

一帯はカラハリ砂漠に近く、シクンシ属モモタマナ属の疎林が生えている

遺跡が街として繁栄した時期は、放射性炭素年代測定と出土品から推察された。

中国産の青磁や白磁、ポルトガル、ドイツ、北アフリカ産の陶磁器、17世紀にポルトガルで焼かれた中国産陶磁器の模倣品、スペイン産の皿が確認されている。

石造建築、金製品や銀製品は、グレート・ジンバブエのものよりも加工技術が発展している様子がうかがわれた。

1986年、世界遺産(文化遺産)に登録された。

住所:ジンバブエ [地図]

登録年: 1986年
登録区分: 文化遺産
営業時間:08:00~17:00、24時間営業(土曜日、日曜日)
電話番号:+263 29 2250045
ウェブサイト

行き方:カミ遺跡群の観光は、ジンバブエ第二の都市ブラワヨ(Bulawayo)が拠点となります。

首都ハラレ(Harare)からアクセスする場合は空路がおすすめですが、夜行列車や高級バス(ブルーアロー)も運行しているので、スケジュールに合わせて選ぶと良いでしょう。

距離はおよそ430Km、バスで約6時間です。

ブラワヨ中心部からカミ遺跡群までの距離は、約22Kmです。

車で30分もあれば到着しますが、電車やバスなどの公共交通機関はないので、タクシーをチャーターするか現地ツアーに参加することをおすすめします。

また、タクシーをチャーターする場合は、値段交渉を忘れず追加請求などされないよう注意しましょう。

外務省海外安全ホームページでは十分注意地域です。(2024年7月現在)

現地に行く時は、最新情報を確認してください。

参考URL:「石の国」ジンバブエの歴史を解き明かす世界遺産・カミ遺跡群

カミ遺跡群に行って下さい。 Go to the Kami ruins.

カミ遺跡群はどこですか? Where are the Kami ruins?

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

4. ヴィクトリアの滝  Victoria Falls

ヴィクトリアの滝(ヴィクトリアのたき、英: Victoria Falls、現地語: Mosi-oa-Tunya)は、アフリカ大陸南東部、ザンベジ川中流部にある滝。

幅2キロメートル、落差108メートルの大瀑布で、ジンバブエ共和国とザンビア共和国の国境に位置する

ユネスコの世界遺産に登録されている。

かつて地元のバントゥー系民族はこの滝を Shungu na mutitima と呼んでいた。

その後にこの地にやって来たマタベレ族 (Matabele) は aManz’ aThunqayo と呼んだ。

バツワナ人 (Batswana) とマコロロ人 (Makololo) は「雷鳴の轟く水煙」という意味の「Mosi-oa-Tunya」と呼んでいた。

ヨーロッパ人としてはイギリスの宣教師であり探検家でもあるデイヴィッド・リヴィングストンが1855年に見たのが最初だったと信じられている。

そこでイギリス人は当時のイギリス女王の名 Victoriaを冠して「Victoria Falls」と呼び始めた。

現在、ジンバブエにおいては「ヴィクトリアフォールズ」、ザンビアにおいてはモーシ・オワ・トゥーニャ(Mosi-oa-Tunya、「雷鳴のする水煙」という意味)が公式名称である。

世界遺産登録名はこの2つを併記している。

落差と幅の両面から見た滝の規模としては、イグアスの滝と並んで世界最大である。

この2つの滝に匹敵する規模の滝は他には無く、たとえばナイアガラの滝もこの2つと較べるとかなり小さい。

また、増水期の水量においてもイグアスと並んで世界最大級である

なお、落差の世界一はエンジェルフォール(ベネズエラ)の978メートル、幅の世界一はイグアスの滝(アルゼンチン、ブラジル)の約4,000メートルである。

山火事と見紛うような水煙が垂直に800 – 1000メートルほど立ち上がっており、時には虹がかかる

この様子は20キロメートル離れたところからも見える

滝壺へと落下する膨大な水が、空気を巻き込みつつ時速150キロメートルにも達するスピードで落下するので、滝壺付近では毎秒20メートルもの風が吹いている

住所:ジンバブエ [地図]

