2024年6月20日掲載

バールベック

バールベック

1.アンジャル  أنجال

アンジャル(アラビア語: عنجر‎)は、レバノンの東部、ベカー高原にあるレバノン唯一の城塞都市遺跡。

ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された物件でもある。

アンジャルは、ベイルートの東、約50km、レバノン山脈の麓にある。

ウマイヤ朝のワリード1世の命により、8世紀に建設されたといわれている。

ダマスカスとベイルートの中継地点に位置して古くから繁栄。

イスラムの権力者達の保養用の宮殿、モスク、公共浴場などの跡が残る。

住所:レバノン [地図]


登録年: 1984年
登録区分: 文化遺産

行き方:世界遺産アンジャルはベイルートの東60kmほどのところにあり、遺跡の周辺には以外にも新興住宅地が広がっています。

とはいえベイルートからアンジャルへ向かう公共交通機関はなく、タクシーか地元の観光ツアーを利用する必要があります。

シリア国境まで10km程度という近さにあるため、治安上の問題から個人での行動はおすすめできません。

必ず、信用できる地元のスタッフと同行するようにしましょう。

ベイルートのラフィク・ハリリ国際空港には、日本からの直航便は乗り入れていません。

アブダビやドバイ、ドーハなどを経由して行くことになります。

外務省海外安全ホームページでは渡航中止勧告地域です。(2024年5月現在)

現地に行く時は、最新情報を確認してください。

参考URL:40年ほどで姿を消し、都市遺跡のみが残るレバノンの世界遺産アンジャル

アンジャルまで行って下さい。  يرجى الذهاب إلى عنجر.

アンジャルはどこですか?  أين هو أنجال؟

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2.ビブロス  جبيل

ビブロス(ギリシャ語:Βύβλος、ラテン文字表記:Byblos)は、レバノンの首都であるベイルートの北方約30kmにある地中海沿岸の都市。

古代にはフェニキア人の都市として栄えた。

「ビブロス」はギリシャ人がつけた呼び名で、本来は「グブラ」のちに「ゲバル」。

現在はジュベイル(Jbeil)と呼ばれている。

遺跡群はユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている。

ビブロスは、フェニキア人の発祥の地として有名。

アルファベットの元になったフェニキア文字もこの地で生まれた。

このことからアルファベット発祥の地と言われることもある。

紀元前3千年紀の前半には、守護神であるバアラト・ゲバルを祀った神殿が発見されており、フェニキア人が居住し始めたと言われている

フェニキア人は、ビブロスの東に位置するレバノン山脈に自生するレバノン杉を資源として活用した。

レバノン杉は船や建築物の資材として適しており、樹脂も利用された。

フェニキア人はビブロスからレバノン杉をエジプトへ輸出し、地中海貿易の主役へと躍り出た

後、紀元前1世紀中頃にはローマ帝国の支配下に入り、紀元395年以降この地は東ローマとなる。

東ローマは古代ローマ帝国の体制を受け継ぎキリスト教を国教としていたが、7〜8世紀にかけてのイスラム帝国やスラヴ人などの侵入により、徐々にヘレニズムとローマ法、正教会の影響を受けてビザンティン文化圏となる。

12世紀に入ると、神聖ローマ帝国からの十字軍を迎え撃つべく要塞化されるが、その後は、ベイルートなどに交易の拠点の地位を奪われ、衰退の道をたどった。

住所:4J9W+WHP, Byblos, レバノン [地図]


登録年: 1984年
登録区分: 文化遺産
営業時間:08:00~16:00
電話番号:+961 9 540 001

行き方:レバノンの首都ベイルートからビブロスのある町ジュベイルまでは約40km。

渋滞がなければ1時間程で到着します。

首都ベイルートからビブロス遺跡のあるジュベイルまでの国道は、レバノン政府の統治下にあり比較的安全です。

しかし出来る限り旅行者専用車、またはベイルートからの日帰り観光バスツアーなどを利用することをおすすめします。

外務省海外安全ホームページでは渡航中止勧告地域です。(2024年5月現在)

現地に行く時は、最新情報を確認してください。

参考URL:アルファベットの祖、フェニキア文字の故郷!レバノンのビブロス遺跡

ビブロス遺跡まで行って下さい。  اذهب إلى أطلال جبيل.

ビブロス遺跡はどこですか?  أين تقع آثار جبيل؟

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

3. バールベック  بعلبك

バールベック(アラビア語: بعلبك‎; Ba‘labakk、バアラバック)とは、レバノンの東部、ベイルートの北東約85km、ベッカー高原の中央にある古代遺跡である

ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている

バールベックとは「ベッカー高原の主神」を意味し、ここにフェニキアの神ハダド(バアル)が祀られていた事に由来するといわれ、本来はフェニキア系の神々の聖地だったと考えられる

しかし後にギリシア・ローマ系の神々と習合し、祭神はジュピター・ビーナス・バッカスと呼ばれるようになった

遺跡はこれら三神をそれぞれ祀る三つの神殿から構成されている。

世界でも有数のローマ神殿跡である

1世紀頃、ローマ帝国の手により最初の神殿が築かれたと考えられている。

2世紀から3世紀に入り、ジュピター神殿・バッカス神殿が建てられる。

中庭や柱廊などの造成もこのころのことと考えられている

コンスタンティヌス帝がキリスト教を国教と定めた後は神殿の破壊が進んだ。

バールベックの神殿も、キリスト教の教会へと役割が変わったと考えられている

7世紀、アラブ人の手に落ちる。以後、要塞化が進んだ

現在、観光と高原農業を主体とする小さな町になっている。

住所:2644+PCJ, Baalbek, レバノン [地図]


登録年: 1984年
登録区分: 文化遺産
営業時間:09:00~18:00
電話番号:+961 8 370 645

行き方:レバノンの首都ベイルートの「コーラ・バスターミナル」から、バールベック行きの乗合バスが出ています。

バールベックまでは約3時間です。

日本からベイルートのラフィク・ハリリ国際空港への直行便はありません。

イスタンブールやドバイ、アブダビなどを経由する必要があります。

外務省海外安全ホームページでは渡航中止勧告地域です。(2024年5月現在)

現地に行く時は、最新情報を確認してください。

参考URL:中東三大遺跡のひとつ!壮大で美しいレバノンの世界遺産バールベック

バールベックまで行って下さい。  اذهب إلى بعلبك.

バールベックはどこですか?  أين تقع بعلبك؟

出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』