2023年11月3日掲載

ギザのピラミッド

ギザのピラミッド

1.アブ・メナ  ابو مينا

アブ・メナ(アラビア語: أبو مينا‎)は、アレクサンドリアの南西45kmに位置する、古代エジプトにおけるキリスト教巡礼の中心的存在だった都市の遺跡。

1979年にユネスコの世界遺産に登録された。

その遺構はほとんど残っていないが、バシリカのような大建築物の土台は、今でもはっきりと識別できる。

アレクサンドリアのメナス (Saint Mina) は3世紀後半もしくは4世紀初頭に殉教した。

その後形成された彼の埋葬譚には幾つかの変種があるが、その骨子は以下のようなものである。

アレキサンドリアから彼の亡骸がラクダに乗せて運ばれ、Lake Mariout を越えて砂漠を渡ったときに、ラクダが足を止めた。

押せども引けどもラクダはそれ以上歩こうとしなかったので、これは神意であると受け止められて、彼の遺体はその場に葬られた。

物語のほとんどのバージョンでは、彼の墓の位置は地元の羊飼いによる奇跡的な発見まで忘れられていたとする。

それに拠れば、羊飼いはメナスの墓所で羊の病気が癒えるところに居合わせたのだという。

羊飼いが経験した治癒の力の話は瞬く間に広がった。

エチオピアの聖人略伝集 は、コンスタンティヌス1世が病気の娘を羊飼いの下に送り、娘が快癒した結果、この地でキリスト教に改宗したと伝えている。

もちろん、この話は実証されたものではなく、コンスタンティヌス1世の代わりに5世紀の東ローマ皇帝ゼノンを主役にした異伝もある。

もっとも、そちらの説は、考古学者たちの研究では、アブ・メナの建築物群の最初のものは4世紀半ばと位置づけられているので、年代的に齟齬を来している。

歴史的には、この地は4世紀後半までに、治癒をはじめとする奇跡を求めるキリスト教徒たちにとって、重要な巡礼地となっていた

アルカディウスの治世には、地元の大司教は、小さな教会に大勢の巡礼者たちが押し寄せてくるのを目撃し、東ローマ皇帝に対し、キリスト教の三大拡張期の最初のものが起こっている様子を書き送った。

古代が終わるまでに、アブ・メナはエジプトにおける中心的巡礼地となっていた

しかし、7世紀半ばに、イスラム教徒たちに征服され、アブ・メナは破壊された。

住所:RMR7+C9, Qetaa Maryout, Al Amaria Second, Alexandria Governorate 5212671 エジプト [地図]

登録年: 1979年
登録区分: 文化遺産
営業時間:09:00~17:00
ウェブサイト

行き方:一般的なアレクサンドリアへのルートは2通りです。

カタールのドーハを経由するか、トルコのイスタンブールを経由するかのどちらかになります。

成田からカイロまで直行便が運航していますが本数が少ないです。

アレキサンドリアの街からアブ・メナへは車で約2時間。

公共交通とも言えるセルビス(ミニバス)かタクシーを利用することになります。

英語が全く通じず、アブ・メナへの観光客がそれほど多くないことから、あらかじめガイドツアーなどを手配しておくといいでしょう。

但し、外務省海外安全ホームページでは十分注意地域となっています。(2023年9月現在)

現地に行く時は、最新情報を確認してください。

参考URL:巡礼地として栄えていたエジプトの世界遺産アブ・メナを紹介!

アブ・メナまで行って下さい。  من فضلك اذهب إلى أبو مينا.

アブ・メナはどこですか?  أين أبو مينا؟

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2.古代都市テーベとその墓地遺跡  مدينة طيبة القديمة ومقابرها

テーベは古代エジプトの都市

古代エジプト語ではワセト(Waset)と呼ばれた。

この都市は地中海から800キロメートル南、ナイル川の東に位置する。

都市の遺跡は現代のエジプトの都市ルクソールの中に広がっている。

テーベは上エジプト第4州(権杖のノモス Sceptre nome)の主要都市であり、新王国時代のエジプトの首都であった。

テーベは貴重な鉱物資源と交易ルートがあるヌビアと東部砂漠に近接していた。

この都市は信仰の中心であり、その全盛期にはエジプトで最も富裕な都市であった。

テーベの市域には、カルナックとルクソールが本来立っていたナイル川東岸と、上流階級と王家の墓地と葬祭殿群によるネクロポリスがある西岸地区が含まれる。

住所:エジプト 〒1362501 Luxor Governorate, Luxor, Luxor City [地図]

登録年: 1979年
登録区分: 文化遺産
営業時間:06:00~22:00
ウェブサイト

行き方:ルクソールへは飛行機を利用してアクセスするのが一般的です。

日本からの直行便がないためカイロで乗り継ぎます。

所要時間は約1時間のフライトです。

また、電車を利用する方法もありますが、2等席は外国人に対してのチケット販売は行っていません。

1等席を高い値段で売りつけられたといった詐欺被害の話もあるので、電車でアクセスする際には注意が必要です。

治安が良いとは言えないカイロからのアクセスとなると、少しでもお金に余裕のある旅行者は飛行機を利用するといいでしょう。

但し、外務省海外安全ホームページでは十分注意地域となっています。(2023年9月現在)

現地に行く時は、最新情報を確認してください。

参考URL:ツタンカーメンの墓や巨大な神殿がある世界遺産・ルクソール!

