2024年8月28日更新
1.南アフリカの人類化石遺跡群 Fossiele menslike oorskot in Suid-Afrika
南アフリカの人類化石遺跡群(みなみアフリカの じんるいかせき いせきぐん)は、人類の進化の研究において、重要な化石人骨などが出土した遺跡群を対象とする南アフリカ共和国の世界遺産である。
1999年にスタルクフォンテイン、スワルトクランス、クロムドライなどを対象として「スタルクフォンテイン、スワルトクランス、クロムドライおよび周辺地域の人類化石遺跡群」の名称でユネスコの世界遺産リストに文化遺産として登録され、2005年にマカパン渓谷、タウング頭蓋化石出土地が追加登録された。
現在の名称に変更されたのは2013年のことである。
アウストラロピテクス属が最初に発見された遺跡を含み、アウストラロピテクス・アフリカヌスやパラントロプス・ロブストゥスなど多数の人類化石が発見されている。
このため、「人類のゆりかご」(人類発祥の地とも)と名付けられてる。
のちにルーシーやセラムの発見に代表されるエチオピアなどでの発掘と研究の進展によって、東アフリカこそ「人類のゆりかご」などといわれるようにもなったが、21世紀に入っても南アフリカでは新種のアウストラロピテクスを含む重要な化石の発見があり、「人類のゆりかご」の地位を再び取り戻すことにつながる可能性を示唆する者もいる。
住所:Kromdraai Rd, Johannesburg, 南アフリカ [地図]
360°写真(スタルクフォンテイン)
登録年: 1999年
登録区分: 文化遺産
営業時間:臨時休業
電話番号:+27 14 577 9000
ウェブサイト:
行き方:「南アフリカ人類化石遺跡群」は、南アフリカ最大都市・ヨハネスブルクから北西35キロメートルの場所に位置しています。
車で移動すると約1時間で到着します。
ミニバスなどを利用して移動することもできますが、治安が悪く危険なため、レンタカーを借りるか現地ツアーに参加することをおすすめします。
外務省海外安全ホームページでは十分注意地域となっています。(2023年10月現在)
現地に行く時は、最新情報を確認してください。
参考URL:人類発祥の地!世界遺産「南アフリカ人類化石遺跡群」に迫る!
スタルクフォンテインまで行って下さい。 Gaan asseblief Starckfontein toe.
スタルクフォンテインはどこですか? Waar is Starckfontein?
出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2.イシマンガリソ湿地公園 iSimangaliso-vleilandpark
イシマンガリソ湿地公園は、南アフリカ共和国、クワズール・ナタール州の東海岸にある自然保護区である。
ダーバンの北約275 km にあたる。
南アフリカでは3番目に大きな自然保護区で、北はモザンビーク国境から南はセント・ルシア河口のマペラネ(Mapelane)まで、海岸線280 kmにわたって存在している。
面積は3280 km2 の原生的な生態系の守られている地域で、Ezemvelo KZN Wildlifeが管理している。
公園は多くの自然保護区の集合体だが、世界遺産に登録されているのはフォールス湾公園(False Bay Park)、ソドワナ湾国立公園(Sodwana Bay National Park)、ソドワナ国有林(Sodwana State Forest)、セント・ルシア狩猟鳥獣保護区(St Lucia Game Reserve)、セント・ルシア公園(St Lucia Park)、セント・ルシア海洋保護区(St Lucia Marine Reserve)、マプタランド海洋保護区(Maputaland Marine Reserve)、ケープ・ヴィダル国有林(Cape Vidal State Forest)、東海岸国有林(Eastern Shores State Forest)、マペラネ自然保護区(Mapelane Nature Reserve)、ニャラジ国有林(Nyalazi State Forest)、シバイー淡水湖保護区(Lake Sibayi Freshwater Reserve)、海岸林保護区(Coastal Forest Reserve)の13の保護区である。
公園にはこのほかウムクゼ狩猟鳥獣保護区(uMkhuze Game Reserve)などが含まれている。
この公園は以前はグレーター・セント・ルシア湿地公園の名で知られていたが、2007年11月1日付で改称された。
「イシマンガリソ」とはズールー語で「驚異」を意味する。
住所:南アフリカ [地図]
360°写真(セント・ルシア湖)
登録年: 1999年
登録区分: 自然遺産
電話番号:+27 35 590 1633
ウェブサイト:
行き方:「イシマンガリソ湿地公園」へはリチャードベイから車で約2時間です。
アクセス方法としては観光ツアーに参加するか、ホテルなどで車をチャーターして移動する方法がおすすめです。
また、ヨハネスブルグからリチャードベイまでは飛行機で移動することもできます。
所要時間は約1時間15分。
ヨハネスブルグから車を利用すると約6時間30分かかります。
外務省海外安全ホームページでは十分注意地域となっています。(2023年10月現在)
現地に行く時は、最新情報を確認してください。
参考URL:13の自然保護区で成り立つ美しき「イシマンガリソ湿地公園」
イシマンガリソ湿地公園まで行って下さい。 Gaan na iSimangaliso-vleilandpark.
