2023年11月11日掲載
1.ヴィクトリアの滝 victoria falls
ヴィクトリアの滝(ヴィクトリアのたき)は、アフリカ大陸南東部、ザンベジ川中流部にある滝。
幅2キロメートル、落差108メートルの大瀑布で、ジンバブエ共和国とザンビア共和国の国境に位置する。
ユネスコの世界遺産に登録されている。
かつて地元のバントゥー系民族はこの滝を Shungu na mutitima と呼んでいた。
その後にこの地にやって来たマタベレ族 (Matabele) は aManz’ aThunqayo と呼んだ。
バツワナ人 (Batswana) とマコロロ人 (Makololo) は「雷鳴の轟く水煙」という意味の「Mosi-oa-Tunya」と呼んでいた。
ヨーロッパ人としてはイギリスの宣教師であり探検家でもあるデイヴィッド・リヴィングストンが1855年に見たのが最初だったと信じられている。
そこでイギリス人は当時のイギリス女王の名 Victoriaを冠して「Victoria Falls」と呼び始めた。
現在、ジンバブエにおいては「ヴィクトリアフォールズ」、ザンビアにおいてはモーシ・オワ・トゥーニャ(Mosi-oa-Tunya、「雷鳴のする水煙」という意味)が公式名称である。
世界遺産登録名はこの2つを併記している。
落差と幅の両面から見た滝の規模としては、イグアスの滝と並んで世界最大である。
この2つの滝に匹敵する規模の滝は他には無く、たとえばナイアガラの滝もこの2つと較べるとかなり小さい。
また、増水期の水量においてもイグアスと並んで世界最大級である。
なお、落差の世界一はエンジェルフォール(ベネズエラ)の978メートル、幅の世界一はイグアスの滝(アルゼンチン、ブラジル)の約4,000メートルである。
山火事と見紛うような水煙が垂直に800 – 1000メートルほど立ち上がっており、時には虹がかかる。
この様子は20キロメートル離れたところからも見える。
滝壺へと落下する膨大な水が、空気を巻き込みつつ時速150キロメートルにも達するスピードで落下するので、滝壺付近では毎秒20メートルもの風が吹いている。
[地図]
360°写真
登録年: 1989年
登録区分: 自然遺産
行き方:ビクトリア滝に行くにはジンバブエ・ザンビアの2か国からアクセスできます。
両国ともに日本からの直行便はなく、香港やヨハネスブルグなど最低2回の乗り継ぎを要します。
ジンバブエ側はビクトリアフォールズ空港、ザンビア側はリビングストン空港が玄関口。
どちらもビザが必要な国ですが、空港到着後、現地で簡単に取得が可能となっております。
ビザは、シングル、ダブルエントリー、複数回行き来ができるユニビザなど数種類あるので、行程に合ったビザを申請しましょう。
外務省海外安全ホームページでは十分注意地域となっています。(2023年9月現在)
現地に行く時は、最新情報を確認してください。
参考URL:ビクトリアの滝とは?どこにある?ツアーや行き方もご紹介
ヴィクトリアの滝まで行って下さい。 Please go to Victoria Falls.
ヴィクトリアの滝はどこですか? Where is Victoria Falls?