2024年9月15日掲載

スクルの文化的景観引用:世界遺産オンラインガイド

スクルの文化的景観
引用:世界遺産オンラインガイド

1.スクルの文化的景観  Sukur Cultural Landscape

スクルの文化的景観は、ナイジェリアにあるユネスコの世界遺産のひとつ。

ナイジェリア北東部アダマワ高地のベヌエ川沿いにあるスクルの小集落は、古来製鉄がさかんで、製鉄所の遺構などがある。

登録対象となったのは、この集落の7.644km2 である。

小集落全体は、自然の地形をうまく活かし、宗教的存在でもある首長 (Hidi) の宮殿を丘の上に仰ぎ、その眼下に段々畑が広がる景観を生み出している。

ただし、その景観は20世紀初頭までは保持されたものの、1912年から10年にわたって近隣の部族に荒らされ、首長の宮殿も廃墟と化した。

ただ、今なお約15,000人が暮らすこの小集落には様々な遺跡が残り、彼らが長い間積み重ねてきた土地利用の様式や共同体の土着文化を伝えている。

住所:PHP9+RG3, Damai 651112, Adamawa, ナイジェリア [地図]

登録年: 1999年
登録区分: 文化遺産
営業時間:09:00~17:00、休日(土曜日、日曜日)
電話番号:+234 806 913 7174

行き方:世界遺産スクルの文化的景観からもっとも近い空港は、マイドゥーグリ国際空港です。

マイドゥーグリ国際空港からスクルまでは車で3時間程度見ておいた方が良いでしょう。

外務省海外安全ホームページでは退避勧告地域です。(2024年7月現在)

現地に行く時は、最新情報を確認してください。

参考URL:ナイジェリアにこんな世界遺産があった!スクルの文化的景観!

スクルに行って下さい。 Go to Sukur.

スクルはどこですか? Where is Sukur?

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2. オシュン=オショグボの聖なる木立  The Sacred Grove of Oshun-Oshogbo

オシュン=オショグボの聖なる木立は、ナイジェリア・オシュン州 (Ọṣun) の州都オショグボ (Oṣogbo) にある、ヨルバ人にとって宗教的な意味を持つ原生林。

1965年にナイジェリアの史跡になった。

後に範囲が拡大され、現在では75haが保護区域に指定され、2005年にはユネスコの世界遺産に登録された。

オシュン州はオシュン川沿いの地域だが、この川の名前は元々豊穣の女神オシュンに由来している。

ヨルバ人の神話では、オシュン川はこの女神が姿を変えたものだとされる。

この川沿いの原生林には女神オシュンが棲むとされ、そこに社を建てて祀ることで、人々は恵みを受け取れると信じられていた。

こうした女神オシュンへの信仰は一度衰退に向かい、他の地域では見られなくなっていった。

しかし、オショグボの林では、オーストリア人の女性芸術家ズザンネ・ヴェンガー(Suzanne Wenger)や彼女に協力した地元の芸術家たちによって、20世紀半ば以降再興された。

現存する40基の社のうち15基は多かれ少なかれヴェンガーの手が加えられたものである。

この林では、毎年夏に祭りが開催されている。

世界遺産への登録に当たっては、オシュン川流域で豊かな動物相・植物相を育んでいるこの木立ちと、一体化している数々の社などが、ヨルバ人の持っていた伝統的な世界観を良く示す文化的景観を形成している点や、類似の祭祀場が他ではほとんど見られなくなっている点などが評価された。

住所:local government, Osogbo 230212, Osun, ナイジェリア [地図]

登録年: 2005年
登録区分: 文化遺産
営業時間:09:00~17:00
電話番号:+234 904 800 3823

行き方:オショグボ(Oṣogbo)はナイジェリア南西部のオスン州の州都。

2006年の人口は約15.7万人。

イバダンの北東88km、イロリンの南100km、アクレの北西115kmに位置する。

ラゴスからオシュン=オショグボの聖なる木立まで移動するには、列車、タクシー、自動車、または飛行機を利用した方法があります。

外務省海外安全ホームページでは不要不急の渡航中止地域です。(2024年7月現在)

現地に行く時は、最新情報を確認してください。

参考URL:ラゴスからオシュン=オショグボの聖なる木立へ

オショグボに行って下さい。 Go to Osogbo.

オショグボはどこですか? Where is Osogbo?

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』