イシマンガリソ湿地公園はどこですか? Waar is iSimangaliso-vleilandpark?
出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
3.ロベン島 robben eiland
ロベン島(ロベンとう)は、南アフリカ共和国西ケープ州ケープタウンから約12km沖合のテーブル湾にある島。
ユネスコの世界遺産に登録されている。
『ロベン』は『アザラシ』を意味するオランダ語。
「監獄島」とも呼ばれハンセン病患者の隔離や政治犯の強制収容所が設置された。
現在はロベン島教会をのぞいて政府が所管し、島全体を博物館として整備、刑務所の元囚人がガイドとして案内業務を行っている。
周囲は海流が強く、脱出が困難なところを見いだされ、17世紀の終わりから島の大部分は刑務所として使われた。
当時のロベン島に収監された囚人はオランダの植民地のさまざまな政治的指導者で、南アフリカ出身者だけでなくインドネシア出身者もいた。
1836年から1931年まで、島はハンセン病患者を隔離するために使われた。
1959年以降、島は政治犯の強制収容所として使われ、アパルトヘイトの政策が行われていた時期には、ネルソン・マンデラやウォルター・シスル、ロバート・ソブクウェ等が収監された。
1996年に刑務所は閉鎖され、翌1997年には政府の管理下で博物館として一般公開され、1999年に世界遺産(文化遺産)に登録された。
住所:Robben Island, Cape Town, 7400 南アフリカ [地図]
360°写真(ロベン・アイランド・ミュージアム)
登録年: 1999年
登録区分: 文化遺産
電話番号:+27 21 409 5100
ウェブサイト:
行き方:南アフリカのケープタウンの沖合に浮かぶ小さなロベン島へのアクセス方法は、フェリーとなっています。
ケープタウンのウォーターフロント地区から約30分ほどで到着いたしますが、このフェリーがよく揺れますので船酔いが心配な方は事前に対策しておくことをおすすめします。
なおこの揺れもロベン島が「監獄島」として利用された一つの要因である強い海流によって引き起こされているものです。
またロベン島では自由行動が許されておらず、刑務所内の見学などをのぞいて大型バスでの移動となります。
ちなみにフェリーの乗り場であるケープタウンに日本から向かう場合は直行便が運航しておらず、ロンドンなどで乗り継ぎが必要となりますのでご注意ください。
外務省海外安全ホームページでは十分注意地域となっています。(2023年10月現在)
現地に行く時は、最新情報を確認してください。
参考URL:「監獄島」と呼ばれる人類の負の遺産、南アフリカの世界遺産ロベン島
ロベン島まで行って下さい。 Gaan asseblief Robbeneiland toe.
ロベン島はどこですか? Waar is Robbeneiland?