ルクソール神殿まで行って下さい。  من فضلك اذهب إلى معبد الأقصر.

ルクソール神殿はどこですか?  أين يقع معبد الأقصر؟

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

3.メンフィスとその墓地遺跡 – ギザからダハシュールまでのピラミッド地帯  ممفيس ومقبرتها – منطقة الهرم من الجيزة إلى دهشور

メンフィスとその墓地遺跡 – ギザからダハシュールまでのピラミッド地帯」は、エジプトにあるユネスコの世界遺産登録物件のひとつ。

その名前に端的に表れているように、エジプトのピラミッドとしてよく知られている特徴的なピラミッドの数々が含まれている。

また、これもその名前に表れている通り、エジプト古王国期の首都メンフィスと、メンフィスに都した王たちの墓地遺跡であるギザやサッカラ、ダハシュールの遺跡群が含まれている。

この遺跡群の多くは、エジプト古王国期にあたるエジプト第3王朝からエジプト第6王朝期にかけて建設された。

この世界遺産は、都市遺跡メンフィスと、メンフィスの反対側、ナイル川西岸にある墓地遺跡群からなる。

もっとも北にある墓地遺跡はアブ・ロアシュであり、その南にギザ、ザヴィエト・アル=アルヤーン、アブシール、サッカラ、さらにダハシュールと続く一帯が世界遺産となっている。

この墓地遺跡群は南北およそ30㎞にわたって広がっている。

アブ・ロアシュの8㎞南にあるギザには、エジプト第4王朝の3人の王であるクフ、カフラー、メンカウラー王の3つのピラミッドがある。

この三つのピラミッドは、三大ピラミッドと呼ばれ、もっとも壮大で著名なピラミッドであるとされ、保存状態も比較的良好であることから、世界中から観光客が訪れるエリアである。

また、カフラー王のピラミッドの参道を守る位置に存在するギザの大スフィンクスもこの遺跡群に含まれている。

住所:Al Haram, Giza Governorate 3512201 エジプト [地図]

登録年: 1979年
登録区分: 文化遺産
営業時間:06:00~16:00

行き方:日本からエジプト航空の直行便、または乗り継ぎをしてカイロへ。

世界遺産メンフィスとその墓地遺跡にアクセスするには、カイロで宿をとって車や公共交通機関で移動するのが一般的です。

カイロからはバスやタクシーが利用できます。

悪質なタクシー運転手もいるため、乗車前に料金やメーターの確認をしっかりしましょう。

カイロからギザまでは地下鉄もあります。

有名なカイロの渋滞を避けられますが、似ている駅名もあるのでご利用の際はお間違いなく。

但し、外務省海外安全ホームページでは十分注意地域となっています。(2023年9月現在)

現地に行く時は、最新情報を確認してください。

参考URL:謎多きエジプトのピラミッド!世界遺産メンフィスとその墓地遺跡をご紹介

ギザの三大ピラミッドまで行って下さい。  اذهب إلى أهرامات الجيزة الثلاثة العظيمة.

ギザの三大ピラミッドはどこですか?  أين تقع أهرامات الجيزة الثلاثة؟

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

4.カイロ歴史地区  مركز القاهرة التاريخي

カイロ歴史地区(かいろれきしちく、Islamic Cairo)はエジプトのカイロにあるユネスコの世界遺産。

1979年の「イスラーム都市カイロ」として世界遺産に登録。

2007年の現在に改名された。

旧市街のイスラム地区とカイロ発祥の地であるオールド・カイロ地区がある。

600を超えるモスクと1000を超えるミナレットを擁するため「千の塔の都」と呼ばれている

主要スポット

イスラム地区

  • アズハル大学
  • シダテル
  • ムハンマド・アリー・モスク
  • イブン・トゥールーン・モスク
  • ハーン・ハリーリ
  • アル・フセイン・モスク
  • スルタン・ハサン・モスク
  • ズウェーラ門

オールド・カイロ

  • アムル・イブン・アル=アース・モスク
  • ベン・エズラ・シナゴーク
  • エル・ムアッラカ教会
  • 聖セルジウス教会
  • 聖ゲオルギオス教会
  • 死者の町

住所:27H5+FXM, Al Abageyah, El Khalifa, Cairo Governorate 4252360 エジプト [地図]

登録年: 1979年
登録区分: 文化遺産

行き方:カイロへは中東またはヨーロッパ経由でアクセスすることができます。

成田からカイロまでの直行便も運航していますが、本数が少ないです。(2018年2月 現在)

カイロ国際空港から市内まではバスかタクシーで30分から1時間。

イスラム地区とオールドカイロ内はほとんど徒歩で移動するこが可能です。

但し、外務省海外安全ホームページでは十分注意地域となっています。(2023年9月現在)

現地に行く時は、最新情報を確認してください。

参考URL:エジプトの首都カイロ発祥の地を巡る!世界遺産・カイロ歴史地区

カイロ歴史地区まで行って下さい。  اذهب إلى المركز التاريخي للقاهرة.

カイロ歴史地区はどこですか?  أين يقع المركز التاريخي للقاهرة؟

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』