2024年9月29日掲載
1.ニュングェ国立公園 Nyungwe National Park
ニュングェ国立公園(Nyungwe Forest National Park)は、ルワンダ共和国南西部にある国立公園である。
2023年にルワンダ初の世界遺産となった。
この国立公園はルワンダの南部州と西部州の境界上にあり、ブルンジとの国境に近いキブ湖の南側に位置する。
設立されたのは2004年のことであり、多雨林、竹林、草原、沼地、ボグなど計970 km²の面積を擁する。
最寄の都市はチャンググであり、公園から西へ54 kmの場所にある。
また、ビググ山(Mount Bigugu)は国立公園の境界内側に位置している。
2006年にイギリスの探検隊がニュングェ森林にナイル川の源流を発見したと発表した。
ニュングェ国立公園はアフリカにおける野生動植物の重要な保護区でもあり、多様な生物が生息している。
この公園は、複数の大規模な生物地理区となっているほか、種々の陸上生物群系に対し多種多様な微小生息域を供給する地域に位置づけられている。
園内には、アフリカ全体の25%にあたる13種の霊長類が生息するほか、317種の鳥類、1068種の植物、85種の哺乳類(ヒルキクガシラコウモリ(Rhinolophus hilli)を含む)、32種の両生類、38種の爬虫類の生息が知られている。
これらの種の多くは、アフリカのアルバーティーン地溝帯のみに生息する生息地域限定種である。
なお、アルバーティーン地溝帯域における生物層の調査の結果、他の地域と比較し本地域からは、より多くの固有種が発見・報告されている。
住所:ルワンダ [地図]
登録年: 2023年
登録区分: 自然遺産
電話番号:+250 780 870 670
ウェブサイト:
行き方:キガリからニュングェ国立公園まで移動するには、バス、タクシー、自動車、または飛行機を利用した4つの方法があります。
外務省海外安全ホームページでは十分注意地域です。(2024年8月現在)
現地に行く時は、最新情報を確認してください。
参考URL:大自然で動物と遊ぶ!アフリカ内陸部の小国、ルワンダの観光スポット8選!
ニュングェ国立公園に行って下さい。 Go to Nyungwe National Park.
ニュングェ国立公園はどこですか? Where is Nyungwe National Park?
出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2. ルワンダ虐殺の記憶の場所:ニャマタ、ムランビ、ビセセロ、ギソッチ Places of remembrance for the Rwanda genocide: Nyamata, Murambi, Bisesero, Gisoch
ルワンダ虐殺(ルワンダぎゃくさつ、英語: Rwandan Genocide)とは、東アフリカのルワンダで1994年4月から約100日間続いた大量虐殺である。
同年4月6日に発生した、ルワンダのジュベナール・ハビャリマナ大統領と隣国ブルンジのシプリアン・ンタリャミラ大統領の暗殺から、ルワンダ愛国戦線 (RPF) が同国を制圧するまで、フツ系の政府とそれに同調するフツ過激派によって、多数のツチとフツ穏健派が殺害された。
正確な犠牲者数は明らかとなっていないが、80万人以上や約100万人と推計されており、後者であればルワンダ全国民の20%に相当する。
NGO「セボタ」によると、約25万人の女性が強姦被害を受け、その結果産まれた子供が3000人以上いる。
ルワンダ紛争はフツ系政権および同政権を支援するフランス語圏アフリカ、フランス本国と、主にツチ難民から構成されるルワンダ愛国戦線および同組織を支援するウガンダ政府との争いという歴史的経緯を持つ。
ルワンダ紛争により、国内でツチ・フツ間の緊張が高まった。
さらにフツ・パワーと呼ばれるイデオロギーが蔓延し、「国内外のツチはかつてのようにフツを奴隷とするつもりだ。我々はこれに対し手段を問わず抵抗しなければならない。」という主張がフツ過激派側からなされた。
1993年8月には、ハビャリマナ大統領により停戦命令が下され、ルワンダ愛国戦線との間にアルーシャ協定が成立した。
しかし、その後もルワンダ愛国戦線の侵攻による北部地域におけるフツの大量移住や、南部地域のツチに対する断続的な虐殺行為などを含む紛争が続いた。
ハビャリマナ大統領の暗殺は、フツ過激派によるツチとフツ穏健派への大量虐殺の引き金となった。
この虐殺は、フツ過激派政党と関連のあるフツ系民兵組織のインテラハムウェとインプザムガンビが主体となったことが知られている。
また、虐殺行為を主導したのは、ハビャリマナ大統領の近親者からなるアカズと呼ばれるフツ・パワーの中枢組織であった。
このルワンダ政権主導の大量虐殺行為によりアルーシャ協定は破棄され、ツチ系のルワンダ愛国戦線とルワンダ軍による内戦と、ジェノサイドが同時進行した。
最終的には、ルワンダ愛国戦線がルワンダ軍を撃破し、ルワンダ虐殺はルワンダ紛争と共に終結した。
住所:V32R+C9R, Nyamata, ルワンダ [地図]
登録年: 2023年
登録区分: 文化遺産
営業時間:09:00~17:00、09:00~16:00(土曜日、日曜日、月曜日)
電話番号:+250 788 899 162
行き方:キガリから南に30km離れた場所にある「ニャマタ虐殺記念館」。
ニャマタのバスパークから1kmほど離れていますが問題なく歩ける距離。
ニャマタ、ニャンザ方面には、ニャブゴゴバスターミナルから出ているバスに乗ることになります。
ニャブゴゴからニャマタまでの直通バスは無いので、途中ニャンザという所で一度乗り換え。
外務省海外安全ホームページでは十分注意地域です。(2024年8月現在)
現地に行く時は、最新情報を確認してください。
参考URL:【キガリ観光】ニャマタ虐殺記念館とニャンザ記念公園【バスでの行き方】
ニャマタ虐殺記念館に行って下さい。 Visit the Nyamata Genocide Memorial.
ニャマタ虐殺記念館はどこですか? Where is the Nyamata Genocide Memorial?