登録年: 1989年
登録区分: 自然遺産

行き方:ヴィクトリアの滝へは、ジンバブエ側とザンビア側どちらからでもアクセス可能です。

空路で行く場合は、ジンバブエ側はヴィクトリアフォールズ空港、ザンビア側はリヴィングストン空港が玄関口となります。

ヴィクトリアの滝までは、どちらの空港からも車で20分程です。

日本からの直行便は就航していないので、アジア、中東、ヨーロッパの各都市および南アフリカのヨハネスブルクを経由して、ヴィクトリアフォールズまたはリヴィングストンに入りましょう。

どちらも最短で約25時間。

フライトスケジュールによっては40時間程かかる場合もあるので注意が必要です。

外務省海外安全ホームページでは十分注意地域です。(2024年7月現在)

現地に行く時は、最新情報を確認してください。

参考URL:ザンビアとジンバブエの世界遺産・ヴィクトリアの滝を楽しもう!

ヴィクトリアの滝に行って下さい。 Go to Victoria Falls.

ヴィクトリアの滝はどこですか? Where is Victoria Falls?

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

5. マトボの丘群  Matobo Hills

マトボは、ジンバブエ南部のブラワーヨの約35km南から先に広がっている花崗岩質の小丘群と木々に覆われた渓谷からなる地域である。

これらの丘は、地表に押し出されてきた花崗岩によって20億年以上前に形成されたものである。

ンデベレ人 (Ndebele)の国家を建てたムジリカジ王 (Mzilikazi) が、この地の名付け親であり、「マトボ」は「はげ頭」を意味する。

丘が並ぶ地域は3100km2 に及び、そのうち440 km2 がジンバブエ最古の国立公園である。

残りには小規模な私有の商用農業地も含まれるが、大部分は共有地である。

国立公園の一部は、遊戯用に設定されており、クロサイやシロサイも含めた狩猟動物もストックされている。

国立公園は、岩々が絶妙のバランスで積み重なっている奇観やムポポマ川渓谷沿いの絶景など、およそ100 km2 におよぶ美しい景観地域が含まれている。

この丘には、およそ二千年前にサン人が定住した。

彼らはこの地に数百点に及ぶ岩絵群を残した。

また洞窟や渓谷の裂け目からは、粘土製の炉をはじめとする加工品が見つかっている。

1896年には、第二次マタベレ戦争 (Second Matabele War) に際し、この丘群で、白人入植者とンデベレ人指導者の間で会議が持たれた。

この会議は、洞窟のひとつでフレデリック・ラッセル・バーナム (Frederick Russell Burnham) がムリポ (Mlipo) を殺害して、幕が下りた。

セシル・ローズや、その他の白人入植者の指導者たち、例えばシャンガニパトロール (Shangani Patrol) のレアンダー・スター・ジェイムズソン (Leander Starr Jameson) などは、この地の「精霊たちの丘」マリンディジムの頂上に葬られた。

このことは、そこを聖地とみなしていた先住民たちとの間で大きな摩擦を生んだ。

洞窟から見つかる大量の焼き物や、丘から見つかる穀物用の粘土製の瓶は、1896年の反乱の時代の忘れ形見なのである。

また、茂みのマークのあちこちに点の打たれた青銅版も見つかるが、この点は武装した砦や小規模な戦闘のあった場所を表しているのである。

マトボの丘群はショナ人をはじめとするアフリカ南部の人々にとって、聖地と見なされており、多くの儀式や宗教行事がそこで行われている。

伝説では、50年前まではある丘の洞窟では「声」が聞こえたとされている。

住所:ジンバブエ [地図]

登録年: 2003年
登録区分: 文化遺産

行き方:ジンバブエ南部のブラワヨの約35㎞南から先に広がっているマトボの丘群は、ジンバブエの首都ハラレからは約500㎞と離れていますので、都心部から向かう際は車やバスで移動するより飛行機での移動が効率的でおすすめです。

ブラワヨ近郊にはジョシュアムカブコンコモ国際空港がありますので、そちらをご利用ください。

ハラレにあるハラレ国際空港からも約1時間弱で向かうことが可能です。

なおジョシュアムカブコンコモ空港からマトボの丘群までは約40㎞ほど離れていますので、車やタクシーで約1時間ほどの距離となっています。

外務省海外安全ホームページでは十分注意地域です。(2024年7月現在)

現地に行く時は、最新情報を確認してください。

参考URL:20億年以上前に形成されたジンバブエの世界遺産、マトボの丘群

マトボの丘群に行って下さい。 Go to the Matobo Hills.

マトボの丘群はどこですか? Where are the Matobo Hills?

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』