出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
4.マロティ=ドラケンスバーグ公園 Maroti-Drakensberg Park
マロティ=ドラケンスバーグ公園(マロティ=ドラケンスバーグこうえん、Maloti-Drakensberg Park)は南アフリカ共和国のウクハランバ・ドラケンスバーグ公園およびレソトのセサバテーベ国立公園を対象とするUNESCOの世界遺産リスト登録物件である。
マロティ山脈を含むドラケンスバーグ山脈の美しい自然景観や生物多様性、さらにはサン人たちが数千年にわたって残してきた数々の岩絵などの考古遺跡群という、自然・文化両面の価値が評価された複合遺産であり、グレート・エスカープメントでは最大の自然保護区を形成している。
2000年に登録された当初は南アフリカ共和国のウクハランバ・ドラケンスバーグ公園のみを対象としていたが、2013年にセサバテーベ国立公園が拡大登録されたことから、登録名称が変更となった。
レソトにとっては初の世界遺産である。
住所:南アフリカ [地図]
360°写真
登録年: 2000年
登録区分: 複合遺産
行き方:「マロティ=ドラケンスバーグ公園」へは、南アフリカとレソトのどちらからでも陸路でアクセスすることができます。
観光拠点となる街は、南アフリカから行く場合はダーバン(Durban)、レソトから行く場合は首都のマセル(Maseru)です。
日本からダーバン及びマセルまでは直行便がないので、アジアや中東、ヨーロッパなどを経由しましょう。
どちらも最短で約23時間。
ダーバンまでは乗り継ぎ1回、マセルまでは乗り継ぎ2回で行くことができます。
ダーバンからマロティ=ドラケンスバーグ公園までは北西に約230km、車で約3時間です。
マセルからは片道でも6時間程かかるので、途中宿泊をしながらゆっくり見学しましょう。
現地発着のツアーもたくさん組まれていますので、ぜひ利用してみてください。
外務省海外安全ホームページでは十分注意地域となっています。(2023年10月現在)
現地に行く時は、最新情報を確認してください。
参考URL:天空の王国・レソトの世界遺産マロティ=ドラケンスバーグ公園
マロティ=ドラケンスバーグ公園まで行って下さい。 Gaan na Maroti-Drakensberg Park.
マロティ=ドラケンスバーグ公園はどこですか? Waar is Maroti-Drakensberg Park?
出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
5.マプングブエの文化的景観 Mapungubwe Kulturele Landskap
マプングブエは、南アフリカ共和国にかって繁栄した都市である。
シャシェ川とリンポポ川の合流点のサバナに位置し、現在のボツワナやジンバブエの一部をも支配したショナ王国の前身にあたる一集団が拠点としたことで、1050年から1270年に繁栄したと考えられている。
マプングブエの都市遺跡は、現在、ユネスコの世界遺産に登録されている国立公園であり、考古遺跡である。
その遺跡としての価値と文化的景観が良好に残されているために、2003年7月に世界遺産として登録された。
マプングブエの丘は北西-南東方向にソーセージ若しくはくさびのような形状をした砂岩の丘であり、その名称は「ジャッカルの住処」を意味する。
その切り立った崖の高さはおよそ30mで、崖の上には平らな面がおよそ300mに渡って広がっている。
その崖の上およびその周辺9haには、諸説あるが、1150年頃から100年間、若しくは1220年から1290年までの70年間を全盛期とする3000~5000人の人口を抱えていた国家があったと推定される。
マプングブエが築かれたとき、K2遺跡から移ってきた人々は、マプングブエの丘の西側に住んだ。
住所:Musina, 南アフリカ [地図]
360°写真
登録年: 2003年
登録区分: 文化遺産
営業時間:06:00~18:00
電話番号:+27 15 534 7923
ウェブサイト:
行き方:世界遺産「マプングブエの文化的景観」を含むマプングブエ国立公園は、南アフリカの3つの首都の1つプレトリア(ヨハネスブルグ)から約500キロ。
ジンバブエとボツワナの国境付近に位置しています。
ヨハネスブルグからは車で約7時間、観光客であればチャーター車で向かうのが一般的です。
飛行機でリンポポ州の州都ポロクワネまで行く方法もありますが、その場合もポロクワネからの所要時間はチャーター車で4時間ほど。
バスや鉄道はないので注意してください。
外務省海外安全ホームページでは十分注意地域となっています。(2023年10月現在)
現地に行く時は、最新情報を確認してください。
参考URL:交易で栄えた南部アフリカ最古の王国!マプングブエの文化的景観
マプングブエの丘まで行って下さい。 Gaan asseblief na Mapungubwe Hill.
マプングブエの丘はどこですか? Waar is Mapungubwe Hill?